山田錦、雄町の酒米を中心に収益性の高い土地利用型作物の経営を実現
岡山市 有限会社国定農産
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(ドローンを活用した農薬散布) |
経営規模
- 経営面積:160ヘクタール
- 栽培品目:水稲(主に酒米)、麦(もち麦、ビ-ル麦)、ハトムギ、青大豆
- 従業員:農業部門 12名、加工部門 10名
取組の経緯
昭和41年 有限会社国定農産を設立。
昭和63年 農産加工場設置し、ハトムギ製品を中心とした加工販売を開始。
平成2年 農業部門にライスセンター設置。
取組の概要
- 栽培状況
水田面積150ヘクタールのうち、酒米90ヘクタール(山田錦65ヘクタール、雄町25ヘクタール)を栽培し、60ヘクタールで主食用米、業務用米、加工用米を栽培している。
米の裏作として、もち麦を57ヘクタール(ダイシモチ8ヘクタール、キラリモチ49ヘクタール)、ビール麦を18ヘクタール。その他に、ハトムギ2ヘクタール、青大豆1ヘクタール栽培している。
酒米の品種は、山田錦と雄町で全国有数の作付規模。
健康を重視した食品や作物を育てたいと考え、3年前からもち麦に着目して栽培を始める。 - スマート農業
ドローン活用した農薬散布(70ヘクタール~80ヘクタール)を3年前から実施している。また、直進作業をアシストする、画像装置と自動操舵装置を後付け装着したトラクターを導入し、省力化と生産コストの低減化に取り組んでいる。 - 加工・販売
昭和63年に加工部門を立上げ、自社で生産したハトムギやもち麦を使った加工品の製造販売にも力を入れている。お客様の声を反映して開発したアイテムは30種類を超え、県内のスーパーやインターネットなどで販売、全国へ出荷している。国産と無添加で自然の味にこだわった商品は、安心して食べることができるとリピーターも多い。
今後の展望
- 農地の集約化とスマート農業に取り組み、さらにコスト低減を進め農地面積を200haに拡大したい。
麦は、小麦、もち麦、大麦の3種類を柱に栽培していきたい。併せて、新たな製品開発にも取り組みたい。
お問い合わせ先
有限会社国定農産
岡山市南区藤田339番地
TEL:086-296-2539
HPアドレス:https://www.hatomugi.com/
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中国四国農政局岡山県拠点地方参事官室〒700-0927
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電話:086-899-8610