真庭の畑から「HAPPY」な採れたて野菜をお届けする農業の会社です
真庭市 株式会社HAPPY FARM plus R
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経営規模
- 栽培面積:約8ヘクタール(耕作放棄地を主に活用)
- 栽培品目:露地野菜(ブロッコリー、ミニ白菜、レタス、きゃべつ等10品目)及び、いちごのハウス栽培
- 労働力:13名(パートを含む)
取組の経緯
代表取締役の奥村氏は、環境衛生企業の十字屋グループ(真庭市)にてメタン発酵プラントを担当。その後「食品残さなどを発酵してできた液肥を周りに知ってもらうには、まず自分で使ってみよう。」との思いから、耕作放棄地を活用して、5人のスタッフで十字屋ファームとして営農を開始し、独学で有機栽培管理などを研究。平成31年には独立し同社を設立。
取組の概要
- 栽培・収穫から出荷へのこだわり
株式会社HAPPY FARM plus Rでは、十字屋グループが所在する真庭市内で排出される食品残さなどの有機性廃棄物をバイオマス資源として活用し、メタン発酵によって製造されたバイオ液肥を、野菜の栽培に取り入れて、真庭市が取り組んでいるSDGs(持続可能な開発目標)につながる循環型農業を行っている。また、バイオ液肥以外に鶏糞や有機肥料など作物にあった肥料を考え野菜を生産しているほか、令和5年度に新設したいちごの加温ハウスは化石燃料を一切使用せず、薪ストーブで加温し栽培することで環境に配慮した農業を実践している。以前は30品目程度の野菜を栽培していたが、人手不足からドローンでの防除が可能な野菜10品目に絞り、省力化と効率化を実現。できるだけ新鮮な状態で消費者に届けたいとの思いから、収穫後直ちに冷蔵庫へ保存し、鮮度を保ったまま販売先へ出荷、収穫翌日には売場に並ぶようにしている。
- 女性の雇用と農福連携
従業員13名のうち9名が女性であり、今後も働きやすい勤務時間の設定や女性用トイレの設置など女性が働きやすい環境を整備し、更なる女性の雇用を推進していく。また、袋詰めやシール貼り等の出荷前の作業については障がい者に依頼しており、生産から出荷まで様々な人材が適材適所で関わる体制の構築を目指している。
- 体験、指導、販売のサポート
農業のプレゼンターとして、「高齢化が進んだ農地をどうにかしたい!」「気軽に農業を体験してみたい!」といったニーズに合わせた「農あるくらし」を提供するアグリプロデュースを展開。県内外からの農業体験の受け入れや就農歴の浅い小規模農家の野菜の買取りなど「農業のスタート」をサポートしている。
代表者からのメッセージ
- 規格外のいちごも無駄なくお客様に提供し喜んでいただけるよう、令和6年4月からアイスクリーム等のカフェをオープンいたします。
- 経営を安定させて農福連携にも取り組んでみたい。当社に関わった人が全て生きがいを感じ、幸せになれる場所を提供したい。
お問い合わせ先
株式会社 HAPPY FARM plus R(ハッピーファームプラスアール)
真庭市下方362(本社) 真庭市下河内974-1(作業場)
TEL:080-1925-7868
ホームページアドレス:https://happyfarm.co.jp/
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お問合せ先
中国四国農政局岡山県拠点地方参事官室
〒700-0927
岡山県岡山市北区西古松2丁目6-18
電話:086-899-8610