真庭の畑から「HAPPY」な採れたて野菜をお届けする農業の会社です
真庭市 株式会社HAPPY FARM plus R
(耕作放棄地でのレタス栽培状況) |
(天満屋ストアでの販売状況) |
経営規模
- 栽培面積:約4ヘクタール(耕作放棄地を主に活用)
- 栽培品目:露地野菜(レタス、キャベツ、スイートコーン等30品目)を栽培・出荷販売
- 労働力:7名(パートを含む)
取組の経緯
代表取締役の奥村氏は、環境衛生企業の十字屋グループ(真庭市)にてメタン発酵プラントを担当。その後「食品残さなどを発酵してできた液肥を周りに知ってもらうには、まず自分で使ってみよう。」との思いから、耕作放棄地を活用して、5人のスタッフで十字屋ファームとして営農を開始し、独学で有機栽培管理などを研究。平成31年には独立し同社を設立。
取組の概要
- 栽培・収穫から出荷へのこだわり
株式会社HAPPY FARM plus Rでは、十字屋グループが所在する真庭市内で排出される食品残さなどの有機性廃棄物をバイオマス資源として活用し、メタン発酵によって製造されたバイオ液肥を、野菜の栽培に取り入れて、真庭市が取り組んでいるSDGs(持続可能な開発目標)につながる循環型農業を行っている。また、化学肥料だけでなく鶏糞など有機肥料を併用しながら、作物にあった肥料を考え野菜を生産している。
できるだけ新鮮な状態で消費者に届けたいとの想いから、出荷直前に収穫し、収穫後はすぐに専用の冷蔵庫へ保存し、新鮮さをキープして販売先へ出荷、収穫翌日には売場に並ぶようにしている。 - 体験、指導、販売のサポート
農業のプレゼンターとして、「高齢化が進んだ農地をどうにかしたい!」「気軽に農業を体験してみたい!」「余った土地で野菜を育ててみたい!」といったニーズに合わせた「農あるくらし」を提供するアグリプロデュースを展開。農業体験や家庭菜園指導、個別販売など「ゼロ」からの農業のスタートをサポートしている。
また、新たな労働力の確保として「朝活」の募集を始めた。作業をしてもらい、労働への報酬は「もぎたての野菜」で来てくださった方にも喜ばれている。 - その他
前身の十字屋ファームで生産したレタスは、一般社団法人日本野菜ソムリエ協会(東京都渋谷区)が開催している「野菜ソムリエサミット」において、銀賞を3回受賞。
また、真庭市のSDGsに、パートナー企業として参加(メインゴール「11:住み続けられるまちづくりを」)。
令和2年度からは、(株)オール真庭(※)から依託を受けて野菜の育苗も取り組んでおり、基金を活用してハウス等の施設整備を行った。
※(株)オール真庭とは、真庭市内で収穫した野菜を販売する「真庭市場」(大阪府高槻市等)の事業を承継する新会社。
(平成28年3月設立)年作業と収入を確保するため、ぶどうの他に、水稲、なす及び白ねぎの栽培により経営の発展を目指していきたい。
代表者からのメッセージ
- 新型コロナウイルス感染症が発生し、農業にも大きな影響をもたらしているが、食べてくださる方々に喜んでいただくためにおいしい野菜づくりにこだわり、「新鮮さ」をアピールポイントにして消費者に届けたい
- 経営を安定させて農福連携にも取り組んでみたい。当社に関わった人が全て生きがいを感じ、幸せになれる場所を提供したい。
お問い合わせ先
株式会社 HAPPY FARM plus R(ハッピーファームプラスアール)
真庭市下方362(本社) 真庭市下河内974-1(作業場)
TEL:080-1925-7868
ホームページアドレス:https://happyfarm.co.jp/
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お問合せ先
中国四国農政局岡山県拠点地方参事官室
〒700-0927
岡山県岡山市北区西古松2丁目6-18 西古松合同庁舎3階
電話:086-899-8610
FAX:086-899-8611