もちの製造・販売や和牛の放牧で持続可能な農業に取り組む!
吉備中央町 農事組合法人大明神組合
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(もちを製造する構成員の方達) |
(真空パックされた丸もち) |
(放牧されている和牛) |
経営規模
- 栽培面積:16ヘクタール(主食用米7ヘクタール、もち米1ヘクタール、豆類(黒大豆、赤大豆、小豆) 6ヘクタール、 和牛繁殖4頭(水田2ヘクタール))
- 構成員数:集落内の19戸
取組の経緯
農業機械の共同利用組合をベースとして、「人・農地プラン」へ参画する際に法人化し、平成25年に「農事組合法人大明神組合」を発足
うるち米の生産、もち米などの生産・加工を手掛け収益を確保。牛の放牧で、草刈りなどの労働時間を短縮
取組の概要
- 主食用米、もちの生産、販売
主食用米は7ヘクタール、もち米1ヘクタールを作付け。主食用米以外に、黒大豆と加工もちの原料として赤大豆、小豆を合計6ヘクタールを作付け
主食用米は、構成員への販売以外は「ふるさと納税」の返礼品用として出荷。需要に応じた生産に取り組み、安定した収入を確保
令和2年に集落の空き家を改装したもちの加工場をオープン。地域の課題等に粘り強く取り組んでいきたいとの思いもあり、「粘り勝ち」のブランド名で、 丸もち、豆もちなどを生産し、近隣のJAや直売所で販売。また、11月~2月の週末は、月に4回、近隣のJAや直売所で、もちつきの実演販売を実施 - 和牛の放牧
法人では繁殖を目的に、現在、和牛4頭を飼育
和牛を放牧し、水田や畦畔の管理が困難になっていた急傾斜地の耕作放棄地対策として活用
水田と隣接する山林を電気柵で囲い、水田1ヘクタールと隣接する山林1ヘクタールの合計2ヘクタール程度の場所2カ所に放牧
管理は、構成員が交代で1日1回見回りを行い、牛の無事を確認する程度。 通常は水田に播種している牧草や畦畔の雑草を餌としているが、冬場は、WCSを給餌 - 法人の運営方針
生産物は、すべて法人所有とし、収支を一括して管理。作業委託や各種作業(草刈りなど)の対価を設定し、作業に参加 した構成員へ、法人から報酬を支出
事前に需要を把握し、その数字に基づいた生産を行っているため、生産、加工のロスを最小限に抑制 - その他
令和4年9月、岡山県と山陽新聞社が主催した「岡山県農林漁業近代化表彰」を受賞
代表者からのメッセージ
- 主食用米の有利販売やもちの加工・販売を行うことで収益を確保しつつ、省力・低コスト化を進め、持続可能な中山間地域の農業を模索したい。
- 法人の高齢化が進む中、現状を維持し、堅実な運営で次世代へバトンをつないでいきたい。
お問い合わせ先
農事組合法人大明神組合 TEL:090-7996-7633 |
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お問合せ先
中国四国農政局岡山県拠点地方参事官室
〒700-0927
岡山県岡山市北区西古松2丁目6-18 西古松合同庁舎3階
電話:086-899-8610
FAX:086-899-8611