このページの本文へ移動

中国四国農政局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    フォトレポート(岡山県)30年度


       中国四国農政局が携わった農林水産施策(会議、イベント等)や農山漁村の風景などを紹介しています。  

    【目次】

    3月

    SDGs未来杜市(みらいとし)真庭フォーラムの開催

    • 撮影場所:岡山県真庭市
    • 撮影日:平成31年3月10日

    ジビエ利用に関するディスカッションの様子
    ジビエ利用に関するディスカッションの様子


    市長と伊勢谷氏のトークセッションの様子
    市長と伊勢谷氏のトークセッションの様子

      SDGs未来杜市真庭フォーラム実行委員会は、平成31年3月10日、勝山文化センター(岡山県真庭市)において、「SDGs未来杜市真庭フォーラム」を開催し、真庭市内外から約720名が参加しました。

      真庭市は、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた優れた取り組みを行う自治体として「SDGs未来都市」に選定されました。本フォーラムでは、SDGsの実現を目指した真庭市民の活動発表や俳優で(株)リバースプロジェクト代表の伊勢谷友介氏と真庭市長によるトークセッションが開催されました。

      活動発表では、地域の若者らが立ち上がり、空き家活用や懐かしのお菓子の復活を通じてまちづくりに貢献する取り組みや、外国人の旅人が母国料理をふるまうことで地域住民と交流する「旅人食堂」の取り組みについて報告があったほか、ジビエカーを活用したジビエ利用に関するディスカッションが行われました。発表者からは、真庭が有する様々な地域資源を、それぞれの手法で活用している姿が生き生きと語られました。

      様々な企業とともに、社会課題を解決する取り組みを行う伊勢谷氏と真庭市長のトークセッションでは、SDGsの達成に向けた考え方が議論されました。自分が今からできることから取り組むこと、自然の中で感性を磨くことで、次世代を支える人間になり得ることが参加者と共有されました。

       

    2月

    ロボットトラクター等の実演会

    • 撮影場所:岡山県岡山市
    • 撮影日:平成31年2月15日

    実演会の様子
    実演会の様子


    無人で動くロボットトラクターの様子
    無人で動くロボットトラクターの様子

    既存のトラクターに設置すると自動操舵などが可能なシステム既存のトラクターに設置したシステム

      平成31年2月15日、岡山県岡山市東区西大寺のほ場において、農業機械メーカー6社がロボットトラクターや自動操舵アシストシステム等の実演を行い、生産者など約70名が参加しました。

      紹介されたロボットトラクターは、衛星を用いた位置情報とそれを補正して誤差を数センチメートルに留めるための移動式基地局を活用した無人で走行するトラクターです。実演では、生産者がほ場の外から操作する技術や障害物を感知すると自動で運転が停止する安全装置等が紹介されました。
      また、既存のトラクターに専用ハンドルやアンテナなどを設置することでトラクター等の自動操舵・直進アシストが可能になるシステムも紹介されました。

      参加者は、最新の自動運転技術を間近に体験し、今後の農業発展に意欲を湧かせました。

       

    1月

    真庭いきいき農林業者のつどい

    • 撮影場所:岡山県真庭市
    • 撮影日:平成31年1月18日

    大浦局長挨拶の様子
    大浦局長挨拶の様子


    真庭地域の新規就農林業者の皆様
    真庭地域の新規就農林業者の皆様   

      真庭いきいき農林業者のつどい実行委員会は、平成31年1月18日、久世エスパスランド(岡山県真庭市)において、中国四国農政局後援で「平成30年度真庭いきいき農林業者のつどい」を開催し、農林業者や行政担当者などが参加しました。

      当つどいは、地域の農林業発展のために活躍している人の取り組みを紹介するとともに、新規就農林業者の激励やテーマに合わせた講演が毎年行われています。平成30年度は、「海と山は、いのちでつながっている」のテーマに合った講演が行われました。

      新規就農林業者の激励では、ぶどうやミニトマトの新規就農者3名と木材産業などを担う4名の新規就林者から「農業を全力で楽しみたい。」「山主さんから任せられるような仕事をしたい。」などの抱負が発表されました。

       

    12月

    中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」選定証授与式を開催(一般社団法人宇治雑穀研究会)

    • 撮影場所:岡山県岡山市
    • 撮影日:平成30年12月10日

    認定証授与式の様子
    認定証授与式の様子


    認定証を手にする信原宇治雑穀研究会代表
    認定証を手にする信原宇治雑穀研究会代表   

      平成30年12月10日岡山県拠点において、中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」に選定された一般社団法人宇治雑穀研究会(以下「宇治雑穀研究会」という。) の信原秀清代表理事に対し、龍口地方参事官から選定証を授与しました。

      宇治雑穀研究会では、平成24年から高齢者でも比較的手軽に取り組みが可能なもち麦(キラリモチ)の栽培を始めています。平成25年からは、地域で問題となっていた耕作放棄地を再生し、そこに作付けを行っています。もち麦の作付面積は、平成30年に約190アールまでに増加しています。
      「キラリモチ」は、通常のもち麦よりもβ-グルカン(水溶性食物繊維)が多く含まれるもち麦です。平成28年からは、そのもち麦等を原料に「もち麦ビール」の醸造(委託)、販売が開始され、地元の酒販店やスーパー等で販売され、好評を得ています。また、「キラリモチ」の使用割合を変えた新商品も開発され、今後販売が予定されています。

      この取り組みは、耕作放棄地の解消に繋がるとともに、もち麦を使用した6次産業化(特産品)の開発により、高齢者・女性・若者の活躍する場を創出し、地域の活性化に寄与する取り組みとなっています。

       【関連URL】

    11月

    JA全農中四国広域物流センター出発式

    • 撮影場所:岡山県岡山市
    • 撮影日:平成30年11月29日

    テープカットの様子
    テープカットの様子


    デジタルアソートシステムによる仕分け作業
    デジタルアソートシステムによる仕分け作業   

      JA全農は平成30年11月29日、中国5県と四国2県(徳島県、愛媛県)を供給エリアとする、農薬の広域物流拠点「JA全農中四国広域物流センター」(岡山市南区藤田)の出発式を開催しました。
      複数の県をエリアとする広域物流センターとしては、北部九州地区に続き全国で2カ所目となり、在庫管理と配送ルートの一元化によるコスト削減や効率化、購買力強化を目指し、12月3日から本格稼働をします。

      同センターは、7県分の注文を集約後、農薬メーカーに一括発注。納品された農薬を「デジタルアソートシステム(※)」により配送先の農家ごとに仕分け、エリア内の15箇所に設置する県域中継拠点を経由し、各地域のJAや農家に配送します。

      JA全農の久保田常務理事は挨拶で、「来年には受注センターとしても稼働していく。スケールメリットによる購買力の強化と、在庫管理と物流の一元化・広域化によるコストダウンを図り、グループ一丸となって農家の所得向上を目指していきたい。」と述べられました。

      (※) 「デジタルアソートシステム」とは
      農薬のバーコードを読み取り、購入農家ごとに農薬を仕分けて段ボール箱に梱包する仕組み。誤配送の防止、作業・配送を効率化するシステム。


    ジャージー牛のお引っ越し

    • 撮影場所:岡山県真庭市
    • 撮影日:平成30年11月19日

    下山するジャージー牛
    下山するジャージー牛


    牛舎に向かうジャージー牛
    牛舎に向かうジャージー牛   

      岡山県真庭市の蒜山高原で、「ゴーゴーゴーゴー」「こーいこーい」の掛け声とともに、ジャージー牛が冬を越すため、約4キロメートル離れた牛舎へ向けて下山しました。日本一のジャージー牛産地である蒜山高原で、毎年行われている牛のお引っ越しです。

      この日は今にも雨が降りそうな天気でしたが、約40頭のジャージー牛の群れを追って、牧場スタッフ、中国四国酪農大学校の学生が「ゴー!ほら、行け!」と元気よく走り抜けました。

      ジャージー牛たちは、雪深い冬を牛舎で過ごし、来春の5月中旬頃にはおいしい草に向かって再び山を登ります。

    干し柿作り最盛期

    • 撮影場所:岡山県矢掛町
    • 撮影日:平成30年11月9日

    整然と並ぶ干し柿
    整然と並ぶ干し柿


    手作業で皮むき
    手作業で皮むき   

      矢掛町小田の山ノ上地区で、10月23日から特産の干し柿作りが始まり、最盛期を迎えました。

      干し柿作りは、原料となる西条柿の皮を一つ一つ手作業でむき、ひもに吊るしていきますが、通常縦に吊るすところをここでは横に吊るしていきます。約40日干した後、12月頃から出荷され、地元の直売所などで販売されます。今年も約5万個の出荷を予定しています。

      この地区は干し柿作りに適した気候であり、昔から干し柿作りが盛んで、干し柿は矢掛町の特産品にもなっています。

      平成30年12月23日(日曜日)には、山ノ上公会堂で「第20回山ノ上干柿まつり」が開催されます。

      【関連URL】

     

    10月

    作州黒枝豆の出発式

    • 撮影場所:岡山県奈義町
    • 撮影日:平成30年10月10日

    出発式の様子
    出発式の様子


    出荷される黒枝豆
    出荷される黒枝豆   

      平成30年10月10日、黒大豆の産地として有名な岡山県北部勝英地域で黒大豆枝豆の出荷が始まりました。

      勝英地域では特産物として黒大豆の栽培が盛んで、平成19年より「作州黒枝豆」のブランドで知られています。

      本年は184戸の農家が栽培を行っており、夏場の猛暑や相次ぐ台風で収量の低下が懸念されるものの今月下旬頃まで収穫が行われる予定です。

      本年最初の枝豆は10月11日に開場した豊洲市場など東京の市場に向けて出荷されており、そのほか京阪神地域等の市場へも出荷されています。

    9月

    新高梨の出荷が始まりました

    • 撮影場所:岡山県津山市
    • 撮影日:平成30年9月28日

    出荷された新高梨
    出荷された新高梨


    JAつやま久米選果場での選果の様子
    JAつやま久米選果場での選果の様子   

      平成30年9月28日から、県内指折りの産地である津山市久米地区(JAつやま久米選果場)で、新高梨の出荷が始まりました。
      この日は、翌日からの台風の影響が心配されたことから、例年の出荷初日と比べて多くの出荷がありました。

      今年は、7月の豪雨の後は水不足と天候に悩まされ、品質が心配されましたが、やや小玉傾向ではあるものの実の着きは良く、また、少雨であったため逆に病気は少なくて糖度も高く、芳醇で甘さ十分と出来栄えは上々です。

      出荷は10月上旬をピークに10月下旬まで続く見込みで、津山、岡山、福山方面へ市場流通するほか、地元の道の駅での販売や地元の学校給食にも提供されます。

    6月

    第5回作州草刈りオリンピックへの参加

    • 撮影場所:岡山県美作市
    • 撮影日:平成30年6月30日

    開会式の様子
    開会式の様子


    草刈り作業の様子
    草刈り作業の様子   

      平成30年6月30日、岡山県美作市滝地区内で、草刈機を使用して刈り払いの速さ及び美しさを競う「第5回作州草刈りオリンピック」が開催され、市内外から42チーム(84名)が出場し、岡山県拠点からも2チームが参加しました。

      本大会は、農林水産省等の後援により、地域の自然環境を尊び、保全するとともに、開催地域住民との交流及び親睦を図ることを目的に開催されています。

      大会前日からの雨で開催が危ぶまれましたが、競技前には雨もやみ、出場者らは、自慢の道具を手に奮闘し、大汗をかきながら高く伸びた草の刈り取り・集積作業に励み、里山の景観を取り戻していきました(結果は残念ながら入賞できませんでした)。

    西粟倉村に新建材CLTの公衆トイレが完成

    • 撮影場所:岡山県西粟倉村
    • 撮影日:平成30年6月12日

    CLT公衆トイレ
    「道の駅あわくらんど」に完成したCLT公衆トイレ


    木回廊
    道の駅からトイレに続く木回廊   

      岡山県は、森林資源の有効活用につながる新しい建築材料として注目されるCLT(直交集成板)を普及させるため、産学官連携して「おかやまCLTリーディングプロジェクト」に取り組んでいます。このプロジェクトの一環として、平成30年4月27日、西粟倉村の「道の駅あわくらんど」に新建材CLTを使用した公衆トイレが完成しました。

      このトイレは、木造平屋建て約200平方メートルで県産杉のCLTを全体の約8割使用し、男性用トイレ、女性用トイレ、多目的トイレ(2ヶ所)のほか、女性用にはパウダーコーナー等を設置した多目的な公衆トイレとなっています。

      「道の駅あわくらんど」は、山陰と山陽を結ぶ中間地点として、鳥取自動車道西粟倉ICに隣接し利便性が良く、旅行者の移動途中の休憩をはじめ、地域の人などが立ち寄る道の駅で、多くの人がこの多目的公衆トイレを利用しています。

    二条大麦の収穫

    • 撮影場所:岡山県岡山市
    • 撮影日:平成30年6月7日

    収穫間近の二条大麦
    収穫間近の二条大麦


    二条大麦の収穫
    二条大麦の収穫   

      岡山市南部ではビールの原料となる二条大麦の収穫が進んでいます。岡山県の平成29年産二条大麦の作付面積は2,100ヘクタール、収穫量は7,570トンで、ともに全国第4位となる全国有数の産地です。

      しかし、今年は1~2月の低温や3~5月の天候不順の影響などで生育が遅れたため、収穫作業も遅くなったそうです。

      6月になって梅雨入りしましたが、6月中旬からは田植作業も始まるので、収穫作業は梅雨の晴れ間に進められます。

      

    5月

    三徳園のリニューアルオープン

    • 撮影場所:岡山県岡山市
    • 撮影日:平成30年5月17日

    研修交流館内の展示スペース
    研修交流館内の展示スペース


    研修農場の一角
    研修農場の一角   

      平成30年4月21日、農業の担い手の育成や幅広い交流の場として岡山県立青少年農林文化センター三徳園がリニューアルオープンし、研修交流館と研修農場が新設されました。

      研修交流館内には、岡山県農業の変遷が学べる古農具などの展示スペースや最大120人が収容可能な会議室、シャワーが完備された更衣室があります。また、2階には県の就農相談窓口が設置され、就農や農業経営の相談を受け付けています。

      研修農場では、新規就農者や農業者の技術向上を目的としたモモ、ブドウ、野菜などの栽培研修や農業体験等が行われます。

      

    4月

    ドローンによる作業の効率化

    • 撮影場所:岡山県岡山市
    • 撮影日:平成30年4月26日

    農薬散布の様子
    農薬散布の様子


    農薬散布に使用したドローン
    農薬散布に使用したドローン   

      岡山市の(有)国定農産では、圃場での薬剤等の散布作業の効率化を図るため、昨年からドローンを導入しています。

      今回はビール麦の赤カビ病防除を行いました。

      通常ドローンは水稲や麦等の肥料や農薬の散布に使用していますが、昨年は稲刈り時期に雨が多かったため、風圧を利用して稲刈り前の露払いなどに使用し、稲刈り作業の効率化を図りました。

      ドローンを導入したことで、従業員の作業負担も軽減され、作業の効率化が図られているとのことです。


    新入女子社員入社

    • 撮影場所:岡山県岡山市
    • 撮影日:平成30年4月24日

    今年の入社式の様子
    今年の入社式の様子(新入社員のあかねさんは
    右から3番目)


    ひよこさんちの直売所
    (株)卵娘庵の直売所「ひよこさんちの直売所」   

      株式会社卵娘庵(らんこあん)に今年も新入女子社員が入社しました。同社は養鶏と食品加工を行っており、国の六次産業化の総合化事業計画の認定を受けています。

      4月24日、同社を訪問して新入社員のあかねさんにお話を聞きました。

      あかねさんは、在学中は食品科学を専攻していましたが、養鶏にも興味があり、同社に入社。入社後は、養鶏と食品加工の仕事をするそうです。

      「まずは仕事に慣れて、早く一人前になることが目標。」と話してくれたあかねさん。

      新たに就農した未来の農業を担う若者の今後に期待します。

    お問合せ先

    中国四国農政局岡山県拠点地方参事官室
    〒700-0927
    岡山県岡山市北区西古松2丁目6-18 西古松合同庁舎3階
    電話:086-899-8610
    FAX:086-899-8611