令和3年度
鳥取県拠点が携わった農林水産施策(会議、イベント等)や農山漁村の風景などを紹介しています。
|3月|12月|11月|10月|8月|7月|6月|5月|4月|
3月
芝王国とっとり!高品質の芝をお届けします
撮影場所:鳥取県琴浦町 撮影日:令和4年3月24日
 出荷最盛期の鳥取県産の芝
 スピーディにテンポよく。まさに職人技
 「芝王国とっとり」の看板と中本組合長
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鳥取県は、茨城県についで国内第2位の作付面積を誇る、芝の一大生産地。特に北栄、琴浦、大山の三町で盛んに生産されています。出荷最盛期のこの時期、産地の一つ琴浦町内のほ場では、黙々と芝の出荷作業を行う生産者の姿がありました。
「日本で一番品質の高い芝を作っていきたい。」と話すのは、鳥取県芝生産組合の組合長 中本昭典さん。高品質の芝を生産するための秘訣を伺うと「産・官・学がしっかりと連携していることが、鳥取県の芝生産の基礎となっている。芝の栽培暦を作成し、生産者はこの栽培暦に沿った栽培を行う。関係機関の指導が徹底していることで、品質の高い鳥取県産の芝を全国に送り出すことができる。」とおっしゃいます。
テレビ番組に出演した鳥取県知事が『鳥取県は芝王国だ』とトップセールスする鳥取県産の芝。出荷のピークは、5月末ごろまで続きます。
【関連リンク】(鳥取県芝生産組合) https://kensiba.jp/(外部リンク)
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鳥取大学農学部附属フィールドサイエンスセンターとの意見交換
撮影場所:鳥取県鳥取市 撮影日:令和4年3月1日
 山根総括農政推進官による説明
 農場について話される岩下氏
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令和4年3月1日、鳥取県拠点は鳥取市において、鳥取大学農学部附属フィールドサイエンスセンターと意見交換を行いました。
フィールドサイエンスセンターは、鳥取市内に2つの農場があり、水稲、野菜、果樹、畜産等多くの作物等について、学生が週2回程度実習演習に参加しており、農家出身の学生も少ない中、農業に触れてもらう場となっているとのこと。また、岡山県真庭市には教育研究林も所有しています。
農場は、現在水稲などで一部特別栽培に取り組んでいますが、ほとんどが慣行栽培であり、今までと同じ農業が続けられるのかとの不安もあり、今後は国が策定した「みどりの食料システム戦略」に従った取組を行っていきたいとの意見がありました。
【関連リンク】(鳥取大学農学部附属フィールドサイエンスセンター) http://muses.muses.tottori-u.ac.jp/facilities/FSC/index.html(外部リンク)
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12月
農業大学校生が有機農業の農家研修を受講
撮影場所:鳥取県鳥取市 撮影日:令和3年12月9日
 有機農業を説明する梅實氏
 研修の様子
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12月9日、鳥取県立農業大学校作物コースで主に水田農業を学んでいる7名の学生が、鳥取市気高町で水稲を中心に有機農業に取り組む気高オーガニック倶楽部代表梅實一夫氏を訪ね、有機農業について研修を受けました。
梅實氏は、有機農業を始めたきっかけから、有機米づくりの鍵となる雑草対策や販売におけるお客様との信頼や絆づくりなどを説明されました。学生からは、雑草対策における水管理の方法、堆肥の使用状況、販路確保など様々な質問が出され、大変活発な研修会となりました。
なお、この研修には中国四国農政局鳥取県拠点も参加し、みどりの食料システム戦略について説明を行いました。
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「地域で取り組むスマート農業機械導入支援事業説明会」開催
撮影場所:鳥取県北栄町 撮影日:令和3年12月9日
 中国四国農政局からの事業説明
 熱心に耳を傾ける関係者
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令和3年12月9日、鳥取県北栄町の鳥取県園芸試験場講堂で「地域で取り組むスマート農業機械導入支援事業説明会」が開催されました。
この事業は、国が令和3年度補正予算で打ち出した「スマート農業の全国展開に向けた導入支援」を受け、鳥取県が令和3年度補正予算で取り組む事業で、スマート農業機械の共同利用及び一括発注による導入を支援するものです。説明会は、国及び県の事業をいち早く関係者に周知するため、県主催で開催されました。
集まった約20名のJAや県関係者からは、中国四国農政局職員の説明を受けた後、事業について多くの質問が出されました。
また、県担当者からは、燃油価格の高騰に備える「施設園芸セーフティネット構築事業」の説明や、今年、県内で多発している農作業事故の防止についての啓発が行われました。
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11月
らっきょう女子×狩猟女子との意見交換
撮影場所:鳥取県鳥取市 撮影日:令和3年11月17日
 農林水産省の施策を説明
 猟師目線で鳥獣害対策を語る
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令和3年11月17日、鳥取県拠点は、鳥取市福部町で、梨とらっきょうを生産するらっきょう女子会の代表山根貴世子さん、濱田香さん、猟師の鳥取市国府町在住山本暁子さん、大山町在住池田幸恵さんと意見交換を行いました。
意見交換では、鳥獣被害対策とジビエ利活用の推進、らっきょう女子会の活動、新型コロナウィルス感染症拡大による観光農園への影響、女性活躍の推進などについて、和やかな中で活発な意見が交わされました。
この意見交換を受け、今後は生産者と猟師が連携を強化して取組んでいくことが重要であることが確認されました。
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花御所柿初出荷
撮影場所:鳥取県八頭町 撮影日:令和3年11月17日
 GI表示された2キロ箱
 選りすぐりの大玉果実
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令和3年11月17日、鳥取県八頭町のJA鳥取いなば郡家柿選果場において、地理的表示(GI)保護制度登録されている「花御所柿」の出荷が開始されました。
選果場長の細田氏によると「果実はやや小ぶりであるものの、高糖度に仕上がっています。本年はブランド化の取り組みとして、4Lサイズのものから色・形など外観の最も優れたものを選りすぐり、1週間程度置き、食べ頃としたものを一箱2個入で販売を予定しています。」とのことでした。
JA鳥取いなばでは、花御所柿を12.6ヘクタール、88戸の生産者が栽培しています。令和3年11月17日から12月中旬までの間に約100トン、5,000万円を目標に出荷を計画しているとのことでした。
【関連リンク】 JA鳥取いなばホームページ(外部リンク)
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「自信をもって作り上げた長芋・ねばりっこ」令和3年産長芋・ねばりっこ初出荷出発式
撮影場所:鳥取県北栄町 撮影日:令和3年11月11日
 一新された選果施設
 出発式セレモニー
 特産ねばりっこ
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令和3年11月11日、鳥取県北栄町のJA鳥取中央長芋集荷場において、長芋・ねばりっこ初出荷出発式が開催されました。ねばりっこは、鳥取県園芸試験場で開発育成された、ねばりが強く、肉質がち密で、果肉が白いことが特徴の長芋で、北栄町に広がる北条砂丘において栽培されています。
JA鳥取中央の蔵増専務から「今年は7月の豪雨等の天候不順により生育を心配したが、小振りながらとても美味しいねばりっこを生産することが出来た。消費者の皆様に是非食べていただきたい。」と挨拶があり、その後、参加者がテープカットとくす玉割りで初出荷を祝いました。
JA鳥取中央長芋生産部会によると、本年は103名の生産者が33.8ヘクタールで長芋・ねばりっこを栽培しており、約4億円の販売を目指しているとのことです。
関連リンク JA鳥取中央ホームページ(外部リンク)
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北栄町特産「ねばりっこ」の収穫作業
撮影場所:鳥取県北栄町 撮影日:令和3年11月11日
 重機で砂地を掘り起こし
 溝に入り手で掘り上げる竹本さん
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鳥取県北栄町の北条砂丘地帯は、西日本有数の長いも産地となっています。その砂地を活かして栽培している「ねばりっこ」は、鳥取県園芸試験場が育成した品種で、長いもに比べ粘りが強く、太くて短いのが特徴です。
竹本健二さんのほ場では、ねばりっこを130アール栽培しており、重機を使って砂地を掘り起こした後、研修生の松田宗汰さんが、手で丁寧に一本づつ掘り上げていました。ねばりっこに傷がつかないよう、砂がついた状態のままでコンテナに入れて、JA鳥取中央長芋集荷場へ持ち込みます。
竹本さんに今年のねばりっこの作柄について伺ったところ「7月の大雨とその後の干ばつなど、天候不順で大変な年だったが、こぶりながら良いねばりっこに仕上がった。」と話されました。 竹本さんと研修生の松田さんは「二人三脚」で、来年3月まで、収穫作業を続けます。
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統計調査へのご協力に対し大臣感謝状を贈呈しました
撮影場所:鳥取県倉吉市 撮影日:令和3年11月16日
 「感謝状」を受け取る森嶋誠美氏
 (左から)小菅地方参事官、森嶋氏
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農林水産省では、毎年10月18日の「統計の日」の記念行事として、統計調査に永年ご協力いただいた調査客体や極めて優秀な調査員へ感謝状の贈呈を行っています。
令和3年11月16日、農業経営統計調査農家として20年間ご協力をいただいている森嶋誠美氏(三朝町)に感謝の意をお伝えするため、小菅一也地方参事官より農林水産大臣感謝状を贈呈しました。 今年度、鳥取県では、農林水産大臣感謝状を5名、中国四国農政局長感謝状を17名の方に伝達しました。
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らっきょうの花が見ごろ!
撮影場所:鳥取県鳥取市 撮影日:令和3年11月2日
 一面に広がる砂丘畑
 らっきょうの花
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鳥取市福部町内の鳥取砂丘に隣接した砂丘畑で、平成28年3月に地理的表示(GI)保護制度(注)に登録された、「鳥取砂丘らっきょう、ふくべ砂丘らっきょう」の薄紫色の花が満開を迎えており、鳥取の代表的な秋の風物詩となっています。
今年も、7月中旬から9月上旬までの炎天下のなか、福部らっきょう生産組合の会員61名が約114ヘクタールの砂丘畑で、種球を一株一球丁寧に植え付けされ、来年5月下旬頃から収穫される予定です。収穫されたらっきょうは、シャキシャキとした食感と色白の外観が好評で全国に出荷されることとなっています。
なお、花の見ごろは、11月15日頃までとなっています。
注:地理的表示(GI)保護制度とは、特定の産地と品質等の面で結び付きのある農林水産物・食品等の産品の名称(地理的表示)を知的財産として登録し保護する制度。
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10月
スマート農業技術実演会に参加
撮影場所:鳥取県南部町 撮影日:令和3年10月18日
 食味・収量コンバイン
 自動操舵管理機
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令和3年10月18日、鳥取県南部町(株)福成農園実証圃場でスマート農業技術実演会に参加しました。
鳥取県担当者によると、(株)福成農園スマート農業実証コンソーシアムでは、「次世代につなぐ水稲・白ネギを柱にした中山間地域水田複合経営モデル実証」に取り組んでおり、農業の「ユニバーサルデザイン化」「データの見える化」を実現するため、食味・収量コンバイン、直進キープ田植機、自動操舵システムによる白ネギ土寄せ管理機及び圃場環境モニタリングのデータ取得装置等を導入してスマート農業実証プロジェクトを推進しているとのことでした。
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手作りのツリーハウスから棚田が見える
撮影場所:鳥取県南部町 撮影日:令和3年10月7日
 ツリーハウス
 ウッドデッキから見た風景
 坂本施設長とスタッフ
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南部町のいくらの郷は社会的参加が難しい状況になっている若者が、豊かな自然環境の中、農林業体験や加工品づくりなどをとおして、社会復帰を支援する施設です。
今年の3月にはボランティアや地域の方の協力のもと、3年かけて大山や棚田の水田が一望できるツリーハウスを完成されました。
山林の切り拓き、製材、建築などたくさんの困難を乗り越えての完成は、通所者に最後までやり遂げた成功体験と充実感、社会復帰への自信を得てもらえる取り組みとなりました。
今後も、農林業を中心とした活動、地域住民との交流等を通して、社会復帰や就労確保に向けた取り組みを支援してまいりますとのことでした。
関連リンク 地域共生社会実現拠点「いくらの郷」(外部リンク)
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鳥取発 輝太郎(甘かき)のシーズン到来!
撮影場所:鳥取県八頭町 撮影日:令和3年10月6日
 収穫期を迎えた輝太郎の樹園地
 糖度が高く大玉の果実
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鳥取発の新品種、早生の甘かき「輝太郎」の出荷が最盛期を迎えています。
JA鳥取いなばの担当者によると「4月の霜害により収穫量が若干減少するものの、糖度が高く大玉になりました。県外では高級果実店の店頭にも陳列される輝太郎ですので是非味わってみてください。また、管内では、輝太郎を皮切りに、西条、富有、花御所と連続して出荷しますので、今後も味の違いを確認してください。」とのことでした。
JA鳥取いなばでは、令和3年9月27日から10月22日の間、117戸の生産者が栽培した輝太郎を京阪神や首都圏等に22,500箱(1箱約3キログラム)の出荷を計画しているとのことでした。
関連リンク JA鳥取いなばホームページ(外部リンク)
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8月
梨のシーズン到来!選果作業真っ最中です
撮影場所:鳥取県湯梨浜町 撮影日:令和3年8月22日
 選果作業風景
 光センサー
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鳥取県の特産品「日本なし」(二十世紀梨(生産量全国1位)、新甘泉(しんかんせん)(鳥取県オリジナル品種)など)の収穫、出荷作業が最盛期を迎えています。
県内主力産地のひとつであるJA鳥取中央東郷梨選果場では、コロナ対策や熱中症対策をとりながら、集荷した梨を重量別や光センサーにより色、糖度等の計測を行ったのちに箱詰めし、京阪神や首都圏等へ出荷しています。
今年の梨生産は、例年になく早い時期の交配作業、4月の霜、ひょうによる被害、7月豪雨、8月の台風襲来による落果等、厳しい気象条件下での栽培となりましたが、8月17日に行われた二十世紀梨の査定会では、大玉で甘い梨(平均重量約400グラム、平均糖度10.9度)に仕上がっているとのこと。
農家のみなさんが愛情込めて育て上げた、鳥取の梨。コロナ禍の中で、故郷を想いながら味わってみませんか?
関連リンク JA鳥取中央ホームページ(外部リンク)
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露地「二十世紀梨」の初出荷式
撮影場所:鳥取県湯梨浜町 撮影日:令和3年8月22日
 初出荷式テープカット
 鳥取の秋の味覚二十世紀梨
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令和3年8月22日、鳥取県湯梨浜町のJA鳥取中央東郷梨選果場において、鳥取県を代表する秋の味覚、東郷二十世紀梨の初出荷式が開催されました。
湯梨浜町の宮脇町長、JA鳥取中央の栗原組合長及び東郷果実部の寺地部長から挨拶があり、その後、参加者がテープカットで初出荷を祝いました。
JA鳥取中央湯梨浜営農センター果実園芸課によると、「本年は、度重なる自然災害に見舞われたが、東郷らしい大玉で味ののった美味しい梨を収穫することが出来ました。115年にわたる深き歴史を味わっていただけるよう、愛をこめて、東郷から全国の皆様へ『ふるさとの秋』を送りたい。」との事です。
関連リンク JA鳥取中央ホームページ(外部リンク)
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7月
大学生とパン屋さんが体験イベントを開催
撮影場所:鳥取県八頭町 撮影日:令和3年7月24日
 学生サークル「旬むすび」のメンバー
 オリジナルサンドイッチをがぶり!
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令和3年7月24日、八頭町のパン屋「もりのひと」で、鳥取大学の農業サークル「旬むすび」が育てた野菜と、「もりのひと」が作ったパンを使って、オリジナルサンドイッチを作る体験イベントが行われました。
このイベントで好評だったサンドイッチは「もりのひと」で商品化するというもので、今回が初めての試みです。
「もりのひと」代表の関口氏は、「自分で作れるものは自分で。無くて良いものは使わない。」との考えから、天然酵母を使用し、乳製品や油、卵も一切使用せずにパンを製造されており、「このイベントを通じて森と人をつなげたい。」と話していました。
「旬むすび」の寺田代表は、「今回考案したサンドイッチが商品化されることを楽しみにしている。今後も継続して取り組んでいきたい。」と抱負を語っていました。
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青パパイヤを地域の特産品に
撮影場所:鳥取県倉吉市 撮影日:令和3年7月13日
 生育中のパパイヤ
 パパイヤ畑
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令和3年7月13日、鳥取県立倉吉農業高等学校において、生物科野菜専攻の生徒が栽培している、青パパイヤの生育状況を確認してきました。
畑では、5月中旬に定植した苗が、草丈70センチ程度に成長していました。栽培が比較的容易なパパイヤは、農作業の省力化及び耕作放棄地対策として期待されており、県内外から視察に訪れるなど、活用の広がりが見られます。
校長先生は、「この取組は4年目となり、本年はカニ殻から抽出した「キトサン」を散布するなど栽培技術の実証を進めている。青パパイヤ果実の収穫後は、調理実習を行いレシピも開発している。
また、葉を利用してお茶等の商品化を行うなど加工品の開発にも取り組んでいる。今後も、普及に向け育苗数を増やすと共に栽培指導等を行っていきたい。」と話されました。
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6月
大栄西瓜初出荷式
撮影場所:鳥取県北栄町 撮影日:令和3年6月8日
 夏の主役大栄西瓜
 初出荷セレモニー
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令和3年6月8日、鳥取県北栄町のJA鳥取中央大栄西瓜選果場において、地理的表示(GI)保護制度登録されている「大栄西瓜」(だいえいすいか)の初出荷セレモニーが開催されました。
JA鳥取中央の栗原組合長から、「今年は梅雨入りが早くて日照を心配したが、糖度が高く、シャリ感のある大玉の西瓜になった。どれをとっても美味しいので消費者の皆様に是非食べていただきたい。」と挨拶があり、その後、参加者がテープカットとくす玉割りで初出荷を祝いました。
JA鳥取中央大栄西瓜組合協議会によると、本年は214戸の生産者が165.6ヘクタールで栽培しており、京阪神を中心に60万箱(1箱約15.5キログラム)の出荷、21億円の販売を目指しているとのことでした。
関連リンク JA鳥取中央ホームページ(外部リンク)
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5月
保育園児のミニトマト収穫体験
撮影場所:鳥取県米子市 撮影日:令和3年5月28日
 作本さんから説明を聞く園児たち
 ミニトマトの収穫を楽しむ
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鳥取県米子市のさくもと農園でミニトマトの収穫体験が行われ、地元の保育園児たちが参加しました。
収穫体験は、保育園児と保育園関係者の26名が参加して賑やかに行われ、トマトが嫌いだと言っていた園児も、いざ収穫体験が始まると自分で収穫したトマトを美味しそうに頬張っていました。
この収穫体験を企画したさくもと農園園主の作本哲也さんは、東京都から鳥取県米子市へIターン後、日南町の農業法人で5年間トマト栽培について学び、4年前に独立されました。
作本さんは、「現在、コロナウイルス感染症の影響で子供たちの体験行事が減少する中、この収穫体験を通じて、農業に少しでも興味を持ってくれれば有り難い。」と話されていました。
関連リンク さくもと農園インスタグラム(外部リンク)
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倉吉市の西瓜の生育状況
撮影場所:鳥取県倉吉市 撮影日:令和3年5月19日
 岸本倉吉西瓜生産部会長
 出荷を待つ西瓜
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倉吉西瓜生産部会岸本健志部会長の3ヘクタールの圃場では、6月上旬の初出荷を目指して「倉吉西瓜」が順調に生育しています。
「こんなは、6月のはじめ頃には出荷できると思うよ。」と大きく育った西瓜を見せて下さいました。
鳥取県中部は、地理的表示GI登録されている「大栄西瓜」を始め、「極実(ごくみ)西瓜」「東伯がぶりこ」など県内でも有数の「西瓜の名産地」です。
倉吉西瓜生産部会では、近年、県内外からの就農希望者が増えていることから、生産者自らが「親方」となって研修生を受入れて指導するなど、担い手を増やす取組も行っています。
「大切に育てた西瓜を消費者のもとに届けたい。」 出荷するその日まで、西瓜農家の皆さんの作業は続きます。
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二十世紀梨の小袋掛け
撮影場所:鳥取県東伯郡湯梨浜町 撮影日:令和3年5月19日
 小袋掛けした梨
 ひょうの被害を受けた幼果
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鳥取県湯梨浜町では、特産の二十世紀梨の栽培が盛んで、現在、直径2センチ程度に育った梨の小袋掛け作業が行われています。
梨畑で作業中の農家の方にお話を聞きました。
「今は、摘果作業が終わって小袋を掛けているが、4月中旬に降ったひょうやあられが、幼果に当たり、被害を受けた。これから、小袋の上にさらに袋を掛ける作業を行い、9月初旬の収穫まで、大切に育てて行きたい。」と話されていました。
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JA鳥取中央らっきょう初出荷式
撮影場所:鳥取県東伯郡北栄町 撮影日:令和3年5月19日
 箱詰めされるらっきょう
 根付きらっきょう
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JA鳥取中央らっきょう共同乾燥施設で「らっきょう」の初出荷式が行われました。
令和3年産は、JA鳥取中央らっきょう生産部会の生産者165人が59.3ヘクタールで作付けしています。
昨年末の積雪で生育が滞ったものの、1月中旬以降は気温が上がり生育が回復したことから、平年並みの収量が期待されており、計画では890トン、5億8000万円分の出荷、販売を目指しています。
JA鳥取中央栗原隆政代表理事組合長から「吉本のお笑い芸人「ガンバレルーヤ」のPOPやJA鳥取中央のオリジナルソング、SNSを活用し、大きく発信していきたい。コロナ禍で家庭での食事が増える中で、今年は、ぜひ各家庭でらっきょうを漬けていただきたい。」と挨拶がありました。
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鳥取県立農業大学校での施策説明
撮影場所:鳥取県倉吉市関金町 撮影日:令和3年5月13日
 小菅参事官の講義
 講義風景
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鳥取県拠点では、令和3年5月13日、鳥取県立農業大学校において、農業経営学科の2年生21名を対象に「食料・農業・農村をめぐる課題と施策」と題して施策説明を行いました。
講義では、農業の現状をはじめ、新たに農業者となる方への国の支援策、最近話題のスマート農業や6次産業化、輸出の取組など地元の事例の紹介を交え説明しました。
学生からは「新たに農業を目指す人が入りやすい産業になりつつあると感じた。」、「いろいろな事に補助が用意されている事を知り、安心した。」などの感想が寄せられました。
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4月
「JA全農とっとり野菜広域センター」竣工式
撮影場所:鳥取県大山町 撮影日:令和3年4月14日
 関係者によるテープカット
 鮮度維持のため氷詰めに
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令和3年4月14日、鳥取県大山町八重の「JA全農とっとり野菜広域センター」で、関係者を集め竣工式が行われました。
当センターは鳥取県中部・西部地区のブロッコリーを集出荷する施設です。
選果選別、箱詰め作業など、生産者の出荷にかかる労力の軽減が図られるとともに、今後の商品の安定供給と、更なる販路拡大へ期待が高まっています。
一日の処理能力は1箱6キログラムを最大2,500箱となっています。
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「梨の花」が咲きました
撮影場所:鳥取県倉吉市 撮影日:令和3年4月8日
 白く可憐な花弁
 梨の樹
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鳥取県は、日本でも有数の梨の生産地で、「二十世紀梨」を始め、多くの品種が栽培されています。
今年は、3月後半に気温の高い日が続いたことから、例年になく開花が早いとのことです。
例年、露地物の梨の出荷は8月下旬頃から始まります。農家のみなさんは、出荷の日まで、交配、摘花、摘果、袋掛け作業など、品質の良い梨を作るための作業を続けます。
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