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中国四国農政局

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    平成29年度農林水産情報交流ネットワーク事業モニター交流会の概要

    開催日時及び場所

          日時:平成30年2月7日(水曜日)
          場所:岡山第2合同庁舎2階 共用第2会議室(岡山市北区下石井1丁目4番1号)

    参加者

          情報交流モニター  15名(生産者モニター4名、流通加工業者モニター2名、消費者モニター9名)
          外部講師2名(株式会社ニッカリ)
          中国四国農政局5名(北池隆局次長他4名)

    開催内容

       テーマ  「スマート農業の現状と取組状況及び課題について」
    1. スマート農業の実現・普及に向けた課題について(情報提供:中国四国農政局企画調整室)
    2. アシストスーツの取組事例、デモンストレーション(株式会社ニッカリ)
    3. 意見交換会   

    交流会の概要

    局次長のあいさつの概要

       農業の体質強化のためには労働力・担い手の確保を図っていくことが求められていることはいうまでもないわけでありますが、併せて、ロボット技術やICT(情報通信技術)等の先端技術を活用した作業の超省力化や高品質生産等を可能とする新たな農業であるスマート農業を進め、労力の軽減化を図ることが重要となってくるとのあいさつを行った。









       北池農政局次長の挨拶
       北池農政局次長の挨拶


    情報提供及び講演の概要

    《情報提供》
    中国四国農政局 企画調整室
    「スマート農業の実現・普及に向けた課題について」
       スマート農業の概要を解説後、将来像について、農林水産業・食品産業分野における課題から、ICT、ロボット技術を活用した農業への可能性や「中国四国食料・農業・農村情勢報告」(先端技術で農業を変えていく)特集編からの事例紹介や意識・意向調査結果から、農業者の認知状況等について説明した。









       企画調整室から情報提供
       企画調整室から情報提供

    《 講 演 》
    (株)ニッカリ 国内営業部 高取管理課長、国内営業部 一氏西日本営業所長
       アシストスーツの取組事例として、背景及び経緯・特徴について説明いただき、その後「パワーアシストスーツ」、「腕楽っく」のデモンストレーションとして、実際装着していただきながら、効果について講演された。

    アシストスーツの紹介   アシストスーツの紹介
    アシストスーツの装着   アシストスーツの装着
    アシストスーツの実演   アシストスーツの実演
    腕上げ作業補助器具の装着    腕上げ作業補助器具の装着

    意見交換会の概要

       意見交換会では、新たな農業の取組である「スマート農業」について理解の増進と共通認識を図ることや、アシストスーツ等具体的取組事例を紹介しながら、これらの新たな技術をどう考えているかについて、以下のような意見が出された。

    生産者モニターからの意見

       農作業をすべて記帳していくソフトを導入しデータ化することで、10年後を見据えている。水稲の防除作業では、今までの機械だと穂が出る前に1回予防ができるくらいで、その後病害虫が発生しても機械を入れられないためドローンを導入した。

       高齢化が著しく、若い人を引き込むため取り組んでいるが、今後ドローンはもとよりGPS田植機も導入しないと省力化・効率化はできない。また、小学校の跡地・校舎を活用して若い人の育成、法人連携による研修体制を組み、若い人を雇用するために必要な周年作業を確保し切り口としたい。

       若い人を雇用するためには年間を通した労働がないと若い人も生活できない。いろんな作物を作る必要があるが、まず最初にほ場整備すべきと考えている。地域では一般企業を定年退職した者が主で年々高齢化が進む。30kgの米袋を抱えるのは大変な重労働なためアシストスーツや機械化を考えなければならない。

       トレーサビリティにより、例えば農薬は何を何回かけているのか、肥料はどんなものを使っているのかが分かる。今スーパーでもQRコードにより生産者は誰かなどが分かる時代であり、消費者の方、加工業者の方も含め、生産者とつながる技術があればいい。

       農業生産者の苦労や努力を知ってほしい。米の異物については、今は精米機に石抜きする機械が付いていたり、カメムシによる黒米を取る色彩選別機もある。そういう努力をして消費者の皆さんにお届けしている。生産者も金を掛けているが、製品価格に跳ね返らず非常に困っている。そういうことも消費者の皆さんにご理解いただければお互いに良い意見交換になる。

    意見交換会発言者(生産者モニター1) 意見交換会発言者(生産者モニター2)
        

    流通加工業者モニターからの意見

       スマート農業については、将来おそらくそうなるだろうという準備を今からやることは理解できるが、我々の意見を聞いていただき前段階の話を詰めていかれても良いのではないか。若者が残る農業をどうするか、そして若い者が残れば規模拡大できる等段階的にやっていただければありがたい。大規模農業をやっていくのがこれからの農業なのか、それとも家族農業の人に守っていただいて次に進めていくのか検討することで先の農業が見えるのではないか。

       スマート農業により高品質で低価格になると非常に願ったり叶ったり。また、加工業者・流通業から求められているのは残留農薬と異物が一番の課題。それらがスマート農業でクリアできるなど、多方向での発展を願っている。また、法人化で若い人を雇うためには周年の作業が必要という意見があったが、私は冬中心型の産業(酒造業)で農業者の若い方を雇用しようとしたが、仕事のスケジュールがかぶってしまい結果的に若い方に来ていただくことができなかったので、作業の効率化によりサイクルがかみ合えばという願いがある。

    意見交換会発言者(流通加工業者モニター1) 意見交換会発言者(流通加工業者モニター2)


    消費者モニターからの意見

       ほ場整備して無人トラクターというのは夢みたいな話だが、そうしていかないと農業は成り立っていかないと思う。特に若い人がいないとのことだが、仕事のない人がコンビニでアルバイトするより農業で大きな機械を使って頑張っていく方が本来の姿と思う。国、県の機関に協力いただき、今後20年、30年と日本の農業が続いていくよう取組をお願いしたい。

       スマート農業に定義される事項は、単にアシストスーツだとか、ドローンを使うことだけでなく、ロボットとかICTの活用などがスマート農業であれば、スマート農業を取り入れる前段階の整備も重要になる。

       農業はどこまで発展、進歩していくのか楽しみであり、将来が明るいような農業と思った。しかし、ドローンとか、ヘリコプターで防除すると言われたが、農薬を市街地の中にある田に上から撒くと拡散する心配や危険性について心配している。

       日本の農産物は海外と比べ品質が高く評価されているのは事実。これは歴代農業者の匠の技である。問題は労働力不足をどう補っていくのかであり、消費者にとっても他人事ではない。新しい担い手の参入が農業を活性化する上で一番重要。高齢化社会の中で、高齢者、女性の人たちも従事しやすい農作業の負担を軽減するスマート農業の技術が必要。

       就業する方が少ないということだが、働きたい人もいると思う。ハローワーク等を活用し働きたい人と農家の方との間をつなぐシステムも考えていただきたい。

       食育の面から国レベルで考えると、小中学校で通年を通して農業に対する考え方や、日本がこれだけ大きくなったのは農業があったからこそなので、農業は進んでいるんだということを子供の頃から教えてもらえると、母という立場からもうれしい。

       スマート農業は不勉強でピンとこなかったが、色々な話を聞きイメージがつかめ、品質が今までよりも良いものが穫れたり、安くなったりとか消費者にもメリットがあるというのが分かって安心した。私もスマート農業について周りの者にも広めたい。

       田舎の実家を見ていると、JA、地方自治体とても関係が強く、周りとの関係で新たな取組を導入するとか、しなかったりということを感じる。田舎ではメーカーと農家ではなく、周りの状況も非常に左右することが資料に載っていると良かった。

    意見交換会発言者(消費者モニター1) 意見交換会発言者(消費者モニター2)
    意見交換会発言者(消費者モニター3) 意見交換会発言者(消費者モニター4)


    お問合せ先

    統計部統計企画課

    代表:086-224-4511(内線2722)
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