「鷹栖牛」が交雑牛の部で最優秀賞を受賞(鷹栖町)
農林水産祭参加行事である令和2年度北海道枝肉共励会(主催:ホクレン農業協同組合連合会)において、鷹栖町の「株式会社新田ファーム(代表取締役 新田広一氏)」が交雑牛の部に出品し、最高位の最優秀賞を受賞しました。
今年度はコロナ禍での開催となり、共励会での表彰式は行われませんでしたが、鷹栖町では同ファームの栄誉を称えるため賞状の授与式を鷹栖町役場で行い、農林水産大臣賞は旭川地域拠点の石橋地方参事官から、北海道知事賞は鷹栖町の谷町長からそれぞれ新田氏に手渡されました。
新田氏は受賞について、「枝肉共励会へ出品を始めて11年目。昨年は優秀賞、今年は最優秀賞ということで大変うれしいです。生産者であれば誰しも一度は受賞したい」と語っていました。
新田氏は、平成20年に肉牛を扱うために同ファームを設立し、育成から肥育までを一貫で行っています。新田氏の生産する上でのこだわりは、(1)ホルスタインの雌に黒毛和牛の種をつけて出産させた交雑牛(通称F1牛)、(2)鷹栖町で誕生、または、生後1ヶ月以内から町内で飼育され、と畜まで他の地域で飼育しない、(3)エサは鷹栖町産の稲わら、くず大豆や麦、トウキビを発酵させた自給飼料を通年給餌、(4)大自然の中で放牧し、本来の牛らしく飼育する事でストレスを与えない、等といったことです。大切に育てられたこの牛には「鷹栖牛」というブランド名が付いています。
「鷹栖牛」は市場には出回ってはいませんが、町内外の飲食店等で食べることができるほか、新田氏が令和元年5月に町内に開設した直営の販売店では、併設の自社食肉工場で加工したスライス肉等を販売しており、同社のホームページでネット販売も行っています。また、「鷹栖牛」は同町のふるさと納税の返礼品にもなっています。
* 農林水産祭:国民の農林水産業と食に対する認識を深めるとともに、農林水産業者の技術改善及び経営発展の意欲を高めるため、農林水産省と公益財団法人日本農林漁業振興会の共催により昭和37年から実施しています。
撮影データ
◯撮影年月日:令和2年11月19日(木曜日)◯撮影場所:鷹栖町(鷹栖町役場)



(左から)石橋地方参事官、新田代表取締役、谷町長



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