スマート放牧酪農システムの公開実証実験
放牧酪農では、最も栄養価の高い時期の牧草を乳牛に食べさせることが、生乳の生産量・品質に直結するため、牧草の管理が重要ですが、広大な牧場内の牧草はエリアごとに成長状況が異なり、管理するには多くの知識と経験、労働時間が必要で、休日なく乳牛の飼養管理に時間を割かれる中、その対応が課題となっています。
その課題を解決し、近未来型の放牧スタイルを確立させるため、160haの放牧地を持つ(株)宇野牧場(天塩町)と(株)INDETAIL(札幌市)が共同でスマート酪農システムの実証を進めています。
牧場を6つのエリアに分け、牛の1日当たり採食量を基準にエリアを細分化し、ドローンで撮影したデータからエリアごとの牧草の生育状況を把握し、これを基に各エリアを区切るゲートを遠隔操作で開閉することで放牧牛を誘導します。
放牧牛がより栄養価の高い牧草が食べられるようにすることで、生乳の品質向上と省力化が期待されます。
撮影データ
◯撮影年月日:令和2年10月8日(木曜日)◯撮影場所:天塩町(株式会社宇野牧場)








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