「地域農業の未来をつなぐ農業人材確保セミナー」を開催しました。
農業者の減少や高齢化による労働力不足が深刻さを増す中、地域農業をいかに持続的に発展させ、次世代に継承していくかが課題となっており、農業界以外からも担い手や労働力として参入してもらうことが必要となっています。
さらに、Withコロナ時代の農業現場では、外国人技能実習生に代わる人材の不足が顕著となり、雇用確保がより厳しさを増す一方で、人々のライフスタイルに変化が生じており、都市から地方への関心が高まっています。
旭川地域拠点では、地域農業が抱える慢性的な労働力不足の解決に向けて、地域農業のファンづくりを推進し、半農半Xやワーケーション、特定地域づくり事業協同組合など多様な人材確保の手法を共有することで、農業を支える関係人口の増加に寄与することを目的にセミナーを開催しました。
本セミナーは、当拠点では初のハイブリット開催で、会場参加の他、Zoom及びYouTubeライブによるオンライン配信を行い、農業者、関係団体、民間事業者、大学生など、管内及び全国各地から多くの方々に参加・視聴いただきました。
また、アンケート結果では、地域農業の人手不足解消に向け必要な取り組みとして「『受援力』の向上のための課題整理や、多様な人材を受け入れる仕組みの構築」「行政や異業種、近隣の仲間たちを巻き込んで取り組むこと」「農業が選ばれる仕事になるよう、農業の魅力発信、働きやすい環境整備」など、多くの回答をいただきました。
当拠点は、今後も、地域情報の収集を継続することで、農業人材確保の実態と課題の把握を行い、皆様と共に課題解決に向けた活動を進めていきます。

(1)「人手不足に直面する地域農業の課題と人材確保対策」(PDF : 2,240KB)
株式会社 農林中金総合研究所 調査第一部 主事研究員 石田 一喜 氏
(講演時間:約65分) Youtubeへのリンクはこちら
(2)「農で地域のファンづくり!猿払村×おてつたびの取組み」(PDF : 9,304KB)
猿払村 企画政策課 課長補佐 新家 拓朗 氏
(講演時間:約35分)Youtubeへのリンクはこちら
(3)「多様な人材がイキイキと活躍できる農場づくり」(PDF : 3,753KB)
株式会社 本山農場 代表 本山 忠寛 氏
(講演時間:約40分)Youtubeへのリンクはこちら
(4) トークセッション
(講演時間:約22分)Youtubeへのリンクはこちら
撮影データ
◯撮影年月日:令和4年2月9日(水曜日)◯撮影場所: アートホテル旭川 3階 ボールルーム

〈セミナー会場の様子〉

〈司会進行〉

〈旭川地域拠点 石橋地方参事官の挨拶 〉

〈石田氏の講演〉

〈新家氏の講演〉
(Zoomオンライン参加)

〈本山氏の講演〉

〈トークセッション〉
左上:新家氏、右上:本山氏、
下段:石田氏
お問合せ先
北海道農政事務所 旭川地域拠点
代表:0166-30-9300
FAX番号:0166-30-9305