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北海道農政事務所

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北海道農政事務所メールマガジン「ホカグリ通信」第19号


いつもご愛読いただき、ありがとうございます。
師走の忙しい日々が続いていることと思いますが、ホカグリ通信でホット一息入れてください。

目次

【1】ホカグリ情報局
【2】現場のきら星☆ファーマーズ 菖蒲牧場 菖蒲千春さん(千歳市)
【3】地方参事官こぼれ話 富田育穂(帯広地域拠点)
【4】イベント情報

1.ホカグリ情報局


(1)平成29年度農林水産関係補正予算の概要について

平成29年度補正予算について、12月22日に概算決定されました。

(2) 平成30年度農林水産予算概算決定の概要について

平成30年度予算について、12月22日に概算決定されました。

(3) 「農福連携推進北海道ブロックシンポジウム」の開催について【平成30年1月24日(水曜日)】

北海道農政事務所は、農福連携の普及啓発に資するため、さらに、北海道内の各地域において取組がステップアップし、自主的・自立的になされるよう、コーディネート組織や人材育成等の促進を図るため、本シンポジウムを開催します。
【申込期限:平成30年1月12日(金曜日)】

(4) 六次産業化・地産地消法に基づく事業計画の認定について

北海道農政事務所は、「地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等及び地域の農林水産物の利用促進に関する法律」(六次産業化・地産地消法)の規定に基づき、申請された「総合化事業計画」2件を認定しました。

(5) 農業の「働き方改革」アイデア募集!について

農林水産省では、農業を職業とする方々にとって、魅力のある職場環境づくりが進むよう、農業経営者や有識者等からなる農業の「働き方改革」検討会を開催しています。
検討に当たり、会議だけでなく、農業者をはじめとして広く皆様からアイデアを募集します。

(6) 第5回「食品産業もったいない大賞」の受賞者の決定及び表彰式・事例発表会の開催について【平成30年1月24日(水曜日)】

  • 北海道美幌高等学校が、食料産業局長賞を受賞しました。

(7) 環境保全型農業に関する情報について

 環境保全型農業の推進や、環境保全型農業直接支払交付金に関する情報を掲載しました。

(8)輸出促進対策の概要の更新について

農林水産物・食品の輸出を拡大させるため、農林水産省が取り組んでいる様々な輸出促進対策について、その概要を紹介する資料を更新しました。

(9)統計情報

(10)農産物検査データを更新しました【平成29年12月25日】

(11) 通常展示「北海道における農業の特色」

北海道農政事務所1階消費者コーナーにおいて、上記等のパネル展示を行っております。
展示期間:平成30年1月4日(木曜日)~2月28日(水曜日)まで(土日、祝日を除く)
Webサイトは1月4日に更新予定です。



農林水産省広報誌「aff(あふ)」をぜひご覧ください


今月の特集は「じゃがいも さつまいも」です。

  これ以外の情報については、農林水産省本省又は北海道農政事務所ホームページをご覧ください。

 

2.現場のきら星☆ファーマーズ

★今月のキラ星・・・牛好きの母のDNAを受け継ぐ"酪農女子" 菖蒲千春さん(千歳市)

北海道の空の玄関である千歳市にて、家族3人で「菖蒲(あやめ)牧場」を経営している菖蒲千春さんをご紹介します。
千春さんが2013年に経営を引き継いだ菖蒲牧場は、約50年前、農家3代目である父の一博さんが畑作経営をしつつ、奥さんの酪農をやりたいという強い思いを実現するため牛を飼い始めたことをきっかけに始まりました。
菖蒲牧場では、国内でも少量しか販売されていない「NON-GM牛乳」を生産しています。NON-GM牛乳とは、遺伝子組換えをしていない飼料のみで育てた牛から絞られた生乳のことで、専用のタンクローリーで加工場へ搬入され、一般の牛乳とは別のラインを通って製造されます。
「酪農の魅力は子牛の育成や毎日の飼養管理など自分が工夫したことに対して成果が上がると嬉しい。また、人間の口に入るものを搾っていると思うと、自然と緊張が高まってくる。特に、選ばれた酪農家だけが生産する牛乳なので、自分のミスが他の生産者にも影響を及ぼすことなることから責任感も大きくなる。」と、千春さんの経営者としての真摯な思いが伝わってきます。
今は周りのサポートを受けながら経営を維持するのが精一杯で、まだ勉強しなければならないことが多いと言う千春さん。今後の目標は「牛舎の環境改善や飼料の工夫を重ね、より良い生乳生産に取り組むこと」と意気込みを語ってくれた一方、「親には早く楽をさせてあげたい」と家族思いな一面も見せてくれました。これからの千春さんの活躍が期待されます。

3.地方参事官こぼれ話

★今月の地方参事官・・・帯広地域担当 富田育穂(地方参事官・帯広地域拠点)

皆さんは「テロワール(Terroir)」という言葉を聞かれたことがあるでしょうか?これは元々は「土地」を意味するフランス語terreから派生した言葉で、「気候、土壌などの自然環境と伝統的な製造手法が、農産品の独特の特徴を生み出す」という考え方です(ぴったりとあてはまる日本語はないようです)。このテロワールから生まれたのが、EUの「地理的表示(GI、Geographical Indications)」保護制度だといわれています。
GIは、商標と違って、品質等の特性も含めた形で「地名+産品名」のブランドを模倣品から保護するというのが特徴です。
我が国においても平成27年に地理的表示保護制度が発足し、「十勝川西長いも」等、GIに登録される産品が年々増えつつありますが、これは、我が国においてもGI先進地のEUと同じく、自然的な特性や独自の製法等に裏打ちされた農産品が数多く存在していることの証左だと思います。
我が国とEUは、先頃EPA(経済連携協定)交渉が妥結し、その協定発効に向けて大きく動き出しました。日EU・EPAでは、我が国農林水産業の体質強化に向けた国内対策に万全を期さねばなりませんが、同時に、(EUとは相互保護となる)GI制度の活用等により、国内産農産品を一層磨き上げて巨大市場であるEUへの輸出に振り向けるビジネスチャンスでもあり、将来的にWIN WINの関係を築くことができれば素晴らしいのではと考えます。
先般、休日に帯広市内の「帯広百年記念館」に足を運んで、明治初期の依田勉三氏ら晩成社による十勝開拓の歴史を学びました。今日の十勝農業の繁栄は、「開墾のはじめは豚とひとつ鍋」と称される先達の質素な暮らしや苦難の歩みを礎にしていることを忘れてはならないと思いました。北海道の農業は都府県に比べればまだまだ歴史は浅いのですが、今後、北海道版「テロワール」から新たなGI産品が生まれていくことを願っています。


   各地域拠点では、ホームページを開設しています。地域の優良取組や身近な情報の発信などを行っているほか、農政に関するご相談、事業や制度へのご質問などを受け付けています(地方参事官ホットライン)。ぜひご利用ください。

札幌)  (函館)  (旭川)  (帯広)  (釧路)  (北見

 

4.イベント情報


(1)【札幌市】 「第7回"女性農業者のための農業経営基礎セミナーin札幌"」の開催について【平成30年1月16日(火曜日)~17日(水曜日)、平成30年2月13日(火曜日)~14日(水曜日)】

中小企業基盤整備機構北海道本部では、女性農業者の皆様に、企業経営の手法の観点から自社の現状と課題を見直していただき、解決への方向性を見い出していくことを目的として本セミナーを開催します。
【申込期限:平成29年1月12日(金曜日)】


(2)【札幌市】「ほっぺた おちちゃう。オホーツクフェア2018」の開催について【平成30年1月24日(水曜日)~25日(木曜日)】

北海道オホーツク総合振興局、オホーツク物産振興協議会等では、オホーツク地域の食と観光の魅力を発信するため本イベントを開催します。


 

  編集後記

【クリスマス】
   今年、クリスマスプレゼントでズボンをもらいましたが、サイズが合わず履いた途端にボタンがはじけ飛んでしまいました。来年の目標がふと頭をよぎるクリスマスとなりました。
 1年間「ホカグリ通信」をご愛読いただきありがとうございました。皆様良いお年をお迎えください。
                                                                                                                              (担当:北田)

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次回は1月下旬に配信を予定しています。

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編集・発行:農林水産省北海道農政事務所 企画調整室

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