北海道農政事務所メールマガジン「ホカグリ通信」第33号
【配信アドレス変更のお知らせ】
日頃から、農林水産省メールマガジンをご愛読いただき、ありがとうございます。本メールマガジンは、平成31年2月28日(木曜日)から、配信メールアドレスを変更します。
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目次
【1】ホカグリ情報局
【2】現場のきら星☆ 皆様に愛される豚肉をめざして~有限会社高橋畜産
【3】地方参事官こぼれ話吉光成人(釧路地域拠点)
【4】イベント情報
1.ホカグリ情報局
(1)六次産業化・地産地消法に基づく事業計画の認定について(平成31年1月)
北海道農政事務所は、平成31年1月31日付けで、六次産業化・地産地消法に基づき、「自家生産のいちごを使用したイチゴソースによる贅沢イチゴスイーツの開発、加工および販売事業」に対し、総合化事業計画1件の認定を行いました。
(2)「道南地域農山漁村活性化セミナー~人と人の繋がりによる地域コミニュティーの活性化~」の開催について
北海道農政事務所函館地域拠点は、平成31年2月22日(金曜日)に、標記セミナーを開催します。
(3)農観連携ビジネス事例発表会 ~オホーツクの魅力を活かした農泊の推進に向けて~の開催について
北海道農政事務所北見地域拠点は、平成31年2月19日(火曜日)に、標記事例発表会を開催します。
(4)「GAPの価値を共有するフードチェーン連携パートナー会IN北海道~国際的な食品安全規格(GAP・HACCP)・輸出にチャレンジ~」の開催について
北海道農政事務所は、北海道経済産業局と共催で、2月13日(水曜日)に、標記シンポジウムを開催します。
(5)消費税軽減税率制度に関する情報(食品産業事業者向け)
平成31年10月1日に消費税率が引き上げられるのに合わせて開始される軽減税率制度について、支援措置や関連情報を取りまとめました。
(6)国内産農産物の銘柄設定等にかかる意見聴取会の結果について
「農産物検査に関する基本要領」及び「国内産農産物銘柄設定等申請手続マニュアル」に基づき開催した、意見聴取会の概要をお知らせします。
(7)新たなJAS制度説明会の開催及び参加者の募集について
独立行政法人農林水産消費安全技術センター(FAMIC)では、平成31年2月1日(金曜日)から、新たなJAS制度や企画の提案に関する説明会を開催します。(FAMICへリンク)
(8)北海道農業応援情報「BRAVE-北海道」を掲載しました。
北海道農政事務所では、北海道農業における日本一・日本初といった優れた取組を紹介し、その可能性や素晴らしさを発信することで、北海道農業をより盛り上げていくことを目的に、北海道農業応援情報「BRAVE-北海道」を作成しました。
(9)「冬至にカボチャ粥」のページを掲載しました。
北海道農政事務所では、北海道の暮らしや気候に根ざした食文化を紹介しています。
(10) 統計情報
(17) 農産物検査データを更新しました
(18)消費税軽減税率制度について(再掲載)
平成31年10月から消費税の軽減税率制度が導入されます。軽減税率制度に関することや中小事業者等向けの支援について詳述しております。
(19)農林水産省広報誌「aff(あふ)」をぜひご覧ください。
今月の特集は「養殖」「魚卵アクアリウム」です。
2.現場のきら星☆
★今月のきら星・・・皆様に愛される豚肉をめざして~有限会社高橋畜産
せたな町の「有限会社高橋畜産」(養豚)を紹介します。代表の高橋洋平さんと妻で獣医師の佐和子さんの夫婦2人で養豚を営んでおり、その豚肉はブランド豚「若松ポークマン」として、近隣市町村のスーパーでの販売や飲食店で提供されています。飼養環境の管理には特に力を入れており、平成30年6月に農場HACCP、11月には道南地域では初めての畜産JGAPを取得しました。佐和子さんは「自分の農場だけでなく、資格取得の経験を生かして、他農家さんの力になれるよう何が出来るかも考えていきたい。取得した認証を継続していけるよう、さらに責任を持って取り組みたい。」と気を引き締めていました。
また、養豚業の他に自宅敷地内にある直売所「養豚農家の直売所ポークマンの店」を営んでおり、精肉やハンバーグや味付肉等の加工品を製造・販売しています。週1日(土曜日)の営業ですが、近隣のみならず、遠方からも若松ポークマンファンの方が訪れています。
夫婦2人での経営のため現状では労働力に限りがありますが、将来は佐和子さんの出身地の沖縄県でメジャーなランチョンミート等新たな加工品の開発ができたらと夢を持って励んでいます。
有限会社高橋畜産
http://takahashichikusan.wixsite.com/wakamatsuporkman
3.地方参事官こぼれ話
★今月の地方参事官・・・釧路地域担当吉光成人(地方参事官・釧路地域拠点)
昨年4月、「常夏」の千葉から、涼しい釧路に来て、9か月が過ぎました。
少し郊外に出るだけで、広大でなだらかな傾斜に緑の絨毯の牧草地、青く広い空、牛がのんびりくつろぎ、食事をしているといった、雄大で心和む風景が広がります。私の「北海道」のイメージそのものの風景で、何回見ても感動し心和みます。牧草地の色も、春の麦わら色→夏・秋の若草色→冬の雪、それぞれに違った良さがあります。そう感じているのは私だけではなく、とあるツーリズム関係者は「この風景だけでも十分人が呼べる」、とあるヨーロッパ在住経験者は「ヨーロッパの農村風景よりも美しい」と感嘆していました。一方、地元の方に聞いてみると、あまりそのような反応はありません。毎日見ているので当たり前なのかもしれませんし、日常暮らしていると様々な苦労があってそこまで目が行かないのかもしれません。
この雄大な風景ですが、自然にできるものではなく、肥料をやり、草刈りをし、といった、人の働きが欠かせません。
今、日本では、少子高齢化が進行し、地方から首都圏への人口流出(特に若者層)が続いています。根釧地域で酪農を営まれる方も減少しています。人手不足も深刻な状況です。一方で、酪農や地域に魅力を感じて、他地域から根釧地域に移住される方も少なからずおられます。
釧路支局では、昨年12月20日、『「農業の担い手確保・酪農ヘルパー等の人材確保に向けて」シンポジウム~酪農に人を呼び込んで地域を元気に!~』を開催しました。詳しくは、ホームページをご覧いただければ幸いですが(https://www.maff.go.jp//hokkaido/kushiro/photorepo/torikumi/181226.html)、参加された地元の高校生から「町や酪農の魅力を改めて感じた」との感想が寄せられ、ほっとするとともに、感銘を受けました。
高校生の方々は、今後、地域に残る方、他所に出る方、進路は様々ですが、それぞれの立場で、地域を誇りに感じ、地域の良さを伝えてほしい、そのことを通じて、他所とつながりができて、地域のファンが増えていってほしい、そして、この美しい風景をいつまでも見ることができるといいな、と勝手ながら願った次第です。
今後とも、様々な機会を通じていろいろな方にお話をお伺いしたいと考えています。引き続き北海道農政事務所、そして釧路地域拠点をよろしくお願いします。
各地域拠点では、Webサイトを開設しています。地域の優良取組や身近な情報の発信などを行っているほか、農政に関するご相談、事業や制度へのご質問などを受け付けています(地方参事官ホットライン)。ぜひご利用ください。
4.イベント情報
(1)【札幌市】生産空間シンポジウム「守れ!北海道の『生産空間』~地域が存続していくために今何が必要か~」【平成31年2月28日(木曜日)13時00分~16時30分】
人口減少・高齢化の急速な進展等により、北海道では、今後、食や観光などの北海道の強みを提供する「生産空間」の維持が困難になるおそれがあります。そのため、北海道開発局は、地域を挙げて生産空間の維持・発展に向けた取組を行う必要性についての認識を深め、全道の各地域において取組を進めるための契機として、本シンポジウムを開催します。【申込締切:平成31年2月26日(水曜日)】
詳しい日時や場所等については下記Webサイトをご覧ください。(北海道開発局へリンク)
https://www.hkd.mlit.go.jp/ky/ki/chousa/splaat000001i8p3.html
編集後記
正月、途中からですが、下町ロケットを見ました。その中で、台風が来る前に米の刈り取りが間に合うのかどうかというシーンがありました。「米の刈り取りが終わらなくても保険金があるから大丈夫だ」という発言に対し、「簡単にあきらめられるか!大切に育てた米だ!俺の米が・・・」と地団駄を踏む米農家(台詞はうろ覚えですが)。
確かに保険金や補助金は出るかもしれませんが、農作物に対しての農家の思い入れは、お金だけで解決出来るほど単純ではないのだなと改めて感じました。私たち農水省職員も、常にそのことを意識しながら仕事していくべきですね。私たちは常に現場と共にあるという気持ちで、今年1年も頑張ります。
(担当:名村)
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次回は2月下旬に配信を予定しています。
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