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北海道農政事務所

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北海道農政事務所メールマガジン「ホカグリ通信」第37号

目次

【1】ホカグリ情報局
【2】現場のきら星☆  Casochi合同会社扇みなみさん、井上愛美さん(滝上町)
【3】地方参事官こぼれ話青木正明(帯広地域拠点)

1.ホカグリ情報局

(1)令和元年産米等の地域農業再生協議会別の作付意向について

北海道農政事務所は、令和元年産における管内の地域農業再生協議会別の主食用米、戦略作物等の作付意向について、中間的取組状況(平成31年4月末現在)を取りまとめました。

(2)「平成30年度食料・農業・農村白書」の公表について

「平成30年度食料・農業・農村の動向」及び「令和元年度食料・農業・農村施策」について、閣議決定されました。

(3)【公募】農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業のうち青果物グローバル産地緊急対策事業の追加公募について(6月12日午後5時まで)

農林水産省は、標記事業実施主体の追加公募を行います。

(4)令和元年度バイオマス産業都市の募集について

関係7府省(内閣府、総務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省)は連携して、バイオマス産業都市の構築を推進するため、今年度のバイオマス産業都市構想の提案を募集しています。

(5)第8回ご当地!絶品うまいもん甲子園参加チームの募集について

一般社団法人全国食の甲子園協会は、全国の高校生を対象に、地元食材を活かしたアイディアメニューを募集します。詳しくは下記Webサイトをご覧ください。(ご当地!絶品うまいもん甲子園へリンク)

(6)「フード・アクション・ニッポン アワード2019」の募集について

農林水産省は、国産農林水産物・食品の消費拡大に寄与する事業者・団体等の優れた取組や産品を募集しております。

(7)農産物の輸出を目指す産地の皆様へ(植物検疫や残留農薬などの専門家を現地に派遣する等の技術的なサポートを行います!)

農林水産省では、農産物の輸出を促進するため、植物検疫や残留農薬など輸出先国の規制に対応した防除体系や栽培方法の確立に向け、専門家による技術的な支援を行っています。また、外国人旅行者等が農産物をお土産として携帯し海外に持ち出す際、検疫手続き円滑化の取組を行う支援も行っています。専門家の派遣に当たっては、御相談者側の費用負担はありませんので、ぜひリンク先のサポート事務局Webサイトの相談窓口に御連絡ください。

(8)北海道農林水産統計年報を掲載しました。

北海道農政事務所は、北海道の農林水産業に関する主要な統計調査結果について、他機関の関連統計を加えて収録したものを掲載しました。

(9)統計情報


(10)消費税軽減税率制度について(再掲載)

令和元年10月から消費税の軽減税率制度が導入されます。軽減税率制度に関することや中小事業者等向けの支援について詳述しております。


(11)「軽減税率・キャッシュレス対応推進フェア」の開催について

経済産業省・中小企業庁主催「軽減税率・キャッシュレス対応推進フェア」が札幌を含む全国8カ所で開催されます。(軽減税率・キャッシュレス対応推進フェアのページへリンク)

(12)農林水産省広報誌「aff(あふ)」をぜひご覧ください。

今月の特集は「ぶどう」「もも」です。


 

 2.現場のきら星☆

★今月のきら星・・・Casochi合同会社扇みなみさん、井上愛美さん(滝上町)

   Casochi合同会社(カソチ)は、「こんなことがあったら楽しいな」「こういうものがあったらいいな」との思いがあった扇みなみさんと井上愛美さん姉妹が、Uターンで戻ってきたことをきっかけに、地元の人たちとその思いを共有したいという思いで立ち上げられました。東京の商社で働いたみなみさん、大学で美術を学んだ愛美さん。それぞれの得意を生かし、地元の方々から依頼を受け、イベントの企画運営、情報発信、ロゴデザインなどを手がけています。
   実は、お二人のお父様は滝上町で酪農経営をされている井上牧場さん。請け負った仕事の1つに牧場紹介と牛乳の加工販売があります。牧場紹介HPの挿絵とやさしくもユーモラスな語り口調が特徴のブログを拝見して感じたのは、井上牧場さんの「個々の牛を大切に、できるだけ自然に寄り添う酪農」という考え方をよく理解しているからこそ表現できたのかなということです。
   さらに、Casochi合同会社では、今年4月から新たな試みとして、地元の人々のコミュニティ・スペースを目指し、休業中の店舗をリニューアル。看板はそのままにカフェ「KARSUI(カースイ)」をオープンしました。店内には地元木材を使用したカウンターや食器棚が並び、メニューには地元産の食材が多く使用されています。過疎化が進み、友達とお茶をしながらゆっくりと過ごす場所が少なくなる状況のなか、町民がもっと使いやすいカフェにする構想もあり、今後の展開が楽しみです。

Casochi合同会社の取組は北見地域拠点の広報紙「ず~むあっぷオホーツク6月号」にも掲載する予定です。ぜひご覧ください。
https://www.maff.go.jp/hokkaido/kitami/kouhousi/zenntai2.html

3.地方参事官こぼれ話

★今月の地方参事官・・・帯広地域担当青木正明(地方参事官・帯広地域拠点)

   皆さん、十勝地域を担当しております青木と申します。今回は、豚コレラについてお話したいと思います。
昨年の9月9日、岐阜県の養豚場で26年ぶりとなる豚コレラの発生が確認されて以降、愛知県、長野県、滋賀県、大阪府で発生が確認され、今年の5月25日までに24例目が確認されています。発生農場は、主に岐阜県と愛知県に限定されていますが、未だ終息に至っていません。一刻も早い、豚コレラの終息と発生農場の経営再開を願っております。
   豚コレラは、明治20年末の北海道における発生が日本で初めての発生と見なされていますが、その後、日本各地で発生し、大きな被害をもたらしました。昭和44年にワクチンが開発され、ワクチン接種により発生が激減し、平成4年を最後に確認されませんでした。私が動物衛生課で勤務していた当時(平成6年頃)、豚コレラ清浄国に向けて、課内で盛んに議論が行われていたことが思い出されます。その後、国は平成12年度以降、ワクチン接種を徐々に取りやめ、平成18年4月から全国的に中止し、平成19年4月、豚コレラ清浄国として国際機関(OIE)に報告しています。
   今回の豚コレラの発生を受け、国が設置した拡大豚コレラ疫学調査チームの検討会の概要では、「原因ウイルスは過去に国内で流行していたウイルスとは異なり、近年、中国やモンゴル等で分離されたウイルスと近縁であった。」との報告があり、海外から持ち込まれた感染源から伝播したものと考えられます。
   海外からの旅行者の手荷物で持ち込まれる肉製品に対する輸入検査は、自己申告方式であるため、輸入検査を受けずに持ち込まれる可能性があります。私が動物検疫所で勤務していた当時(約35年前)、持ち込みが禁止されている肉製品に対しては、返送または焼却処分していましたが、最近では、ウイルス分離の検査が行われており、鳥インフルエンザやニューカッスル病のウイルスだけでなく、生きたアフリカ豚コレラのウイルスも検出されています。
   今回の豚コレラの発生は、輸入検査を受けず、違法に持ち込まれた肉製品が、家庭ゴミとして廃棄されたりすることで、野生イノシシが感染し、ネズミなどがウイルスを伝播させた可能性があります。北海道には野生イノシシがいないと言われておりますが、豚コレラは中国や東南アジアをはじめ、世界各地で確認されています。インバウンドによる観光客や外国人実習生など、外部の方が農場に立ち入るケースがあり、農場内にウイルスが侵入するリスクが高くなっています。
   豚コレラに限らず、家畜伝染病の発生予防のためには、農場内にウイルスを侵入させないことが重要です。家畜を飼養されている方々におかれましては、普段から、農林水産省が定めた飼養衛生管理基準を徹底していただきますようお願いします。


   各地域拠点では、Webサイトを開設しています。地域の優良取組や身近な情報の発信などを行っているほか、農政に関するご相談、事業や制度へのご質問などを受け付けています(地方参事官ホットライン)。ぜひご利用ください。

札幌)  (函館)  (旭川)  (帯広)  (釧路)  (北見
 


 

  編集後記

   1回目の海外旅行では、クレジットカードを紛失しました。2回目は、引き落とし銀行口座にお金を入れ忘れ、お金を下ろせませんでした。そして3回目、今年のGW、キャッシュカードの暗証番号が違いお金をおろせず、持ってきていた現金で10日間旅行する羽目になりました。万が一のために毎回対策しているので大事には至っていないですが、さすがに次回はトラブル無く過ごしたいです・・・。

             (担当:名村)

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次回は6月下旬に配信を予定しています。

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編集・発行:農林水産省北海道農政事務所 企画調整室

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