極めて珍しい道産木材によるエレキギター製作に挑戦!
ギター工房Shikagawa Musical Instruments代表の鹿川慎也さんは、ギターメーカー等でキャリアを経た後、2015年に現工房を設立。
エレキギターには輸入木材を使用するのが通例で、「北海道の樹種の多さなら使える木があるはず。」と思い立ち、製材所に足を運びましたが、楽器として使用できる良質木材は極めてまれ。そのため、樹種にこだわることなく、良質な木材があれば入手し、特徴を見極めながら工夫を重ね、高品質なギターとして仕上げることに成功しました。
「良質な木材でも楽器向けとしてのニーズは低く、チップ等に加工されてしまうことが多い。生産者は、自分の生産した木が形となって世に出ることを喜んでいる。だが、大手ギターメーカーが大量生産した場合、木材の供給に負担が掛かり、良い山を維持するためのバランスが崩れてしまう可能性があるので、木材の生産・利用の流れが持続されていくような仕組みを考えながら、道産木材を巡るストーリーを大事にした製品づくりを目指していきたい。」と語ります。
また、「ARAMAKI」と名付けられた取組では、特徴的な印刷が施された新巻鮭木箱の魅力に着目し、空箱やロゴを活用したインテリア品等を製作・販売。様々なイベントで紹介しながら、懸念している近年の漁業や魚箱製造現場の厳しい状況等について、食文化や漁業の実情を伝えることで、一次産業を考えるきっかけ作りにも取り組んでいます。
Shikagawa Musical Instruments:ホームページ(外部リンク)
ARAMAKI:公開ページ(外部リンク)
撮影データ
◯撮影年月日:令和2年8月19日(水曜日)、29日(土曜日)◯撮影場所:恵庭市(Shikagawa Musical Instruments)、札幌市(札幌PARCO)
右:エゾイタヤ
工房内における作業
店頭ディスプレイ
(札幌PARCOとのコラボレーションイベント)
ARAMAKI
イベントポスター
新巻鮭木箱を活用した製品
(メモパッド)
新巻鮭木箱を活用した製品
(ティッシュケース)
(シャケレレ)
お問合せ先
北海道農政事務所札幌地域拠点
電話番号:011-330-8821
FAX番号:011-520-3064