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北海道農政事務所

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再生可能エネルギーの地産地消を目指し「らんこし米」のもみ殻を有効活用

   蘭越町は、米の収穫後に廃棄物となっていたもみ殻の有効活用と冬季の農業収入確保を目的として、「もみ殻(がら)熱利用実証プロジェクト推進事業」を取り組んでいます。
   町内の米農家から回収したもみ殻を、専用の機械を使い10分の1に圧縮して薪状の燃料棒を製造。製造した燃料棒は、冬季の野菜実証栽培を行っているビニールハウス内を加温するボイラーの燃料として使用するほか、家庭・レジャー用として、昨年10月より町内の「道の駅」等で販売(5kg、10kg、30kgの3種類)しています。
   この燃料を使用して栽培された野菜は、道の駅や町内外のスーパーなどに出荷・販売されるほか、町内の学校給食にも提供されています。


撮影データ

◯撮影年月日:令和3年12月15日(水曜日)
◯撮影場所:蘭越町


専用機械【もみ殻圧縮成形機】
もみ殻を10分の1に圧縮して燃料棒を製造。将来的には100トンまで生産量を増やす予定。
燃料棒【もみ殻燃料棒】
長さ40cm、直径5cm、重さ1kgで原料はもみ殻100%。硬そうに見えるが簡単に折れる。
ボイラー【ボイラーに燃料棒を投入】
燃料棒は薪に比べ2倍の燃焼時間があり、残った焼却灰は融雪剤や土壌改良材としても利用できます。
ハウス内【実証栽培を行うビニールハウス】
燃料棒を使った加温で冬季でも室温が20℃前後に保たれています。実証は他にも町内2戸の農家で実施中。
レタス【栽培するリーフレタス】
「ライス・レタス」と名付け販売。販売を通じて「らんこし米」・「蘭越産農産物」のブランド強化も図っています。
販売用【役場内で燃料棒を展示・販売中】
燃料棒は乾燥状態で10年間保存可能なため、災害用の備蓄燃料としても期待されています。
販売ポップ【燃料棒は暖房以外でも】
薪の代替品としてキャンプファイヤーやバーベキューなどアウトドアでも活躍します。


お問合せ先

北海道農政事務所札幌地域拠点

電話番号:011-330-8821
FAX番号:011-520-3064