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北陸農政局

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更新日:平成24年6月1日

岸渡洪水調整池流入部模型実験

1.  洪水調整池の役割

庄川左岸地区は、平均地形勾配約170分の1の扇状地に広がる水田地帯で、地形勾配を活かした用排水兼用水路が樹枝状に張り巡らされた地域です。その水路網は、水田への用水、水田からの排水を流すだけでなく、地域内に降った雨や雪を流す役割を担っています。
しかし、近年の都市化の進展は、降雨を地下に浸透させたり一時的に貯留したりする機能(洪水貯留機能)を持っている農地を減少させ、建物やアスファルトなどで覆われた地表面を増やしています。
その結果、同じ雨が降った場合でも洪水量(地下に浸透しない量)が従来よりも増えるとともに、より降雨から短い時間によりピーク流量が大きい洪水が発生するようになっています。

 洪水調整池の役割1

洪水被害を防ぐためには、水路網の排水能力をこの新たなピーク流出量に対応できるものに高める必要があります。
庄川左岸農地防災事業では、水路の新設や改修に加えて洪水調整池の新設により、15年に1回程度発生する確率の降雨に対応できるよう水路網の排水能力を強化します。 

洪水調整池の役割_3 


このうち洪水調整池は、ピーク時の洪水の一部を一時的に貯留する施設で、洪水の一定量を超える部分をカットする役割を担います。
洪水調整池に貯めた洪水は、洪水が収まった後に排水します。

 

 

 

2.  水理模型実験の範囲

岸渡洪水調整池の計画においては、豪雨等により岸渡排水路の流量が多くなった場合に、そのうち一定量を超える部分を100mの横越流堰(洪水調整池流入部)から無操作で洪水調整池に流入させることとしています。
水理模型実験では、計画されている岸渡洪水調整池流入部とその上下流の岸渡排水路を模型で再現し、豪雨時の洪水量(15年に1回程度発生する確率の降雨時の洪水量等)を模型に流下させて、洪水調整池への自然流入が想定どおり行われることを検証しました。

水理模型実験の範囲2               
                                                              岸渡洪水調整池の仕組(GIF:1,643KB)

 

3.  岸渡洪水調整池流入部  模型全景

岸渡洪水調整池流入部 模型全景

【 施設名 】岸渡洪水調整池
【模型縮尺】10分の1
【再現延長】実物値:410m、模型値:41m
【通水流量】  実物値:Q=12.1m3/s(15分の1年確率雨量)模型値:38.4L/s
【模型精度】±1.5mm 

4.  模型実験施設の概要

施設概要

模型実験施設の概要

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

排水路断面の模型再現

岸渡洪水調整池流入部とその上下流の岸渡排水路では、一般排水路部(コンクリート排水路)のほかに、ワンド工部、玉石詰工、法枠ブロック部等、粗度の異なる施設が計画されています。
水理模型実験にあたっては、ペイント塗布、砂吹付け、モルタル吹付け等を行い、各部位(材料)に相応した忠実な粗度調整を行い、水理現象の再現精度向上を図りました。

排水路断面の模型再現 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

5.  水理模型実験状況

豪雨時(15年に1回程度発生する確率の降雨時)の洪水量(12.1m3/s)流下時の実験状況

zyoukyou4.jpg 下流排水路の流況1 下流排水路の流況2 流入部の流況2 流入部の流況1 ワンド工部の流況1

通常時(0.5m3/s)の実験状況

 

tyouseiike.jpg ワンド工部の流況2

 

※ 赤字 をクリックするとGIF動画が起動します。

お問合せ先

農村振興部防災課
ダイヤルイン:076-232-4727
FAX:076-234-8051

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