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北陸農政局

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更新日:平成24年9月3日

オープンシールド工法の概要

オープンシールド工法による水路改修(庄川放水路春日工区)の施工サイクル  


オ-プンシ-ルド工法は、庄川二番堤防(兼用市道)と高岡工業センタ-(工業団地)の建物群に挟まれた区間の二塚排水路改修(庄川放水路春日工区:H23.9~H25.2)で採用。用地的な制約で工事用道路及び建設重機の作業足場が自由に配置できないことから、水路敷内だけで施工可能な同工法となった。同工法ではできあがった水路の上を工事用道路として利用するため、水路形式はボックスカルバ-トとなっている。

準備&スタート

準備1

準備1

二塚排水路の仮回し


下流側の工事始点から約150m上流に向かった地点を土嚢で締切り、ポンプ4台(10吋)とパイプ4本(10吋)で上流からの水を仮回しする。なお、仮回し区間は、工事の進捗に応じて上流に向かって移動させる。

準備2

準備2

濁水処理プラント設置


工事に伴う濁水を処理するためのプラントを設置。工事箇所(水の仮回し区間)に溜まる水(浸み出してくる水を含む。)を吸い上げ、水質を改善した上で下流水路に排水する。(プラントは写真の緑色の設備)

スタート

スタート

発進縦坑設置とシールド機組立据付


工事の始点となる改修区間の最下流部の既設水路を取壊し、仮設土留で土壁を支えてシールド機が入る穴(発進立坑)を掘る。

その発進立坑内でシールド機(幅7.16m、高さ5.10m、長さ7.83~8.43m、重量177トン、工場での製作日数約3カ月)を組立て、据付ける。

 

サイクル部分の模式図

サイクル部分の模型図

 サイクル部分、1日 3~4サイクル

ボックスカルバート下段据付

(1)ボックスカルバート下段据付


シールド機最後部内(既に完成している部分の直上流)に、クレーンでボックスカルバート下段(内側で高さ1.4m又は1.1m)を据付ける。

ボックスカルバート上段据付

(2)ボックスカルバート上段据付 


ボックスカルバート下段の上に、クレーンで上段を据付ける。

ボックスカルバートは、鉄筋コンクリート製で内側が幅6m、高さ2.5m。長さ1m分を上下に2分割して工場で製作する(製作日数:約2週間)。その上下を合わせた重量は、m当たり20トンを超える。

ボックスカルバート緊張(上下)

(3)ボックスカルバート緊張(上下)


工場製作時にボックスカルバートの側壁内に設置した4箇所のシ-ス管(鞘管)に上下を貫く形で連結用PC鋼棒(径35)を通し、緊張力を与えた状態でナットを固定する。これにより、上下のボックスカルバートを一体化させる。

プレスバー設置

(4)プレスバー設置


据付け完了したボックスカルバートに、シールド機を押し出すための力を均等に伝えるプレスバー(反力伝達板)を設置する。

プレスバーは、裏込注入(ボックスカルバートの周辺の隙間へのセメントペースト注入)の際の裏込材止めにもなる。

裏込注入(1次)

(5)裏込注入(1次)


据付けたボックスカルバートとシールド機の隙間(側面及び底版部)を充填するため、ボックスカルバ-トに設けられた4箇所の注入孔から裏込材(セメントペースト)を注入する。

既設水路取壊しと地山掘削

(6)既設水路取壊しと地山掘削【(5)との並行作業】


既設水路を取壊し、更に前方に向かって地山を約1m(新設するボックスカルバート1個分の長さ)掘削する。

その掘削に合わせてシールド機前方側面のスライド土留めを前方に伸ばして、地山が内側に崩れてこないよう支える。

(ジャッキー操作による)シールド機前進

(7)(ジャッキ操作による)シールド機前進【(6)との並行作業】


 シールド機後方に内蔵されたジャッキ6本(片側3本)を伸ばしてプレスバーを押し、その反力でシールド機を約1m(ボックスカルバ-ト1個分の長さ)前進させる。その後、プレスバ-を撤去する。

ボックスカルバート緊張(縦締め)

(8)ボックスカルバート緊張(縦締め)


工場製作時にボックスカルバートの隅切り(ハンチ)内に設置したシ-ス管(鞘管)に、前後を貫く形で連結用PC鋼棒径17(黄色の破線)を通し、緊張力を与えた状態でナット(赤)を固定する。これにより、ボックスカルバートの上下流方向を一体化させる。 ⇒(1)に戻る

裏込注入(2次)

(9)裏込注入(2次)【(9)以下は次のサイクルとの並行作業】


シールド機の前進で生じたボックスカルバート周辺の隙間(側面及び底版部のシールド機があった部分)に裏込材(セメントペースト)を注入し、ボックスカルバートと地山を一体化させる。

シース管グラウト注入

(10)シース管グラウト注入


ボックスカルバート緊張(上下、縦締め)に用いた鋼棒が通っているシース管(鞘管)にグラウト(セメントペースト)注入を行い、ボックスカルバートと鋼棒を一体化させる。

目地工

(11)目地工


グラウト注入後、ボックスカルバートのつなぎ部分(目地部)を下地処理したうえで、隙間に止水のための樹脂系目地材を充填する(シ-ルド機前進の反力の影響を受けない、シールド機最後部から約20m後方を施工)。

⇒全ての区間のボックスカルバートを据付ければ完了。

埋戻し

(12)埋戻し【(10)~(11)との並行作業】


ボックスカルバートの上部を掘削土で埋め戻し、その上に鋼板を敷いて工事用道路とする。

  オープンシールド工法 施行サイクル図
オープンシールド工法による水路改修(庄川放水路春日工区)の施工サイクル

お問合せ先

農村振興部防災課
ダイヤルイン:076-232-4727
FAX:076-234-8051

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