
ハウス(LED使用)
トルコギキョウは、その和名からキキョウ科の植物だと誤解されることがよくありますが、リンドウ科の植物です。
トルコギキョウの原産地は、北アメリカ南部で、日本に昭和初期に導入された際、花のかたちがキキョウに似ており、トルコ人のターバンにも似ていることからトルコギキョウと名付けられたという説があります。
(写真提供:富山県農産食品課)
トルコギキョウの切り花の全国作付面積は426ha(平成30年産)、出荷量は98,300千本(平成30年産)で、平成28年の産出額は120億円でした。主産地は長野県、熊本県、福岡県です。
また、トルコギキョウは北米等で需要があり、輸出が期待される切り花です。施設園芸で周年出荷も可能となりました。
富山県富山市の(株)富山環境整備では次世代施設園芸導入加速化支援事業(富山県拠点)として廃棄物処理施設から産まれる電力や廃熱の供給を行い、ICTやLEDを活用して、トルコギキョウを生産し、輸出も行っています。
ハウス(LED使用)
(写真提供:(株)富山環境整備)
-切り花トルコギキョウ-
トルコギキョウは花持ちがよいです。定期的に水を替え、時々水の中で茎を切るとさらに長く楽しめます。
ただし、茎の節部分で切ってしまうと水の吸い上げが悪くなるので、節は避けて切りましょう。
-鉢花トルコギキョウ-
多くが切り花として流通していますが、一部、鉢物として草丈の低い品種が流通しています。購入する際は、葉が枯れておらず濃い緑色で、茎も色つやがよいものを選びましょう。
日当たりが良く風通しのよい場所で育てましょう。
また過湿を嫌いますので、雨が当たらないところに置きましょう。
水やりは、花や芽に水がかかると傷んでしまうので根元からゆっくり水をあげましょう。
(写真撮影場所:(株)富山環境整備)
トルコギキョウの花の色は、紫、白、ピンク、クリーム色、緑、茶、白地に青紫色等と非常にバリエーションに富んでいます。
花言葉は色に関係なくトルコギキョウ自体が持っているものと色ごとに付けられている花言葉があります。
例えば、「優美」、「すがすがしい美しさ」、「希望」など良い意味が豊富にあり、お世話になった人や大切な人に贈るのに適している花です。
(写真提供:富山県農産食品課)
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