今月の園芸特産作物:1月 チューリップ
北陸のチューリップ生産

1月から2月にかけて新潟県及び富山県のチューリップの切り花が出荷のピークを迎えます。
新潟県、富山県とも県の花が「チューリップ」であることが示すとおり、両県では、チューリップ生産が盛んです。切り花の産出額は、新潟県が全国1位、富山県が全国3位(H30年産)で、球根出荷量は、富山県が全国1位です(R元年産)。
近年は、輸入球根の増加や切り花品目の多様化等によって球根および切り花の生産は減少していますが、両県ではオリジナル品種の開発や省力栽培技術の確立・普及、切り花の花持ち性の改善等により、生産振興が図られています。
露地栽培の花が見頃を迎える4月中旬~5月上旬には、富山県の砺波市や入善町、新潟県の新潟市や胎内市などでチューリップフェアが開催され、様々な品種がご覧いただけますので、ぜひお訪ね下さい。
また、チューリップは多様な色や形があり、バリエーションが豊富ですので、いろいろ組み合わせて楽しんで下さい。
日本一のチューリップ切り花生産県(新潟県)
新潟県のチューリップ切り花の主な産地は、新潟市、胎内市、新発田市などで、300を超える多様な品種を全国各地の市場に出荷しています。


【五泉市】
(新潟県育成品種の一部紹介)

【メリープリンス】

【越爛漫】


【ホワイトスワン】

【恋心】

【越黄冠】
(写真提供 新潟県)
日本一のチューリップ球根生産県(富山県)
富山県のチューリップ球根の主な産地は、砺波市、南砺市、入善町、高岡市などです。


【富山の春便り「春の四重奏」】
(残雪の朝日岳・白馬岳を背景に、桜並木とチューリップ、菜の花)
(写真提供 朝日町)
また、富山県ではチューリップの新品種の育成が盛んです。富山県農林水産総合技術センター園芸研究所にはチューリップ遺伝資源センターが併設されており、約2,100品種を収集・保存しています。
これまでに「黄小町」、「夢の紫」など37品種が育成されています。
(富山県育成品種の一部紹介)

【黄小町】

【夢の紫】

【白天使】

【恋のはじまり】

【炎のダンス】

【乙女のドレス】
(写真提供 富山県)
お問合せ先
生産部 園芸特産課
担当者:花き・特産係
代表:076-263-2161(内線3333)
ダイヤルイン:076-232-4314
FAX:076-232-5824