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北陸農政局

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更新日:平成25年3月20日

北陸地域の肉用牛生産振興のために

肉用牛生産は地域の活性化等を図るために重要な役割を果たしており、地域資源の有効活用を図り、地域農業の健全な発展を図る上で、今後ますますその振興を図ることが求められています。
しかしながら、近年、管内における肉用牛の飼養戸数は、農家の高齢化等に伴い減少傾向で推移しております。
肉用子牛生産の基盤を維持・拡大するためには、中核的な担い手を育成するとともに、繁殖部門の大宗を占める高齢・小規模の複合経営も含めた地域全体の支援体制への取組が重要となっており、地域によってはこうした取組が繁殖雌牛の頭数維持・拡大に寄与している事例がありますので紹介します。

 和牛の繁殖雌牛を増頭しよう!

あなたの地域でも肉用牛ヘルパー組織を作ろう!

肉用牛ヘルパー組織とは、肉用牛経営を支援する組織として、畜産経営者に代わり日常の飼養管理作業や子牛の市場出荷等を行う組織です。

【肉用牛ヘルパーの種類】

飼養管理ヘルパー 冠婚葬祭、傷病時、旅行時等に肉用牛の飼養管理の代行を行うヘルパー
飼料生産収穫調整ヘルパー 飼料作物の収穫・調整(乾草、サイレージ)作業管理代行を行うヘルパー
削蹄ヘルパー 肉用牛の削蹄を行うヘルパー
家畜市場出荷ヘルパー (1)農家から家畜市場までの家畜の運搬、(2)セリ上場前後の家畜の世話、セリ上場及び購買者への家畜の引渡しの代行を行うヘルパー
堆肥散布・耕起ヘルパー 堆肥散布または耕起あるいは両者の代行を行うヘルパー
除角・去勢ヘルパー 除角の代行及び去勢時の保定等の補助を行うヘルパー

これらのヘルパーにより、高齢・小規模農家の労働負荷を軽減し、経営継続を支援

放牧を繁殖経営に取り入れよう!

これまで放牧を行う際には、牧柵として鉄柱と有刺鉄線などを利用した固定式が一般的でしたが、電気牧柵と呼ばれる手軽な施設を用いて小面積で分散している耕作放棄地等への放牧が可能になりました。特に高齢・小規模な複合経営の肉牛繁殖農家にあっては、飼養管理の省力化が図れる放牧に積極的に取り組まれることをお奨めします。

(写真)ススキ主体の元水田に約50日間、2頭の繁殖牛を放牧しました。
放牧前
(放牧前)
放牧後
(放牧後)

耕作放棄地放牧のメリット

  • 購入飼料費を減らせる(低コスト)
  • 牛が健康的になり受胎率も向上する(繁殖率の向上)
  • 給餌、ボロ出しの手間が減り、管理がラクになる(省力的)
  • 草刈り労力が低減され、景観維持やイノシシ等の獣害対策に有効(地域への貢献)

耕作放棄地放牧の活用方法

耕作放棄地のほとんどは小面積で分散しており、まとまった土地がなかなか見つからないものです。そこで設置・移動が簡単な電牧器・電気牧柵を2台以上活用して、分散した10アール程度の複数の耕作放棄地を放牧地として、それらを順々に放牧するような使い方すれば、連続して放牧が可能になります。
放牧だけで飼養する場合、牛は1日当たり生草を体重比15%前後食べます。このため概ね5~10月まで通して放牧するには成牛1頭当たり30~40アール程度必要となります。

耕作放棄地放牧に適する牛

放牧には、放牧経験のある繁殖雌牛の中でも3産以上で、落ち着きのあるものが適しています。なお、最低2頭以上を一緒に放牧すると牛が落ち着くようです。
また、耕作放棄地での放牧には、人工授精のための捕獲の必要がない妊娠牛を分娩2ヵ月前頃まで放牧することを推奨しています。

放牧サイクル(妊娠牛を放牧する場合)

放牧期間(6ヵ月): 子牛離乳~分娩2ヵ月前
舎飼期間(6ヵ月): 分娩・人工授精・妊娠鑑定後

電気牧柵の必要資材等

電牧器
放牧面積(電牧線を張る距離)に応じて様々なタイプがあります。電圧は約7千ボルト発生するが、電流がほとんど流れていないため感電の心配はない。(触れた時の衝撃は静電気よりやや強い感じです。)
電源は家庭用電源のほか乾電池、太陽電池(ソーラー式)、12ボルトバッテリーも利用できるものもあるので、近くに電源のない所でも放牧利用できます。

電牧線
ビニールに導線を編み込んだもの(ポリワイヤー)、軽量で柔軟性があり巻き取りやすく、設置や移動が簡単です。

電牧柱(コーナー及びゲート用)
電牧線を支えるだけなので、強度はあまり必要せず、樹脂製の軽量な支柱を利用し、設置間隔は広く(5メートル間隔位)するため、差し込み・引き抜きが簡単です。また、木柱、竹等でも代用出来ます。

アース
銅製棒かステンレス製棒を湿気の多い場所に深く(1.5メートル以上)埋めます。

ゲート
放牧地への出入り口に装備

危険表示板
接触すると危険であることを示す看板(電気設備技術基準により、設置が義務付けられています。)

北陸農政局管内放牧活用事例はこちら  

お問合せ先

生産部  畜産課
畜産振興第1係・第2係
電話番号:076-263-2161(内線3345、3346)
ダイヤルイン:076-232-4317
FAX:076-232-5824

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