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都市から移住して田舎ぐらしのご夫婦 石蔵家

石蔵さんご夫婦の田舎暮らしの様子1

1.田舎暮らしを始めるきっかけはなんだったのですか?

恵美さん(以下:恵):きっかけは妊娠、出産でした。妊婦の時にすごく体調が悪く、産後も体調が悪かったので、暮らしの在り方の見直しを考えました。会社員として毎日毎日会社と家を往復して、お金ですべてを買う暮らしをして、なにかそうではない豊かさみたいなのが気なりだしました。それをきっかけにいろいろな情報を探し始めました。最初はインターネットだけで、移住のサイトを見たり、移住の雑誌をみたりしました。それだけだと情報が少ないので、実際に田舎暮らしをしている方との交流を求めて行動し、いろいろな方のお話を聞いたりしました。
敏雄さん(以下:敏):育児休職をしている時に今までの人生の棚卸をしてこれからなにをするべきかということをいろいろ考える時間をとりました。その時に、サラリーマン生活の延長上に未来が見えなかった。考え調べた上、身の丈に合った人生を楽しもうという考え方をもちました。2人ともそういった考え方のほうが、未来があるよねと会話をして、できることは自分でやりましょう。自分で食べるものは自分で育てましょう。エネルギーも買うのではなく自分で賄えるものは自分でなんとかしようという話を少しずつしていた時に、知り合いを通して今の家を教えてもらいました。

2.田舎暮らしで1番大変だったことはなんですか?

石蔵さんご夫婦の田舎暮らしの様子2

恵:やはりこういう家に引っ越すと冬が寒いという事です。都会にはない作業が増えて、でもその作業が辛いと思うか楽しいと思うかは人それぞれだと思います。薪割とか、草むしりとか、昔だったら辛いと思っていたし、お金をもらってでもやりたくはなかったけど、今では趣味みたいなものです。

3.田舎でのご近所付き合いはどうですか?

敏:ご近所付き合いも2人とも嫌ではないです。人によっては嫌なのかもしれないですけれど、町の集落のイベントも全然ストレスにならないです。田舎暮らしではご近所付き合いというのが自然と必要になりました。
恵:マンションに住んでいた時は隣の人すら知らない人ですが、ここだと1つの集落全員知り合いなのです。隣の人とかとは毎日挨拶を交わしますし、それが普通なのだなと思うとなんだか不思議な感じがしました。
敏:ご近所付き合いはこちらに引っ越してきて自然と増えました。だから都会の方は今となるとなんだったのだろうと思います。

4.田舎暮らしの楽しさや、素晴らしさを教えてください。

石蔵さんご夫婦の田舎暮らしの様子3

恵:1番は生き物が周りにたくさんいることです。鹿や牛、猿もそうですし、共生を実感できたことが大きな収穫な気がします。あと、季節の変わり目が本当に実感できるのです。マンションに住んでいた時は、春夏秋冬くらいしか分からなかったのですけれど、ここにいると二十四節気、二週間ごとに日の差し方が変わったり、気温が変わったりするのを感じることができます。

5.田舎暮らしはしたいけど、虫が苦手ということをよく耳にしますが、虫は慣れるものですか?

敏:慣れます。うちはカメムシが沢山出るのですけれど、指でピッと弾ける様になります。ゴキブリは見たことがありません。蜘蛛は沢山出るのですが、恐らくゴキブリを食べてくれているのだと思います。最初は蜘蛛も怖かったのですが、ゴキブリを食べる蜘蛛と聞いてから、そっと逃がすようにしています。娘も来た頃は虫を見るとキーっとなっていたのですけれど、今では夏休みに昆虫を捕まえて絵日記を描いています。
恵:それでも、蜂やムカデ、蛇は嫌です。

6.敏雄さんは今も都内近郊まで働きに出ているのですよね?

敏:高速道路を使って車で片道1時間30分かかるので、タイミングを見て切り上げようと考えています。少しずつ田舎暮らしにシフトしようとしていて、会社を辞めてこっちで生活基盤を築いてという流れに私も合流しようという計画を進めています。
恵:夫はコロナで在宅勤務が増えているので毎日出勤という訳ではないです。これをきっかけに田舎暮らしを考える方が増えるのではないかと思います。
敏:在宅勤務を続けられても仕事は辞めるつもりです。今の仕事を続けていても、65歳で定年になって、そこから先30年何をすればよいのか、若い時から歳を取って本当に自分がやりたいことは何だったのだろうか、という事を子供が生まれたときに気づいてシフトしていこうと思ったのです。全てを自給自足するつもりはないです。自分達が生きていけるという分だけ出来ればと思っています。この集落だと物々交換の風習が残っているので野菜とかも貰えますし、収入が少なくても生きていけるやり方があるのです。

7.これから畑に植えようと思っている作物はなんですか?

恵:今年は一通り試してみたいと思っています。主に保存のきく豆類とか子供の好きなさつま芋とか。あと、トマトは鹿が食べないという事が分かったので、植えようと思っています。それからハーブ類も植えたいです。鹿がよく出没するのでトウモロコシなどは植えてもすぐ食べられてしまうので植えられません。農業は独学と近所の方に直接教えてもらっています。近所の方が代わりに耕してくれていることもありました。

8.田舎暮らしで叶えたい夢はなんですか?

石蔵さんご夫婦の田舎暮らしの様子4

恵:田舎暮らしをして、夢が始まったばかりなので、食べ物の自給がもっと出来る様になれるのが夢です。
敏:100%の自給自足なんて無理だと思うのです。他人に迷惑かけず、楽しく暮らすには自分の食料くらいは自分で育てて余った分は周りの方にお裾分けする。エネルギーも一工夫して薪を使うとか雨水を利用するとか、井戸も掘ったりしています。
恵:家の中で循環する仕組みを作りたいです。

9.このサイトをご覧になっている方にメッセージをお願いします。

敏:中々踏み出せなかったので、やはり決心する事。動き出したら、不思議と縁が向こうからやってきてくれるので、決断して一歩前へ踏み出すことを考えてください。

石蔵さんご夫婦の田舎暮らしの様子5

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