ナス 「どうやってつくるの?」
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
ナスの花・実・葉
![]() 短花柱花:めしべが短い栄養のたりない花 ナスの花粉は、おしべの先の小さな穴からでてきて、めしべにつきます。そのとき、めしべがおしべより短いと花粉がつきにくいので、実がうまくなりません。 |
![]() 光が当たらないなすは白くなる ナスの黒むらさき色は、日焼けしたからって知っていましたか? ナスは、太陽の紫外線(しがいせん)から実を守るために、アントシアニンという色素(しきそ)をつくります。だから、ふくろをかぶせて育てると、白いナスになるのです。 |
![]() ナスを真上からみると 葉は日光がよく当たるように、かさなり合わないようについていて、大きさもまちまちになっています。日本では冬になるとかれてしまう一年草ですが、インドでは2mくらいまで大きくなります。 |
作型
つくりかた、品種、つくる地域(ちいき)をさまざまに組み合わせることで、一年中ナスがつくれるようにしています。これを作型といいます。
|
![]() |
農家のつくりかた
1 苗(なえ)をつくる種を消毒してから、播種箱(はしゅばこ)にまき、たっぷり水をあげます。1週間ほどでふた葉が出てきます。 3週間ほどすぎて本葉が2、3枚になったら、鉢(はち)に植えかえます。 2 接ぎ木(つぎき)土を通してうつる植物の病気などからナスを守るために、接ぎ木をします。台木(だいぎ)の部分に病気や虫に強い植物(ナス科のもの)を使って、苗のふた葉から上の部分をつなぎます。 |
![]() |
![]() |
3 植えつけ接ぎ木をしてから1か月ほどたって、本葉が7、8まいになったところで、苗を畑に植えつけます。定植(ていしょく)といいます。支柱(しちゅう)を立て、苗がのびても支えられるようにします。おもな茎(くき)1本と、わき枝を2本残して、あとはつみ取るようにします。苗を植えつけてから、3週間ほどで花がさきます。 |
4 防除(ぼうじょ)
空気が乾燥(かんそう)すると虫の被害(ひがい)が出やすくなります。農家もいろいろな努力をしています。
- よい苗を使う:病気や虫がついていない、じょうぶなものを選びます。
- 土を消毒する:病気が出ないように、畑に薬をまいて消毒します。
- 接ぎ木をする:同じ畑に続けて長くつくっていると、連作障害(れんさくしょうがい)といって、病気にかかりやすくなってしまうので、接ぎ木をします。
- ナス科野菜を続けてつくらない:ナスのあとにトマトやピーマン、ジャガイモなど、同じナス科のもの植えても、連作障害がおこります。
![]() |
5 収穫(しゅうかく)花がさいて15~20日ぐらいたつと、収穫できます。日中の温度が高いときにとるとしなびやすいので、朝か夕方のすずしいときにとります。花は次々とさくので、6か月ほどとり続けることができます。 |
どこからきたの? | どうやってつくるの? | こんなにいろいろあるんだ! | そだててみよう
│昔といまのコメづくり│食卓にとどくまで│ 農産物たんけん隊│情報コーナー│ミニミニちしき│