ナス 「こんなにいろいろあるんだ!」
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こんなナス知ってる?
日本のナスはほとんどが黒むらさき色ですが、白色のものもあります。形も丸型(まるがた)や長型(なががた)など、いろいろ。ほかにも世界では、白、緑、しま模様(もよう)のナスもあるのです。
中長なす
長さ12~15cmで、「長卵形(ちょうらんけい)なす」ともいいます。とくに、昭和39年に生まれた「千両」「千両二号」というナスは、たくさんとれてつくりやすいので、日本全国に広がっています。
長なす
長さ20~25cmで、おもに西日本や東北でつくられています。秋田県の「河辺長(かわべなが)」、岩手県の「南部長(なんぶなが)」、大阪府の「大阪長(おおさかなが)」、宮崎県の「佐土原(さどわら)」などがあります。
大長なす
長さ40~45cmで、肉質(にくしつ)がやわらかなので「焼きなす」や「煮(に)なす」にむきます。「久留米長(くるめなが)」や「博多長(はかたなが)」などがあります。暑さや乾燥(かんそう)に強いナスです。
丸なす
東北から北陸、関西でつくられています。肉質がしまっているので、田楽(でんがく)や煮ものにむきます。 京都府の「賀茂(かも)なす」、新潟県の「巾着(きんちゃく)なす」などがあります。
卵形なす
関東を中心にかつてもっとも多く出回っていました。こいむらさき色でつやのある「真黒(しんくろ)」がよくつくられていました。
小丸なす
重さ10~20gの小形のナスで、漬けものや煮ものにむきます。辛子(からし)づけで有名な、山形県の「民田(みんでん)なす」などがあります。
米なす
ヨーロッパ、アメリカの品種を日本でつくりやすいように改良したもの。へたが緑色で、田楽やバターいためにむきます。
ナスの栄養(えいよう)
ナスはほとんどが水分で、栄養素(えいようそ)は多くありません。ですが、味にクセがないので、油と一緒に炒めたり、天ぷらにしたり、ぬかづけにしたり、いろんな料理に使われます。
皮の黒むらさき色は、アントシアニンという色素(しきそ)によるもの。最近では、目に良い色素として、注目されています。
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