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食料・農業・農村政策審議会 家畜衛生部会 第43回牛豚等疾病小委員会 議事録

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日時及び場所

令和元年11月21日(木曜日)10時00分~11時45分
農林水産省 第3特別会議室

議事次第

  1. 開会
  2. あいさつ
  3. 議事
    飼養衛生管理基準の見直しについて
  4. あいさつ
  5. 閉会

配布資料はこちら

議事録

午前10時00分 開会

  • 山野家畜防疫対策室長
    定刻となりましたので、ただいまから、食料・農業・農村政策審議会家畜衛生部会第43回牛豚等疾病小委員会を開催いたします。
    委員の皆様方におかれましては、本日はご多忙中のところ、お集まりいただきまして、まことに、ありがとうございます。
    私、当小委員会の事務局を担当いたしております、動物衛生課の家畜防疫対策室、山野でございます。どうぞ、よろしくお願いいたします。
    それでは、開会に当たりまして、神井審議官から、ご挨拶を申し上げます。
  • 神井審議官
    皆さん、おはようございます。
    小委の先生方には、常日頃から大変ご迷惑をおかけしています。時間をいただいて、いろんなことをご相談させていただいておりまして、本当に、ありがとうございます。
    本日は、今の話にもございましたように、飼養衛生管理基準について、ご議論いただきたいと思っております。
    もう、これ、改めて申し上げるまでもないことですが、飼養衛生管理基準は、家畜の所有者の方々が衛生管理の基礎にしていただく、非常に重要なものでございますし、家畜伝染病予防法で、これに基づいて、都道府県の皆さんが指導助言していただき、勧告していただき、命令していただく。これに反する場合には罰則もかかるということで、重要なものだというふうに認識しております。
    本日は、事務局のほうで、国内外から得られた知見をもとに、考え方というものを皆様方にご覧いただくようにしております。国内外から得られた知見というのは、前回の家畜衛生部会で、委員の先生方からいただいた意見もございますし、疫学調査の話もございます。こういったものをまとめて、こういう論点がご議論いただかなければいけないんじゃないかというものをお示しすることとしております。ご意見をいただいて、これをもとに、基準をつくっていただければ、というふうに思っています。
    専ら、本日、お手元の資料にも、後で出てまいりますけれども、先生方には3つの観点でご意見を、積極的にお願いしたいと思っています。
    1つ目が、飼養衛生管理基準に定めるべき内容。これ、もう本当の中身でございますけれども、どこまで詳しく定めておくべきなのか。要求水準をどのレベルにすべきなのか。こういったことについてのご意見を頂戴したいと思います。
    また、2つ目でございますけれども、いくら立派なものをつくっても、農家の方々にご理解いただいて、それを遵守していただかないことには、世の中、よくなっていかないということでございますので、衛生管理基準を農家の方に遵守してもらうための表現方法、これ、どういうふうにすればよろしいかということについて、先生方にご意見をいただきたいと思っています。
    よく言われますのが、シンプルで、わかりやすくなければいけない。他方で、先ほど申し上げましたように、勧告とか命令の基準になるものですので、農家の方がご覧になって、これを守っているのか、守れていないのか、それを、白黒はっきりするようなところまで表現されないといけないという問題がございます。これ、ある意味、シンプルでわかりやすくというのと、白黒はっきりするまで詳しくというのは、二律背反する部分もございます。どういうふうな表現の工夫をしていけばいいか、伝え方も含めて、課題は多いと思っております。簡易版と詳細版の組み合わせなどの工夫もあるかもしれません。これについて、先生方のお知恵をいただきたいと思っています。
    3つ目でございますが、飼養衛生管理基準の適用のスケジュールでございます。要求水準は、これはやはり、家畜防疫のため、なかんずく、今、CSF、ASFを視野に入れた場合、非常に皆さんに守っていただかなきゃいけないものということになると思いますが、今の実態から、この基準を改正後、直ちに適用すべきものということと、一定の猶予期間を置いて、その水準に達する方々をきちんと、頑張ってくださいという期間と申しましょうか、そういったことを置くべきことがあるかどうか。それを置かなきゃいけない場合、どれぐらい必要なのかということも、非常に重要な論点になってこようかと思います。
    そういったことについて、本日は、事務局側から情報を提供させていただきますので、ぜひ、先生方から忌憚のないご意見を頂戴できればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
    以上です。
  • 山野家畜防疫対策室長
    ありがとうございました。
    さて、現在、牛豚疾病小委の委員数は10名でございます。本日は5名の委員の先生と、オブザーバーとして、一般社団法人日本養豚開業獣医師協会の代表理事、呉先生にもご出席いただいております。
    本日の事務局の紹介をさせていただきます。
    ただいまご挨拶いたしました、審議官の、神井でございます。
  • 神井審議官
    よろしくお願いします。
  • 山野家畜防疫対策室長
    少し席を外しましたが、審議官の、小倉がいます。
    それと、動物衛生課の、古庄でございます。
  • 古庄課長補佐
    よろしくお願いいたします。
  • 山野家畜防疫対策室長
    それから、審議官の、永山審議官でございます。
  • 永山審議官
    どうぞ、よろしくお願いいたします。
  • 山野家畜防疫対策室長
    それから、畜水産安全管理課の、丹菊でございます。
  • 丹菊課長補佐
    丹菊でございます。よろしくお願いいたします。
  • 山野家畜防疫対策室長
    それと、畜水産安全管理課の、吉戸でございます。
  • 吉戸課長補佐
    よろしくお願いいたします。
  • 山野家畜防疫対策室長
    私、最初にご挨拶いたしました、動物衛生課の、山野でございます。どうぞ、よろしくお願いいたします。
    それでは、ここからはカメラのほうの撮影については、ご遠慮いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
    続きまして、配付資料の確認をいたしたいと思います。
    配付資料につきましては、資料1~5、参考資料をお配りしておりますので、ご確認いただければと思います。落丁等ございましたら、お知らせください。
    また、委員の皆様のところには、本日、ご議論いただきたいことということで、メモが置かれていると思います。
    よろしいでしょうか。
    次に、本日の会議の進め方について、ご説明いたします。
    議事である飼養衛生管理基準の改正につきまして、事務局より、まず、ご説明をいたします。その後、ご出席の皆様方よりご意見をいただきたい、というふうに考えております。
    それでは、ここからの議事進行につきましては、津田委員長にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
  • 津田委員長
    津田でございます。よろしくお願いいたします。
    それでは、議事を進めたいと思います。
    まず、議事の「飼養衛生管理基準の見直しについて」、事務局のほうから、説明をお願いします。
  • 古庄課長補佐
    では、まず資料1のほうをご覧いただきたいと存じます。
    こちら、10月3日に開催いたしました、第37回家畜衛生部会での論点と対応方向の概要でございます。
    当部会におきましては、参考資料の1にもつけておりますとおり、飼養衛生管理基準の見直しについて、農林水産大臣からの諮問を受けて、議論が行われたところでございます。
    委員の先生方からは、まず、1、飼養衛生管理に関することといたしまして、韓国でのアフリカ豚コレラの発生については、国内で発生したと同等の危機意識を持つべき。豚は飼養衛生管理が複雑なため、ハード面だけでなくソフト面の対策が重要。ソフト面での穴を埋めるためには、従業員教育の徹底が必要。IT等を活用した衛生管理の評価制度など、農家がみずから利用できる自己点検の仕組みを参考とし、工夫すべき。自衛防など、地域全体で衛生管理の意識を高め、養豚農家同士が最新の飼養衛生管理に関する情報を入手できる情報交換の場が必要、とのご意見を賜ったところでございます。
    また、飼養衛生管理基準に関することにつきましては、飼養衛生管理基準は何を遵守すべきか明らかにするため、細部まで明示することが必要。飼料会社やと畜場等の関連業者の衛生管理対策が重要、飼養衛生管理基準に書き込めないか。おめくりいただいて、ハザードを決め、リスクを分析して、リスクに応じたバイオセキュリティとすることが適当。発生地域も非発生地域も、同様の基準で規制することが適当か、よく検討すべき。飼養衛生管理基準は、平時における対応を基本とすべき。養豚場の規模の大小に応じた規制とすることが適当か、よく検討すべき。飼養衛生管理基準は細かくハードルが高い、現場で十分に理解されていないのではないか。発生農場調査が、農家の穴を探すことが目的のように見える。疫学調査結果の伝え方について配慮し、本来の活用目的が伝わるように工夫すべき、といったご意見をいただいたところでございます。
    また、3番、飼養衛生管理基準の遵守徹底のあり方につきまして、生産者が主体的に高い意識を持って取り組めるようにすることが大事。放牧を推奨している政策との整合性を整理すべき。飼養衛生管理基準の実効性を担保するためには、家畜防疫員が不足しているのではないか。飼養衛生管理基準を農場従業員一人一人が理解できるように、かみ砕いたツールを作る、段階的に体験させるなど、末端まで行き届かせる仕組みが重要。農家が発生予防のため、どのような対策をすればよいか、容易に理解できるよう、伝え方を工夫したほうがよい、とのご意見をいただいたところでございます。
    その他、発生後に正しい情報が、国民・消費者に伝わるようにすべきとのご意見がございました。
    なお、ご意見の下に、矢印をつけて小さな文章を示してございますが、これは各指摘につきまして、事務局が考える対応方向について、例示させていただいたものでございます。
    続きまして、資料2をご覧ください。
    事務局が現在のところ考えている、飼養衛生管理基準の改正方向の概要でございます。
    先ほどの、家畜衛生部会でのご意見、また、生産者及び関係者から、飼養衛生管理基準の各項目の意義がわからないとの声を受けまして、取り組みの目的ごとに、下記の1(ローマ数字の1)~4(ローマ数字の4)に体系化してはいかがかと考えております。それぞれの体系については、防除対象とする感染源の種類ごとに項目を分類する考えでございます。
    家畜衛生部会委員や関係者から提起された論点を踏まえ、「1(ローマ数字の1) 家畜防疫に関する基本的事項」におきまして、家畜の所有者の責務、飼養衛生管理マニュアルの作成等の本基準を現場で徹底するための取り組み等を規定することを考えております。
    また、具体的な防疫措置につきましては、2(ローマ数字の1)~4(ローマ数字の4)において、国内でのCSFの発生やASFの侵入リスクの増加への対応といたしまして、これまで基準に加えて追加的に推進してきた飼養衛生管理基準遵守指導の手引き、各種通知等に基づく指導内容を反映してはいかが、と考えてございます。
    続きまして、具体的なところ、資料3をご覧ください。
    飼養衛生管理基準の改正について、でございます。
    資料3につきましては、家畜衛生部会でのご指摘や、今般のCSF発生農場の疫学調査で得られた知見等を踏まえ、事務局の考え方を示しております。中身、38項目ありますが、それぞれ1項目ずつ、丁寧にご議論いただきたいので、1つずつご説明をさせていただきたいと思います。
    まず、資料3の1ページ目、時計文字の1(ローマ数字の1)、家畜防疫に関する基本的事項でございます。
    さらに、その中で感染源の種類ごとに分類しておりまして、人に関する事項、その1、家畜の所有者の責務でございます。
    こちら、国内外から得られた知見及び論点といたしましては、生産者が主体的に高い意識を持って取り組めるようにすることが大事。IT等を活用した衛生管理の評価制度など、農家がみずから利用できる自己点検の仕組みを参考とし、工夫すべき。自衛防など、地域全体が衛生管理意識を高め、養豚農家同士が最新の飼養衛生管理に関する情報を入手できる情報交換の場が必要、といった点に対応いたしますよう、案でございますが、家畜の所有者は、みずからが飼養する家畜について、家畜の伝染性疾病の発生予防及び蔓延防止に対する責任を有していることを自覚すること。本基準の規定を踏まえ、みずからの農場の防疫体制を構築するとともに、その防疫体制が確認できるよう、消毒設備等の衛生対策設備の設置箇所を明示した農場の平面図を作成し、備えておくこと。農場の所在地域、その他の関係者と協力して、衛生管理の意識を高めるとともに、定期的にみずからの農場の飼養衛生管理状況を点検し、改善を図ることにより、本基準による家畜の衛生管理の実践に努めることとしてございます。
    続きまして、2番でございます。
    こちら、家畜防疫に関する最新情報の把握等ということで、自衛防のところのご意見を受ける部分として、既存の基準を残した内容としております。
    1枚、おめくりください。
    3番でございます。
    飼養衛生管理マニュアルの作成及び従業員等への周知徹底でございますが、こちら、論点のところです。豚は飼養衛生管理が複雑なため、ハード面だけではなくソフト面の対策が重要。ソフト面での穴を埋めるためには、従業員教育の徹底が必要。関連業者の衛生管理対策が重要といった部会での論点を受けまして、案でございますが、従業員が当該農場以外で行う動物の飼養及び狩猟における禁止事項、海外渡航時の注意、場内への不適切物品の持ち込み禁止及び持ち込む食品、これは、いわゆるお弁当を想定してございますが、等の取り扱い方法、並びに農場における防疫のための更衣、消毒等の手順等に係るマニュアルを作成し、全従業員に周知徹底するとともに、全従業員及び外部事業者がマニュアルを遵守するよう、看板の設置、その他の必要な措置を講ずることとしてございます。
    続きまして、4番、記録の作成及び保管でございます。
    こちら、関連事業者の衛生管理対策が重要といったところ。衛生管理基準は何を遵守すべきか明らかにするため、細部まで明示することが必要といったところ。また、豚コレラ疫学調査におきまして、立ち入り時の更衣や消毒の不実施が報告される。こういったことを受けまして、赤字の部分、次のページでございますが、消毒の実施の有無につきまして、台帳に記帳することとしております。
    1枚、おめくりください。
    (5)でございますが、こちら、疫学調査におきまして、分娩等の記録がなく、通報のおくれにつながった事例があったことを受けまして、赤字の部分です。頭数、月齢、投薬、その他の処置を記録するとしてございます。
    続きまして、5番、通報ルールの作成でございます。
    こちら、家畜衛生部会からは、養豚場の規模の大小に応じた規制とすることが適当か、よく検討すべきと、ご提言いただいております。こちらについては、大規模農場では、所有者のかわりに衛生管理者が置かれている状況を想定いたしまして、管理者がルール作成ケースにも対応可能となる案としてございます。
    続きまして、6番についても、同様の改正としてございます。
    続きまして、7番でございますが、家畜伝染病の発生リスクの高まりに対する準備といたしまして、部会からは、ハザードを決め、リスクを分析して、リスクに応じたバイオセキュリティとすることが適当といったご意見。また、発生地域と非発生地域と同様の基準で規制することが適当かどうか検討すべき。飼養衛生管理基準は、平時における対応を基本とすべき。これらのご意見を踏まえまして、案でございますが、家畜の所有者は、イノシシ等の野生動物に家畜伝染病の病原体の感染が確認されている地域、こちらは対象地域を農林水産大臣が指定する想定としてございます、において、追加措置を講ずることとなる13、21、25及び27について、平時から、その取り組み内容を習熟しておくことと規定してございます。
    続きまして、飼養衛生管理に関する事項でございます。
    8番ですが、衛生管理区域の設定につきまして、部会での論点ですが、飼養衛生管理基準は何を遵守すべきか明らかにするため、細部まで明示することが必要、とのご意見に対しまして、みずからの農場に病原体の侵入及び蔓延の防止を重点的に行う区域といたしまして衛生管理区域を設定し、衛生管理区域と、それ以外の区域の境界を柵等により明確にわかるように区分すること。衛生管理区域は、畜舎、家畜に直接接触する物品の保管場所、及び家畜に直接触れた者が消毒並びに衣服及び靴の交換を行わずに行動する範囲の全てを網羅するとともに、家畜、資材、死体等の入出場の場所が可能な限り境界に位置するよう設定すること、としてございます。
    9番につきましては、放牧制限の準備といたしまして、部会から放牧を推奨している政策との整合性を整理すべきとのご意見を受けまして、放牧の停止または制限があった場合に、家畜を飼養できる畜舎の確保、または出荷もしくは移動のための準備措置を講ずること、としてございます。
    このほか、10番の埋却の準備、密飼いの防止の項目につきましては、既存のものを継続としてございます。
    続きまして、7ページ、時計文字の2(ローマ数字の2)、衛生管理区域への病原体の侵入防止でございます。
    12番、衛生管理区域への必要のない者の立ち入りの制限につきまして、部会から細部まで明示することが必要、とのご指摘に対しまして、出入り口だけでなく、死亡畜の保管場所など飼養衛生管理関連施設についても立入制限の看板、その他の必要な措置を講ずることとしてございます。
    続きまして、13番、ほかの畜産関係施設等に立ち入った者が衛生管理区域に立ち入る際の措置でございます。
    こちら、部会からリスクに応じたバイオセキュリティとすることが適当とのご意見を受けまして、野生動物に家畜伝染病が確認されている地域に立ち入った者も、その日は衛生管理区域に、次のページでございますが、衛生管理区域に立ち入らないこととしております。その他、例外措置といたしましては、シャワーの実施、その他必要な措置を講じた上で立ち入ることとして規定してございます。
    続きまして、14番、こちら、水道業者など、家畜に触れない者も想定いたしまして、手洗いをしなくても、手袋の着用で入域できる規定を追加しております。
    続きまして、15番でございますが、部会から細部までの明示が必要とのご意見、あるいは、次のページでございますが、疫学調査で人による持ち込みが指摘されている、こういったところを受けまして、左の赤字のところでございますが、更衣を行う際に、病原体が衛生管理区域に侵入することがないよう、着脱前後の衣服及び靴を、すのこ、分離板等で場所を離して保管するとともに、かつ、更衣前後において利用する経路が交差しないよう、一方通行とすること、その他必要な措置を講ずることを追記してございます。
    同様に、16番、車両につきましても、赤字のところ、衛生管理区域に車両を入れる者に対し、当該農場専用のフロアマットの使用、次のページでございますが、その他の方法により、車内における交差汚染を防止するための措置を講じさせること、衛生管理区域内で降車しない場合を除くとしてございます。
    17番につきましては、衛生管理区域の入り口での取り組みと、畜舎での取り組みを別の項で、今回、記すこととしてございますので、17番から27番へ移った部分が消された形となってございます。
    続いて、18番につきましては、文言の、ほかの項目と合わせる修正の変更でございます。
    19番につきましては、疫学調査の結果を受けまして、飲料水の消毒を明示してございます。
    続いて、20番でございます。
    こちらは、論点のところ、残飯給餌によりASFに感染した海外事例が多数報告されてございます。また、EUとの防疫協議におきましては、国際基準に合致させる必要という話を、先方から受けておりまして、食品残渣の国際ルールにつきましては、いわゆる、肉よりも高い加熱処理条件が設定しております。具体的には、攪拌しながら90℃以上60分、または121℃以上3気圧で10分以上の加熱処理とされておりますが、その利用につきましては、別につけてございます、参考資料の5をご覧ください。
    OIEコード委員会レポートでございます。裏面に和訳がございます。
    下線部の部分、読み上げさせていただきます。食品残渣中に存在し得るさまざまな物質が、潜在的にウイルスを保護する可能性があるため、食品残渣中のウイルス不活化加熱要件は肉よりも厳しくあるべき、という考えに基づく措置となってございます。
    したがいまして、我が国においても、国際基準との整合性を確保するため、改正案でございます20番のところの赤い文字でございますが、肉を扱う事業所等から排出された食品循環資源につきまして、先ほどの、温度、90℃60分の加熱が必要、また、加熱後の飼料が加熱前の原材料等により交差汚染しないよう措置が講じられていることといたしまして、この処理が行われていないものは衛生管理区域内には持ち込まないことと変更したいと考えてございます。
    続きまして、21番、安全資材の利用でございますが、こちら、論点のところ、疫学調査におきまして、感染イノシシが確認されている地域においては、イノシシが接触している可能性のある飼料を供さないよう留意すべきと指摘されていることから、赤字の部分でございますが、イノシシ等の野生動物に家畜伝染病の病原体の感染が確認されている地域において収穫された飼料、敷料等を利用する場合は、家畜保健衛生所に助言を求め、指導に従うこととしてございます。
    1枚、おめくりください。
    続いて、野生動物に関する事項でございます。
    22番、衛生管理区域への野生動物の侵入防止でございます。
    こちら、疫学調査におきまして、農場内・畜舎内へのウイルスの侵入ルートとして、感染野生イノシシ・野生動物による持ち込みが、数多く指摘されております。これを受けまして、野生イノシシの生息地域に所在する農場においては、衛生管理区域に野生イノシシが侵入しないよう、防護柵の設置、その他必要な措置を講ずること。定期的に当該設備の破損状況を確認し、破損がある場合には遅延なく破損箇所を修繕すること。ネズミ等の野生動物の隠れられる場所をなくすよう、防護柵周囲の除草、その他必要な措置を講ずること、としてございます。
    続きまして、家畜に関する事項でございます。
    23番につきましては、変更がございません。
    続いて、次のページ、13ページでございます。
    時計文字の3(ローマ数字の3)、衛生管理区域の衛生状態の確保。
    24の畜舎に入る者の消毒等でございます。
    手指の洗浄・消毒と同等の効果を認めるものとして、手袋の着用を追記してございます。
    25番、畜舎ごとの専用の衣服及び靴の設置及び使用でございます。
    こちら、疫学調査におきまして、農場内・畜舎内のウイルスの侵入ルートとして、人・物による持ち込みが指摘されていること。それの低減として、畜舎ごとの長靴や手袋の使用が行われております。これを受けまして、赤字の部分でございますが、畜舎ごとの専用の衣服、これは野生動物に家畜伝染病の病原体の感染が確認されている地域に限る義務でございます、衣服については。一方、靴におきましては、常時でございます。こちらは、靴を設置し、畜舎に入る者に対し、これらを確実に着用させること。更衣を行う際に病原体が畜舎に侵入することがないよう、着脱前後で衣服及び靴を、すのこ、分離板等で場所を離して保管するとともに、かつ、更衣前後において利用する経路が交差しないよう、一方通行とすること、その他必要な措置を講ずること。また、畜舎から家畜、堆肥等を搬出する際には、作業者の動線が畜舎の内外で交差しないよう、畜舎の内外で作業する者を分けること、または、専用の靴の履きかえ、その他必要な措置を講ずること、としてございます。
    続いて、ページをおめくりいただいて、器具の定期的な清掃及び消毒等でございますが、赤字のところ、畜舎の清掃・消毒に関する規定は、32にまとめて書くことにいたしまして、削ってございます。
    27番、畜舎外での病原体の汚染防止でございます。
    疫学調査により、豚の移動による持ち込みが懸念されておりまして、畜舎間で豚を移動させる場合には、消毒可能なケージの使用、地面を歩かせないようにと。手押し車の器具類を、畜舎外から持ち込む場合は洗浄するべきだということでご提言いただいておりますので、これを受けまして、家畜の飼養管理に必要のない物品を畜舎に持ち込まないこと。イノシシ等の野生動物に家畜伝染病の病原体の感染が確認されている地域におきましては、家畜の畜舎間移動時に、洗浄・消毒済みのケージ・リフトの使用を行うとともに、畜舎に重機、一輪車等を持ち込む場合には、畜舎の出入り口付近において、洗浄及び消毒をすること、としてございます。
    続きまして、28番、野生動物の侵入防止のためのネット等の設置、点検及び修繕でございます。
    こちら、疫学調査により野生動物の持ち込み、防鳥ネット等による侵入防止対策が必要ということを受けまして、野鳥等の野生動物の、畜舎、飼料庫、堆肥舎、死体保管庫等への侵入を防止することができる防鳥ネット、その他の設備を設置するとともに、定期的に当該設備の破損状況を確認し、破損がある場合には遅延なくその破損箇所を修繕すること、としてございます。
    29番の給餌設備、給水設備等への野生動物の排せつ物等の混入防止につきましては、継続といたしております。
    30番でございます。
    ネズミ及び害虫の駆除でございますが、こちら、疫学調査により、野生動物の持ち込みが指摘されていることを受けまして、ネズミ、ハエ等の衛生動物の駆除を行うために、殺鼠剤及び殺虫剤の散布、粘着シートの設置、その他必要な措置を講ずるとともに、畜舎の屋根または壁面に破損がある場合には、遅延なくその破損箇所を修繕することとしております。
    また、31番につきましても同様に、野生動物による病原体の持ち込み対策といたしまして、赤字の案の部分でございますが、衛生管理区域内はネズミ等の、次のページでございます、野生動物の隠れられる場所をなくすとともに、病原体の残存性を減弱させるため、不要な資材等の処分、除草等を行うとともに、資材、機材等を整理整頓し、消石灰等により定期的に消毒を行うこと、としてございます。
    32でございますが、畜舎の清掃・消毒につきましては、空舎、空房に限らず、常時対応するように、規定を変えてございます。
    33番でございます。
    赤字のところ、具体的に疫学調査で記録がなく、通報のおくれにつながった事例があるということがございました。こちらを受けまして、具体的な内容として、家畜の健康状態の確認に加え、出生及び死亡の状況及び異状の有無をしっかり書くということを、具体的に明示してございます。
    最後、時計文字の5(ローマ数字の5)番、家畜衛生管理区域からの病原体の散逸予防というところでございます。
    34番、35番のところ、こちらについては継続といたしまして、36番のところ、衛生管理区域から搬出する物品の消毒等、こちら、省内関係者からでございますが、農場からの蔓延防止を義務として、明確にすべきといった意見がございました。こちらを受けまして、家畜の排せつ物等の付着した物品を衛生管理区域から持ち出す場合には、消毒、その他必要な措置を講ずることとしてございます。
    続けて、1枚おめくりいただいて、37番、家畜の出荷または移動時の健康観察でございますが、赤字のところ、農場外へ移動させる場合の規定ということを明確にする修正案としてございます。
    最後、38番と39番は、継続事項としてございます。
    続きまして、資料4、こちら、簡単にご説明させてございます。
    資料3で示した事務局の考え方を、表に落としたものでございます。
    左のほうに、感染源、上から下、並べてございます。上の部分は敷地の、実際に飼養衛生管理の対策措置を実施する場所を並べてございます。こちら、下のほうから、家畜から遠いもの、あるいは、上の部分も畜舎から遠いものとして並べているところでございます。こちら、今申し上げました、感染源と対策の実施場所ということで着目いたしまして、それぞれの場所で取り組むべき項目がどれなのか、わかりやすくするように整理してございます。例えば、境界でイノシシの防ぐ柵については、左の境界の列のところ、真ん中22番が該当します。
    続いて、資料の5番でございます。
    こちら、農家が日々取り組むべき基準の項目を中心にいたしまして、農場の場所別に確認できるよう、絵のようなものに、書き直したものでございます。
    先ほどの、ご議論いただきたいこととして別紙で、1枚紙で配らせていただいた2つ目の、簡易版のイメージとして、こちら、一例としてお示しさせていただいたものでございます。
    事務局からは以上でございます。
  • 津田委員長
    ありがとうございました。
    それでは、この飼養衛生管理基準につきましては、本委員会で議論を重ねまして、その後、国民及び都道府県知事からの広く意見を聞いた上で成案というふうな流れになります。
    委員及びオブザーバーの先生方におかれましては、この事務局が、今、示されました3つの論点ですね。本日議論いただきたいことということを参考にしていただきながら、議論を深めていただきたいというふうに思います。
    それから、今、説明がありましたけれども、食品残渣利用飼料の加熱基準の強化につきましては、この小委員会での議論は、飼料の安全を確保するために飼料等の成分規格や製造、使用、保存の方法等を規定しています、飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令の改正に係る議論に、今後、活用される予定ですので、これをご承知の上に議論していただきますよう、よろしく、お願いいたします。
    また、本日の議論を踏まえまして、改正案及び基準をいかに守ってもらうかの議論というのは、次の委員会で行うことといたしますので、まず、今回は、この改正の方向性とその内容につきまして、重点的にご議論をいただきたいというふうに思います。
    では、本件につきまして、皆さんからご議論ありましたら、よろしくお願いいたします。できれば、本日ご議論いただきたいことということで、この項目について、上から順番にお願いできればと思います。
    まず、この飼養衛生管理基準に定めるべきこの項目の内容について、今、説明があった内容で、大体いいのか、もっと詳しくすべきか、あるいは、もう少し簡潔にすべきかということで、ちょっと。これ、法的な罰則もあることですので、ある程度、皆さんができる水準というものをミニマムリクワイアメントといいますかね、そのレベルで設定すべきと思いますので、その辺について、ご議論お願いしたいと思います。
    よろしくお願いします。
    何か、ございますか。
    まず、最初から言いますと、この前から、CSFに関する疫学調査等々を行っているわけでございますけれども、やはり、飼養衛生管理基準に書かれている項目の中で、やっぱり、不十分な点もあるということがあって、ここの原因としましては、この飼養衛生に書かれていることと、それから、実際、農家の方々が、どういう目的でそれをやらなければいけないのか、それから、どういうことを具体的にやらなければいけないのかということが、やはり、ちょっとまだ十分理解いただけていない部分もあるということも思いますので、そこら辺を、ここの最初の項目、基本的事項というところで、家畜の所有者の責務として自覚いただいて、ある程度、自分のところに病気を入れない、中で広げない、それからそこから出さないというようなことを、観点から、いろいろ守っていただきたいというのがまず1つの趣旨だと思いますので、そこら辺で、ここに書かれていることが、それだけ伝わるかどうかということが1つのポイントになろうかというふうに思います。
    何か、ございませんでしょうか。
    どうぞ、入江先生。
  • 入江委員
    2つほどあるんですが、1つは、この資料4のほうにもあるんですけれども、こういったことに気をつけましょう、ということなんですけれども、ある防疫対策の獣医師さんからちょっと聞いた話なんですが、例えば、農場に行くと、結構、猫がいて、そこがどうも媒介したんではないかというような話も聞いているんですけれども、この簡単な表にはそういうふうなことは入っていないんです。そのあたりはどうなんでしょうか。
  • 古庄課長補佐
    猫の飼養は具体的には入っていないんですけれども、前提として、一応、考えています。
  • 入江委員
    農場に、やっぱりネズミ対策で飼っているところがある。どうも、あっちこっち、外も行く、中も入る。それが危ないんじゃないかという話を聞いたことがあるので。
  • 山野家畜防疫対策室長
    先ほども説明させていただいたとおり、まず、この管理基準の中で、どこまで詳細に書くのかというのは1つの議論のところだと思います。だから、そういった、今のご意見のようなところ。猫のようなもの、あるいは、犬なんかも含めてのペット動物も含めて、そういったものの飼養だとか、そういったところも触れたほうがいいというご意見ということであれば、それはまた、もうちょっと検討していかなければいけないと思いますし、本日は、そういったところの、どこまで求めていったらいいのかというところも含めて、ご議論いただければとは思っております。
  • 津田委員長
    どうぞ、嶋田先生。
  • 嶋田委員
    宮崎の嶋田です。
    まず、今日、議論する内容ということで、上から、やはりいったほうがいいのかなということで、どこまで詳しく定めるべきかの点なんですけれども、私の意見としましては、飼養衛生管理基準自体は、ある程度、やはり、詳細なところまで触れておいたほうがいいのかなとは思います。ただし、資料5にありますとおり、簡易版がございますけれども、こういったものの準備ですとか、例えば、写真であったり、図、農場見取図の参考例とか、そういったものというのが非常に大事かなと思います。
    この中で、ただし、というか、詳しく定めた上で、現状の飼養衛生管理基準について、私がお邪魔している農場さんとかでも、家畜保健所の先生方が定期的に訪問して、内容をチェックしていますけれども、やはり、農場の感じ方としましては、項目がやはり多いとか、当然、チェックする項目が多くなってくると、どこが大事で、というところがちょっとわかりにくくなってきます。できるだけ、私の巡回日に合わせて来てもらったりとかすることで、要は、その農場の弱点であったり、守れていること、なかなか対応が難しいところというのを、やはり、管理獣医師自体が農場の構造であったり、飼養状況であったり、ふだん、ある疾病については、把握、一番農場の次にしているとは思いますので、そういった管理獣医師が、かみ砕いて説明をすることで、補完できるんじゃないかな、伝わりやすくなるんじゃないかなというのは、実感としてございます。ですので、この体制、見直し案の中で、6番で獣医師等の健康管理指導というところがありますけれども、こちらについて、やはり、もう少し強調できないかなというふうに思っています。
    なので、基準の説明ですね、これはどういったことが目的で、こういった基準になっているですよ、という説明を細かに、やはり、できるかなと思いますし、我々の責務かなという気もしていますので、このあたりを充実できればいいかなというふうに感じています。
    以上です。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    実際、この飼養衛生管理基準で、こちらで、さっき説明がありましたところは条文として書かれて、ここが基準になるわけでございますけれども、実際には、この遵守状況とかいうのを家畜保健衛生所のほうで、全部、見ているわけですけれども、そこにはどういうふうに、これを解釈するかという、一応、ガイドラインみたいなものもありまして、それをもとに、農家の皆さん方にも説明しているというふうな運用になっていると思うんですが、それに関連して、今おっしゃったように、管理獣医師の先生方がいらっしゃったり、農場の中で、そういった責任者を置いておられるというところもありますので、そういったところと、今、運用の話だと思うんですけれども、その辺について、今日、オブザーバーでいらしている呉先生、何かご意見、ございますでしょうか。
  • 呉オブザーバー
    ありがとうございます。
    日本養豚開業獣医師協会の代表を務めさせていただいています、呉です。
    今のご意見、私も、賛成です。
    大規模生産者等ということなんですけれども、大規模所有者というのが、飼養頭数3,000頭以上というふうに規定されておると思うんですね。それで、農林水産省の統計、今年の2月に発表された統計では、肥育豚の飼養頭数ですけれども、戸数ベースで3,000頭以上というのが17.7%のみなんですね、飼養頭数ベースだと66%ですが。
    私も、随分、岐阜県の農場、指導に入らせていただきました。再点検ということで入らせていただきましたけれども、このこと、すごく大事だと思っていまして、管理獣医師がやはりチェックをするということは非常に大事だなと。
    それで、この大規模生産者のところには、家畜保健所が、年に一遍、チェックに入るということは、もう、以前からやられておると思うんですけれども、そういうこととともに、あともう一つ、岐阜県で1つ、私が行った農場で、管理獣医師がいるにもかかわらず、管理獣医師に再点検に行きますよ、ということが連絡がなかったというようなこともありました。
    なので、やはり、管理獣医師がこういう飼養衛生管理基準の指導とか点検ということに、もっと深く関与すべきだなと思いますし、先ほど申しましたように、この3,000頭、大規模生産者というのが、あまりにも頭数ベースで少ないですね。そこら辺は、規模の見直し、ということは必要ではないかというふうに思います。
    反対に、やはり、CSFにしても、ASFにしても、そこら辺の飼養衛生管理基準の遵守状況というのは、常日頃からチェックしていなきゃいけないと思いますから、家畜保健所が年に一遍来るだけではなくて、むしろ、そういう管理獣医師がいれば、その人がチェックして、家畜保健所に、例えば、年2回報告するとか、そういうことまでやってもいいんじゃないかな。
    先ほど、嶋田先生がおっしゃられたように、そういうときに家畜保健所の先生と管理獣医師が一緒に見て、チェックするというような体制ということが、結構、大事なんじゃないか。
    それから、ここに書いてあることを見ると、そういう、やっぱり獣医師の関与があったほうがスムーズにいくことが多いと思うんですね。なので、そこら辺を書き加えていただくことを検討いただきたいなというふうに思います。
    以上です。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    この大規模所有者等とか、大規模施設等というのは、これはちょっと、今回外すんですかね。もっと広げるということですか。ここの大規模等、「等」の意味というのは。
  • 古庄課長補佐
    「等」の意味は、所有者に限らず、管理者であってもルールをつくるとか、こういったことをやってもらえればいいですよ、という意味の「等」です。
  • 津田委員長
    それは、全てに入るということだね。規模、関係なく。
  • 山野家畜防疫対策室長
    そうですね。資料の3の4ページのところの5番のところですね。通報ルールの作成のところの最初のところ、大規模所有者等、括弧書きのところ、ここが、今回、ちゃんと明記しましたということになります。したがって、所有者と、所有者以外に管理者がある場合には、所有者と管理者、あと、以下同じということですので、そういう形にしています。
  • 呉オブザーバー
    先ほど申しましたように、3,000頭規模以上が戸数ベースで17.7%なんですね。仮に、これが500頭規模以上だと、66%、全国の件数の3分の2になるし、飼養頭数ベースでいえば、96%になるんですね。それ以下の方はどうでもいいということではないんですが、そうすると、500頭規模以上ぐらいが戸数ベースにおいても3分の2、頭数ベースでも95%以上カバーできるんじゃないか。それがいいのかどうかはわかんないですけれども、そういう、ちょっと見直しも必要なんじゃないかなというふうに思います。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    1つは、この飼養衛生管理基準につきましては、規模、大小関係なく、全部守っていただくということですので、ただ、今、呉先生もおっしゃったように、嶋田先生もおっしゃったように、実際の農家の方が、所有者がこれを守っていただくわけで、今の農家の皆さんが本当にこれがきちんと理解できるかどうかということで、どこまで書き込むかなんですけれども、今おっしゃった話であれば、家畜保健衛生所もチェックするんだけれども、実際には、そこに第三者として管理獣医師さんなり、もっと、ほかの人がちゃんと、きちんとそれができているかどうかをチェックする仕組みを入れたほうがいい。そういった意味では、ここに書き込むよりも、むしろ、そういった仕組みをつくったほうがいいのか、それとも、もっと細かく書いて、実際に皆さんが読んでやってもらったほうがいいのかということになっていくと思うんですけれども、その辺については、いかがでしょうか。そういった仕組みがあれば、これでもいいというのかどうか。
    どうぞ。
  • 山口委員
    北海道の山口なんですけれども、私は、まず、この基準については、まずは、いろいろ、今回、いろんな中間取りまとめとかいろんな中で、やっぱり、防げるところというのは基準の中に、やはり、網羅して書いていいのかな。それをベースに、1つは目安にして、農家の人がセキュリティをやってもらう。
    ただ、その中で、私、ちょっと、今までの衛生管理基準の中でも思ったんですけれども、絶対に、一つ、ここの中では外せないところという、先ほど嶋田さんもちょっとあったんですけれども、そういう、まずは、こんだけやれば完璧にはなるんだけれども、ここだけは絶対だめですよ、みたいな、そういうところというのをつけても、一つはいいのかなというところで、まずは、基準はがっちり、まず書いたほうがいいのかなというふうに、ひとつ、思いました。
    それから、規模のところも、ちょっと、私も思っていたんですけれども、大規模農場でマニュアルつくって通報というところなんですけれども、北海道なんかは、豚コレラに備えて防疫計画なんかつくるときに、私なんかは、1,000頭規模以上のところは全部計画をつくって、何かあってもすぐ動けるように、ということで細かくつくっている、農場ごとにつくっているんですけれども。ちょっとそこ、先ほど呉先生のほうからもあった、そういう、ちょっと、あまり3,000頭以上という、そこの目安というところの、もう、大規模農場の、大規模という言い方がいいのか、あれなんですけれども、ちょっと、そういうところもどうなのかなというところがありました。
    あと、ちょっと細かいところの中では、ちょっと気づいたところでは、よくある、先ほど、ペットの話というところで、これは豚だけじゃなくて牛なんかでもそうなんですけれども、猫とかがバルク乳の管の上にいたりとか、いろんな、衛生的な面で非常にあるので、私はペットなんかも含めて、別にペットがだめというわけじゃなくて、それだったら、つなげばいいんじゃないかとか、そういうのを書いてもいいのかな。こういうところにいたらだめですよ、みたいな、何か、そういうような形で入れていいのかなというのと、もう一つは、この中にはあまり書いていなかったんですけれども、放牧豚というのも、最近、非常に、北海道なんかは非常に多いので、そういうときの柵じゃないんですけれども、そういう場合、私は、やっぱり、二重にして1メートル以上の間隔を置くとか、そういうのを何か明記したりしたほうがいいのかなというところと。
    あと、マニュアルとか、いろいろ作成する上では、消毒とかというときに、実際に農場回ってチェックしていく段階で、消毒、やっています、定期的にやっています。定期的って、何回を定期的にやるのとか、じゃあ、冬場はどうなのとか、そういう時期とかも含めて、やっぱり、そういうのも、やれることはきちんとやってもらうという意味では、ある程度、マニュアルなんかの中では、具体的に、そういうところも示せるところは書いたほうがいいのかなというふうに思いました。
    あと、最後は、衛生管理区域の設定というところで、よく、岐阜県とかいろいろ出た発生を見ると、公道を挟んで衛生管理区域があって、その場合に、そこを何もしないでそのまま行ったとか、豚をそのまま移動したとか、そういうのもあるんで、やっぱり、そこのところは、現実、そういう農場が、多分、都会のほうは多いのかなというところもあるんで、そういうところの、そういうのもがっちりやんなきゃだめだと思うんですけれども、ちょっと、リフトで運ぶとか、いろいろ、家畜はそのまま下を運ばないというのもどこか書いていたかもしんないんですけれども、そういうところも、何か、きちんと示したほうがいいのかなというふうに思いました。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    それは、この辺も含めて、また考えるということで、よろしいですかね。具体的な案とかも、あれば出していただくと、それを書き込むと思うんですけれども。
    今、ちょっと猫とかの話もありましたけれども、実際は、疫学調査の中で、そういった猫等の媒介というのもあって、逆に、その猫を捕獲したら、今度、ネズミが逆にふえたということもあり、非常に悩ましいところなんですけれども、やっぱり、その農場ごとに、それぞれ判断していかなきゃいかんのかと。
    例えば、あの場合なんかは、やっぱり、近くにイノシシが来ていて、やっぱり、うり坊の死体があったりとかすれば、当然、そういったものから運ばれるというリスクもあるし。その辺のことは、状況、状況で考えなきゃいけないのかなと思うんですけれどもね。
    そこら辺は果たして書き込むかどうか。ここが非常に悩ましいところでありまして、今、嶋田先生とか呉先生がおっしゃったように、それを具体的に、趣旨はこうですよと、だけれども、具体的にはその農場ごとに、こういったやり方がありますよというのを、管理獣医師の先生方あたりが、きちんとアドバイスできれば、それは目的が達するかなという気もするんですけれどもね。その辺、いかがでしょうか。
  • 嶋田委員
    今の点なんですけれども、表現の仕方は、正直、ちょっと、具体的な表現方法とかまでは、まだ思い浮かばないところなんですけれども、例えば、規模的なところでお話ししますと、やはり、ある意味、一定の規模以上の農場さんというのは、獣医師とのつき合いであったりとかも割とあったりはするんですけれども、かえって、その区分でいったら小規模な農家さんであれば、やはり、そこまで定期的に獣医が来ないケースのほうが、どちらかというと、そちらのほうが件数的には多いですし、重視すべきなんじゃないかなとは思うんです。
    なので、広く、畜産全体を見渡したときには、やはり、規模でくっきり分けたりというのは、なかなか、実効性、伴わないような気がします。
    なので、逆に、小さい農家さんほど、実は、情報が行き届いていなかったりとか、そういったケースも考えられますので、そういったところにも、やはり、管理獣医師とのつき合いであったり、定期的な指導というのをしっかり受けましょうというところを明示いただけるほうがいいかなとは思います。
  • 津田委員長
    じゃあ、積極的にそういったものを利用してくださいということを、1つの義務ではないけれども、最初に書き込むということですよね。要するに、自分ひとりよがりにならないという意味で。
    いかがですか、呉先生。
  • 呉オブザーバー
    ありがとうございます。
    同意見です。
    ここに書き込むべきことではないんですが、例えば、我々、家畜防疫員として、臨時雇い上げでワクチンを打ったりしに行くんですね。これは通常のコンサル業務の給与と比較すると、圧倒的に低いんです、時給が。なので、ここに書き込むことではないんですが、ちょっと、今日の議論から外れるんですけれども、先ほど申し上げたように、そういうチェック状況を家畜保健所に報告するとか、そういうことに関して、また、補助的に獣医師の経営の補助ということもいただけると、生産者の負担も軽くなるでしょうし、もっと獣医を使いやすいというような形にもなるかなというふうに思いますので、ここに書くということではなくて、そういうことも考えていただけるとありがたいなというふうに思います。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    実際、現場のほうはそうなんですけれども、実際、今度はチェックする、県のほうからして、山口先生のほうからもあったんですけれども、小渕先生あたりは、何かございますか。
    これくらい書いておけば、大体チェック、指導できるのかなという。大体、書きぶりの問題なんですけれどもね。
  • 小渕委員
    やはり、先ほど、あったかと思うんですけれども、ここだけは外せないというところと、ちょっと色分けをしたほうが、最初の拒否反応的なものがなくなるというか、全部、重要なのは、もちろん、わかるんですけれども。
    実際、現場としては、大規模さんというところは家畜保健所のほうは、それほど、管理獣医師の先生も入っていますし、農家さんもチェックするポイントというのを十分ご理解いただいているので。ただ、やはり、呉先生もおっしゃいましたように、うちのほうの県でも、生産頭数の8割を占めているのは、大体、2割ぐらいの大規模農家さんということになっていますけれども、頭数にかかわらず、残り8割の農家さんというのは大規模ではないというところになりますので、病気のリスクということを考えますと、決して大規模さんから、というリスクよりは、なかなか、指導、いろんな方から指導を受けるチャンスがない方たちのほうが大きいのかなと思います。
    今回、ワクチンの関係で、今、群馬県の場合は、最初、1農家目からもう全て、ほとんど開業の先生方に協力していただいて、養豚専門の方たちに入っていただいて、家畜保健所も、もうワクチン打ったことある職員がほとんどおりませんから、その指導も含めて入っていただいていて、かなり、情報を共有、現場でできるように、やはり、ここで変わってきておりますので、小さい農家さん、大規模とは言われない農家さんでも、家畜保健所が、全部、常に回れるわけではないので、そういう先生方のアドバイスを受けられるような機会が、今後、チャンスがあれば、農家さんの理解がかなり深まるんではないかなと思っています。
    家畜保健所のほうで割ける時間というのは、どうしても限られておりますので、特に、今回、ワクチン業務というのが入ってきましたので、関係者の方から、屠畜場の方とか、食肉センターの方とかが、そういう、小さい、小規模と言われる農家さんに、管理獣医師の方を入れたら、いろいろ勉強になるんじゃないかというアドバイスをしていただいて、それで改善されている農家さんもあります。そういう、大規模さんだけではなく、いろいろ、専門の先生からお話、また、指導をいただけるチャンスが、いろんな農家さんに広がると、大分違うんだなというのが、今回、ワクチン業務をしていて感じましたので、具体的にどうしていいかというのは、今のところないんですけれども、そういうことのほうが、いろんな関係者の方に入っていただくことが、この飼養衛生管理基準を、正確に、または、レベルアップするのに本当に近道なんじゃないかなというのが実感です。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    今1つ、1点としては、その飼養衛生管理基準の中で、やっぱり、これだけは外せないと、一番重要なところを、ひとつ書いたほうがいい。資料の5にありますように、この、わかりやすく簡易版で書いてある、これがポイントかと思うんですけれども。こういったところを優先順位1番というかな、一番重要なポイントとして書き込むということも大事なのかなと思います。
    そういうことも書いたほうがいいということですかね。この中に書くのか、それとも別添で示すとかということなんですけれども。
  • 山口委員
    私は、その中でやり方、いろいろあると思うんですけれども、別添にするよりは、この中に書いて、何か印をつけるとかでもいいとは思うんですけれども、ちょっとやり方はあるのかな。
    それから、もう一つ思ったんですけれども、それを、今度、指導する立場側の獣医師にしても、家畜防疫員にしても、それを白黒つけやすくという、そういう話もあると思うんですけれども、消毒やっていますといったら、見る人によって、それを農場を回る人によって、基準がやわらかい人もいたり、低い人もいたり、というのが出てきちゃうので、手引書というのを作成されてはいるんですけれども、なかなか、この手引書は確かに、解説にはなるんですけれども、実際、チェックする上での、逆に言うと、そういうチェック項目、チェック表なんかも一緒につくって、その中で、そういう強弱も含めて、あと、消毒についても定期的に、ただ、定期的じゃなくて、何回やって、それがきちんとなっているとか、どういうふうにやっているとか、そういう形で、何か、指導する側にもちゃんとチェックを、同じような目線でできるような、そういうものもつくってもいいのかなという。マニュアル版で、そういう農場用、指導者用みたいな、そんなのがあってもいいのかなというふうに思いました。
    あと、ちょっと話は別になるんですけれども、もう一つ、そういう中で、21番の、先ほどイノシシ等の野生動物のところで、汚染された、そういうところで収穫された飼料、敷料を利用する場合は、家畜保健所に指導という、漠然と書かれているんですけれども、こういうのも、指導といわれて、実際に来られたときに、じゃあ、それは消毒薬をかけろということになるのか、日光にさらして一定期間置くのか、くん蒸性ということになるのかとか、ちょっと、そういうのも出てくるので、こういうところの表現も、相談して、あとは家保にというよりは、基準というか、こうしたほうがいい、というのを、何か明記した中での相談という、やり方はいろいろあったり、それがちゃんとできているかというのもあるのかなというところで、そこはちょっと、ここ、お願いしたいなというふうに思いました。
    あと、20番の処理済みの飼料の利用のところで、これ、EUの関係で、こういうのをやりなさいとあるんですけれども、たしか、私、ちょっと2年前に、実際、現場の所長やっている、家保の所長のときに、EUの査察を受けたときに、何か、記録もちゃんとしていないと、という話もあったと思うんですけれども。ただ、なかなか、加熱している機械の記録とかという話にはならないと思うんで、この中でちゃんと行われた、熱処理が行われたものを用いることとあるんですけれども、プラス、それがちゃんと行われていましたよ、何℃いっていましたよ、という記録もプラスして、そんな、経時的にということじゃなくて、そのとき、そのとき、ちゃんと熱何℃までいった、大丈夫という記録をつけるということが、逆に、EUの輸出とか、そういうところにもいいのかなというふうに思いました。
    もう一つ言ってもいいですか。あと、もう一つ、こういう養豚場でよく、工事の関係の人が全国的にいろいろ入ってくるというのもあって、1回、私も講習会やったことがあるんですけれども、そういうときに、機械を持ち込む、消毒するとか、いろいろ、そういうのがあって、小さな機械なんかは、なるべく農場の工具を用いてくださいとか。ただ、大きくて、そういう、持ってこなきゃなんない機械というのもあったら、そういうのは拭けるものは消毒で拭いたりとか、いろいろして、シートの上でなるべくそういう糞とかつかないところの一角に置いてくださいとか、そういうのは言ったことがあるんですけれども。何か、そういう工事業者とか、そういうのって、意外と結構来るみたいな話もあったので、そういうものの対応もちょっと付記してもいいのかなというふうに感じました。
    以上です。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    今のって、何か、コメントありますか。
  • 吉戸課長補佐
    畜水課の吉戸です。
    先ほど、20番の餌の加熱のところであったご意見なんですけれども、EUの査察等でのご指摘も踏まえて、ちゃんと行われたことの記録もつけることも、ということなんですが、資料の参考6をご覧いただけますでしょうか。
    こちら、食品残渣の飼料利用に係る規制の、上の現行の規定でありまして、下が見直し後の案なんですけれども、今回、餌の規制に関しては、家畜伝染病予防法の飼養衛生管理基準の見直しとあわせて、そっちと同じような事項を規定するような形で、飼料安全法という、餌の安全確保に関する法律に基づく、成分規格等省令という省令を改正することを検討しておりまして、下の左側なんですけれども、成分規格等省令のポツが、1つ目、攪拌しながら90℃60分とありまして、2ポツ目に、加熱処理の記録の作成・保管を行うことを、それから、3ポツ目に加熱処理後の飼料の再汚染防止対策を講じることというふうに書いておりまして、こういった事項を、規制の中に盛り込んでいくことを考えております。
    以上です。
  • 津田委員長
    ありがとうございました。
    一応、ここでは書かれないけれども、そちらのほうでは書き込まれるということ。
    入江先生、どうぞ。
  • 入江委員
    先ほどの食品残渣の件なんですけれども、今、このように生肉を扱うというところで限定されているということで、これはもう評価できると思うんですね。エコフィードというと、皆さん誤解があって、例えば、焼酎かすみたいに植物系とか、そういったものも全部エコフィードになってしまいますので、やはり、そういったリスクのあるものに限定する。何から何まで加熱しないといけないということではないと思うんですね。現行のガイドラインから比べると、レベルはかなり高くなっているなという気はします。
    1つは、いたし方ないなというふうには思いますけれども、これに対応するためには、やはり、かなり施設投資とか要るんじゃないかなと思うんですね、設備投資とか。単純に、例えば、気圧上げましょうとか、あるいは、温度上げましょうということだけでは済まない、私、エコフィードの関係、いろいろ見ていますので。事業所も多いと思いますので、ある程度、これ、議論いただきたい内容にもありますけれども、こういったところ、一定の猶予期間が必要じゃないかなと思いますし、それに対する、何か補助みたいなものも必要じゃないかなというふうに思います。
    即やりましょうということであれば、全く対応できなくて、知っている大手なんかだと、全く動かないところもあると思います。
    実際に、岐阜県なんかも、エコフィードの大規模なところあるんですけれども、そこはもう、発生を抑えているんですね。もう、ぎりぎりまで来ていると思うんですけれども、非常に、そういったことに気をつかわれているところもありますので、そういった配慮が必要じゃないかなというふうに思います。
  • 津田委員長
    何か、答えはありますか。
  • 吉戸課長補佐
    おっしゃるとおり、エコフィードの加熱基準、引き上げることによって、施設整備等が必要なところが多くあるということも、承知しておりまして、これに関しては、一定の猶予期間を、そのハード整備に係る期間、一定の期間を置く必要があるというふうに考えております。
    支援に関しては、どういった支援ができるかということを、検討しているところです。
  • 津田委員長
    呉先生、どうぞ。
  • 呉オブザーバー
    山口先生からのお話と関連して、ちょっと意見を述べたいんですけれども、やっぱり、この飼養衛生管理基準というのは、生産者が最低限守らなければいけない基準であるということは、前文でうたわれているので、本当に最低限だと思います。あとは、自助努力。なので、あまり細か過ぎると難しいなというふうに思っています。
    それと、岐阜県で、いろいろ回らせていただいた中で、岐阜県は1回、国、県、他県、JASVで回った後に、チェックリストをつくっているんですね。それが非常にわかりやすいです。29年版の飼養衛生管理基準のパンフレットにもチェックリストって、農林水産省がつくったものにあるんですけれども、それは、ただチェックするだけだし、それから、管理区域が設定されているとか、そういう抽象的な、と言っては語弊がありますけれども、それだけなんですけれども、岐阜県なんかを見ると、そこが詳しく書いてあって、チェックリストになっていて、できているか、できていないか。それ、できていなければ、どういうことが考えられるか。そういうチェックリストは付随して、つくっていただけるとやりやすいだろうな。
    それから、岐阜県で経験している中では、最後、家畜保健所の先生が、もう一度、飼養衛生管理基準、全部、チェックして、これはこうですねと。これ、やっぱり、1時間以上かかっちゃうんですね。なので、そういうチェックシートというのはつくっていただけると、全国で助かるなというふうに思っています。
    それから、どこまで書き込むかという部分で、3点ほどです。
    ペットについては、これはやっぱり、衛生管理区域内でペットを飼うべきではないということは、はっきり書いていいんじゃないかなというふうに、私は思います。
    それから、17番、古庄さんからご説明なかったんですけれども、細かい文言ですけれども、17番のところで、衛生管理区域に持ち込む場合には、洗浄、または消毒をすることと。または、というのは違うと思うんですね。洗浄だけで十分消毒ができるわけがないので。洗浄及び消毒なのか、あるいは、先ほど山口先生からお話があったように、例えば、特殊工具を工事業者が持ち込む場合、消毒液、かけられないというケースがあるので、そこら辺をどう書き込むか。それをくん蒸という言葉にするのか、なんですが、ここら辺、ちょっと、細かい文言ですけれども、見直ししていただいたほうがいいんじゃないかなというふうに思いました。
    それから、もう一点なんですけれども、27番のケージ・リフトの使用など、ということですね。これも、私が訪問させていただいた農場で、やはり、舎外を歩かせて移動というのはあったので、それを踏まえて書いていただいていると思うんですが、もう、豚舎間に専用移動通路がある農場はこんなことは必要ないので、そこら辺も明記していただいたほうが、誤解がないと思うんですね。必ず、これ、やんなきゃいけないのかという話にもなるんで。細かい文言ですけれども、そんなことを思いました。
    以上です。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    いろいろ、現場で見ておられる呉先生からも1件ありましたように、その辺を組み込んで、少し書き込んでいただければ、というふうに思いますが、全体の意見としては、このくらいの書きぶりでもいいのかなということを受けたんですけれども、その辺では、よろしいでしょうかね。
    あと、ただ、この中で柵の設置であるとか、それから、先ほどの飼料の加熱であるとか、かなり、設備投資等必要になってくるところがありますし、この、本日ご議論いただきたいことの3点目になるんですけれども、これを実際に適用すべき時期につきまして、先ほど、山口委員とか小渕委員からすると、重点的なものは、これはすぐにでもやらなきゃいけないでしょうし、ただ、そういったお金が絡むような話であると、なかなか、すぐには実行できないものもあるし、その辺について、時期をどういうふうにするかということについてご議論いただきたいんですけれども、いかがでしょうか。
    とにかく猶予を置かずにすぐやってほしいものと、猶予置けるもの。その辺はどういうふうに書きぶり、つくるかということなんですけれども。印象として、いかがでしょう。小渕先生、いかがでしょうか。とにかく、これは大至急やらないかんというのがあれば。
    実際、今回のこの改正をやると、やっぱり、農家の方で、これは絶対義務ですよと、自分ところに病気を入れないのもそうですし、ちゃんと、ほかからもチェックを受けて、自分の好き勝手というわけじゃないんですけれども、やっぱりきちんとした、これが守られているかどうかを見てもらったほうがいいですよということになると思うんですけれども、そこら辺について、いかがでしょうか。
  • 小渕委員
    実際的には、全部やっていただいたほうがいいですけれども、費用のかかるものと、あと、業者が入らなくちゃいけないようなものというのが含まれてくると思うんですけれども、今、どこも取り組んでいると思うんですが、柵の設置をしておりますけれども、それも、いくら農家がやりたくても、業者さんが追いつかないというような状態で、なかなか、見積もりはとっても施工にいかないというような、それが実際、現場の実際ですので。この中で、どれが必要ないということはないと思うので、やれないというんですかね、ご本人だけではどうにもならないところを、すぐにしろというのは、結構大変なんじゃないかなと思っています。重要なのは、全部、重要なので、そういうのを今すぐ、同じようなスタートというのはかなり厳しいのかなと思っています。構造上、無理なこととかというのが出てくるかと思いますので、そのあたりが少し猶予があって、読み取れるような、これ、どこがと言われるとすぐに言えないですが。業者さんが入るものは、本当に、一遍に、うちであれば260件以上ありますので、あと、大規模さんなんかがあって、すぐには、やりたくてもできないというのが、柵でも、もう、そういう状況になっています。
  • 津田委員長
    柵じゃなくて、割と、その中でも注意喚起じゃないけれども、これだけは絶対やっていただきたいということを書かれていますので、そこら辺はなるべく早くやったほうがいいということになっていくわけですよね。
    どうぞ。
  • 山野家畜防疫対策室長
    猶予期間の議論につきまして、私どもも、できるだけ早く、ということはあるかと思っています。基本的には早く、ということなんですが、ご指摘のあったとおり、業者が入らなければいけない、ないしは、投資が必要な部分等、そういったところについては、確かに、一定の猶予が必要なんだろうなということは考えています。
    その中で、特に、今回、ハード的なものが必要な部分というのは、基本的に我々が考えているところでいけば、基本的には柵の部分であったり、防鳥ネットの部分、ここがもう基本のところである。これは全部やっていただくところとしては、そこだけはあるのかな。あと、食品残渣を扱っている人たちにとってみれば、そこの部分も入ってくる、加えて入るというような、ここぐらいなのかなというのが、我々の、今の考えでございます。ほかにも、ここはどうしても、みたいなところがあるんであれば、ご指摘をいただければとは考えております。
  • 津田委員長
    その辺は、一律に全部おくらせるということじゃなくて、スタートした後に、この項目については猶予を置けるような書き方になるんですか。
  • 山野家畜防疫対策室長
    そこら辺は、今、考えていますのは、全体とすれば、ここで施工します。ただ、一部のものについてはここまで待ちますみたいな形になるのかなというのが、イメージとしては思っています。
  • 津田委員長
    というイメージだそうです。
    最初にありましたとおり、これを守っていただくというのが一番重要ですから、いくらこれをつくっても、実際に守っていただかなければいけないということがあって、最初の議論に、もう一度戻るんですけれども、実際に、これを農家の方々、実際読んで、それをやると大変だと思うので、それをどのように理解いただくかということで、資料の1の家畜衛生部会での論点でもありましたけれども、1の一番下のほうですけれども、例えば、農家の方で、養豚農家同士が最新の飼養衛生管理に関する情報を入手できるような情報交換の場とか、それから、その中に、具体的にはDMOというものも書いてあるんですけれども、そういったものについては、何か、ここに書き込むようなことはないんですか、何かあるんですかね。この農家の中で、最新の情報を入手できるような場というか、それから、そういったことを指導できる、意見を、あるいは、求めるとか。念頭に置いているのは管理獣医のような方なんですけれども、実際、農家では、なかなか、それは難しいかもしれないんで、そこら辺をどういうふうにするかというのは、この中に書き込めないかということなんですけれども。
  • 山野家畜防疫対策室長
    基本的には、飼養衛生管理基準につきましては、家畜の所有者が行わなければいけない義務という形になります。したがって、それを支える何かのもの、制度、仕組みだとか、ものだとか、例えば、講習会の開催であったり、地域一体での取り組みであったりというようなことにつきましては、これは所有者の義務というよりも周りで支えていくという話になりますので、この基準の中に書き込むというようなものではないのかなとは考えています。
  • 津田委員長
    そうしたら、これがあると、こういった飼養衛生管理基準があるということを踏まえた上で、それをきちんと守っていただけるような、周りの仕組みをつくっていくということ、別途、つくっていくということになるんですね。
  • 山野家畜防疫対策室長
    そうなります。
  • 津田委員長
    どうぞ。
  • 山口委員
    今、委員長がおっしゃられたところで、私たちも、日頃、いろいろ、自衛防疫組合なんかと、こういう飼養衛生管理基準の説明をするときに、私なんかは農場に出入りする、例えば、農協さんにしても、役場さんにしても、みんなが農場に行ったときに、指導者としてちゃんとできていないところはちゃんとチェックして、指導してくださいという話もしているんですけれども。
    そういう中で、やっぱり、今、おっしゃられたように、この中に、やっぱり、家畜防疫員だけがチェックする、農場の義務ですけれども、防疫員だけじゃなくて、そういう自衛防疫組合とか、みんなで、当然、講習会もやるし、そして、農場に出入りするときには、この飼養衛生管理基準の目を持って、できてないところは日頃から指導するとか、そういうのも何か中に書いていただくと、私は、結構、そういうのを講習会とかいろんなところで言っても、あっ、そうなんだぐらいにしか、みんな、多分、あまり思っていないのかわかんないですけれども、一番出入りするとか、そういう人方が重要なんじゃないかなというところも、定期的にしか入れないよりは、というところもあるもんですから、何か、そういうのを書いてもらってもいいのかなとは思ったんです。
  • 山野家畜防疫対策室長
    ちょっと、どのように書けるのか、あるいは、ほかのものでうまくできるのかというところも含めて、少し検討をさせていただきたいと思います。
  • 芳賀委員
    今のあたり、所有者の方に、どのように、こういうことをわかっていただくかという、一種の教育訓練的な位置づけなのかなという感じはするんですけれども。今の農水省さんのほうでも、結構、わかりやすい動画を最近つくり出されていて、結構、数分で、コンパクトでまとめられた。やっぱり、見ていて、いくら言葉で言ってもわかりにくいけれども、動画で、例えば、イノシシの病原体がこうやって移っていくんだよとか、ああいうのを視覚的に訴えると、割とすんなり入っていただけるんじゃないかなと思うんですね。ちょっと、これをどこまで義務化するか、あるいは、書き込むかというのは難しいかもしれないんですけれども、教育訓練の義務化、あるいは、ちゃんとビデオ講習を受けたとか、何か、そういうようなことが徹底されると、すごく、周知としてはいいのかなと思います。
    もちろん、これはあまり負担になってはいけないので、ビデオであれば、提供する側の負担もそんなに大きくないと思いますので。それを確実に受けた、受講したみたいなことがわかるようなシステムというのは一つかなと思います。これ、どういうふうに具体的に実行するかというのは、また別途、議論が必要かと思いますけれども、一応、ちょっとそういうことを感じましたので、発言させていただきました。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    今、最初にも言いましたように、ここでは、改正の方向性と、その内容で議論していただいて、今度、それをいかに守っていただくかということにつきましては、次回の議論になると思うんですけれども、今の発言等、踏まえて、どういった仕組みがあるかということも、この飼養衛生管理基準だけではなくて、もっと上の規則なのか、ほかの仕組みなのかということを踏まえて、どう守っていただくかは、次の議論、次回にしたいというふうに思います。
    そうしますと、本日の議論につきましては……。
    どうぞ。
  • 呉オブザーバー
    CSFについては、予防的ワクチネーションということが始まって、次のステージに入ってきたんですけれども、やはり、ASFを考えると、食品残渣ということが、一番、リスクが高いことだと思うんですね。なので、この見直しというのは、すごくいいことだというふうに思っておりますけれども、やはり、設備投資というのがかかると思いますんで、これは、いち早くやっていただきたいことなんだけれども、その設備投資の支援をするか、猶予期間、具体的にどう設定するかということは、きっちり、やっていただきたいな。極めて重要なことではないかなというふうに思います。
    それから、やはり、6番のこの獣医師の健康管理指導のところの、やはり、ちょっと規模ですね。規模のことと、家畜保健衛生所と緊密に連絡を行っているということが書いていますから、これを具体的に、どう運用していくのかということになろうかと思うんですが、最後の文章で、健康管理について指導を受けること、だけではなくて、そこに飼養衛生管理基準の定期的な点検と向上に資するとか、何か、そんな文言を入れることができないかなというふうに思います。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    どうぞ。
  • 嶋田委員
    すみません、前後するかもしれません、ちょっとタイミングを逸してしまったので。
    初めに、今の呉先生の最後の6番の健康管理についてに、つけ加えるという点、私もお願いしたいと思います。
    それで、お話できなかったのが、ちょっと確認したいんですけれども、シンプルでわかりやすい表現が必要ではないかというところに絡むんですけれども、14番と15番についてなんですが、私の読み込みが甘いのかもしれませんけれども、14番では衛生管理区域の入り口付近で消毒関係のことを書いてあって、15番では、衛生管理区域では、要は、専用の衣服及び靴、もしくはブーツカバーというようなことが書いてあるんですけれども、これはあえて並列させているというか。その確認をさせてください。
  • 古庄課長補佐
    考え方でございますが、14番については、人自身ですね。手指とか、そういったものをしっかり消毒しましょう、あるいは、着替える前のものも、そこから風塵とかで飛ぶかもしれないので、そういうのも消毒しましょうという意味で書いております。
    15番は、消毒ではなくて、更衣などによって、しっかり伝播経路を断ち切るという形で、消毒とまた別の取り組みという認識で、分けてございます。
  • 嶋田委員
    ありがとうございます。
    要は、14番の後に15番があるよ、ということですね。その人の動き的に、ということですね。わかりました。
    ちょっと確認したかった、その理由というのが、今回の基準に関してもそうなんですけれども、ところどころ、随所に消毒という言葉がかなり出てはくると思います。当然、私も消毒の指導ですとか、非常に重要視していますし、理解しているつもりではあるんですけれども、どうしても、先ほど、山口先生の話でしたっけ、例えば、消毒槽を置いているで丸なのか、それとも、交換頻度云々とか、いろいろありますけれども、要は、農場さんによっては、消毒をしているといっても、できているのかどうかが疑問であるというケースは、よくあります。
    なんですが、表現的に、消毒については、基本的には交換できるものと、そもそも交換ができないもの。要は、車両とかは交換というのはできないわけですから、例えば、着衣、靴とかというのは、農場、その管理区域に入る際は交換ができる。交換ができるものに関しては、交換をすることが望ましいというふうに言ってしまったほうが、農家さんにとってはわかりやすいのかな。じゃあ、消毒をすればオーケーなのか、本当にできていますか、というところですので、ちょっと、そこは訴えたいなというふうに感じます。ですので、消毒神話というか、そういったものを持っていらっしゃる生産者さんもいると思いますので。
    なので、あとは、交換ができないものに関しては、例えば、有機物の除去というところが非常に重要なポイントだと思いますので、その辺については、改めて明記してもいいのかな、かえってわかりやすくなるんじゃないのかなと思います。有機物を除去した上で消毒をしましょうというところは、非常に大事になるんじゃないかなとは思います。
  • 呉オブザーバー
    たびたび、すみません。今の嶋田先生のに触発されまして。
    24番、25番のところなんですね。これまた岐阜県でいろいろ農場を回らせていただいて、豚舎の外に踏み込み消毒槽を置いている。24番を読むと、そう読めるんですね。先ほど、25番のところのご説明で、古庄さんのほうから、靴は常時変えなさい、それから衣服はイノシシ陽性のところでは変えなさい。こういったご説明を伺うとよくわかるんですが、ただ、この文章を読んだだけでは、そこら辺わかりにくいと思うんです。なので、そこら辺をもうちょっと、書きぶりといいますか、明確に書いていただいたほうがいいんじゃないかなと思います。
  • 山野家畜防疫対策室長
    今の部分というのは、24があった上で25があるので、逆に、24で十分じゃないかみたいなみたいなふうに思われてしまうという意味でしょうか。そうであれば、24は、ないほうがいいんじゃないかという意味でしょうか。
  • 呉オブザーバー
    いや、それもありますし、踏み込み消毒槽を置いた上で、また、交換するのかというふうにも読めるし、どこまですればいいのというのが、この24、25がちょっとよくわからないし。必ず、畜舎で靴を変えなさいというのは、今まで、鶏の世界では当たり前だったものが、今回、豚の世界でもなったということは、すごく大きな前進だと思うんですね。反対に、それはしっかり書いていただいて、あと、もうちょっとわかりやすく、誰が読んでも、という部分をお願いしたい。
  • 山野家畜防疫対策室長
    わかりました。先ほどの嶋田先生のお話と、呉先生のお話というのは共通する部分だと思いますので。少し、検討させていただきたいと思います。
  • 津田委員長
    これに書くのもそうですし、当然、もっとわかりやすい解説の部分で、今、嶋田先生が言ったように、基本は持ち込まないこと。どうしても持ち込まないといけないときは消毒する、というようなやり方を、基本的な考え方、これを徹底しないと、これ、読めないですもんね。そこは工夫をお願いして。
    どうぞ。
  • 山野家畜防疫対策室長
    ちょっと、別の関係ですけれども。
    ご説明だけはしておいたほうがいいなと思われるところがありますので、少し説明させていただきたいんですけれども。
    先ほど、大規模の話のところでございます。3,000頭という話がございます。これは豚において3,000頭を大規模という形で呼んでいるんですけれども、これは省令上、そういうような形になっております。実は、法律上、飼養衛生管理基準につきましては、法律の中では、その飼養規模の区分に応じ、省令で飼養に係る衛生管理の方法に関し、家畜の所有者が遵守すべき基準を定めるという形になっておりまして、ここでは、大規模生産者のところでは、要は、発生したときには非常に広範囲に、発生の影響が及ぶということもあって、こういう法律上の書きぶりになっている。それに従って、当時、この飼養衛生管理基準のところも、大規模のところについては、獣医師を確実に、義務として置いて、指定していただいて、その人がしっかりと管理を補助していくというようなことで書かせていただいた、ということでございます。
    なお、今日、ご指摘いただいている部分については、どのように書けるのかということについては、もちろん、検討はしていきますが、内容としては、そういうような形になっているということでございますので、補足だけさせていただきたいと思います。
  • 津田委員長
    わかりました。ありがとうございます。
    ありますか、どうぞ。
  • 山口委員
    これを実際に、きちんと最後、できた後に、実行性をずっと持たせるために、一つ思うんですけれども、今、豚と鶏については、やっぱり、厳格なものをきちんとやらなきゃだめだという、時代だとは思うんですけれども、そのときに、最初はきちんとやっても、ずっと続いていかなきゃ意味はないので、そのときに、例えばなんですけれども、補助金とかを運用していくときには、これがちゃんと、全部できていないとそういうのをできませんよとか、何かそういうバックアップがあると、より強いものにはなるのかな。
    これはよく、日頃からよく思うことで、予防法の定期報告もそうなんですけれども、結構、中には、不満を持って、いろいろ、素直にうんと言う人ばかりじゃないという中でも、そういう中で、やることをきちんとやってもらって、それを運用するには、やっぱり、ある程度、要領とか、いろんな中で、こういうのをきちんと、豚で補助するときには、農場としてはきちんとこれができていることを確認した上でやりますよとか、そういうのもあったらいいのかなと思いました。
    それから、さっき1つ言い忘れたんですけれども、この飼養衛生管理基準の、この中には出てこないんですけれども、手順書の中にあった中で、前、手順書の3番の衛生管理区域への病原体の持ち込みのところで、観光牧場というところがあって、観光牧場については、観光牧場、その他不特定かつ多数の者が立ち入ることが想定される施設については、必ずしも、これをきちんと厳格に適用しなくてもいいよみたいな、ちゃんと、あらかじめ、規則とか作成して、家畜防疫員が適切なものであることを確認した場合は例外とする、というのがあるんですけれども、私、豚と鶏は例外としなくていいんじゃないかなと。こういう記載は、あると、結構、そういうのを言ってくるところもあるもんですから。動物園とか展示施設は別だと思うんですけれども、ちょっと、手引書のほうなんで補足にはなると思うんですけれども、ちょっとそこは、非常に気がかりで、観光客もいっぱい来るところで金網だけで豚がいるようなところって、非常に恐ろしくて、何ぼ言っても、なかなか厳しいところもあるので、そこはこういう中で、きちんとだめだよということにしてもらったほうがいいのかなというふうに思います。
    あと、さっきの放牧豚のもそうなんですけれども、放牧豚も二重にしなくても、人が来られないところは1つでも、一重でもいいんですけれども、ただ、野生動物との接触とかいろいろある。本来は放牧豚も二重の柵とか、そういうふうなのをしてもいいのかなと思いました。
  • 山野家畜防疫対策室長
    放牧の部分につきましては、ご指摘も非常によくわかるのでございますけれども、今、ここで基準で書いているところは9番で、6ページ目ですか。9番で放牧、これは、実は蔓延防止のときですので、時限内で発生がある、家畜伝染病が発生したときに、放牧を中止する命令が出される形になっております、家畜伝染病予防法上です。その際に、ただ、放牧養豚しているような場合に、畜舎をお持ちでないケースがあったりするんです。退避できる、引っ越しがすぐできればいいんですけれども、そういったところがあったりするので、そこはちゃんと準備しておいてください、というようなことは必要なのかなとは思っています。非常にまれ、少ないケースではあるとは思いますけれども、そういうようなことは書かせていただいていますけれども、その発生予防のところの段階のところで、どこまで書けるのかというのを、ちょっと検討させていただければと思います。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    よろしいですか。
    大体、そういったことで、今回の議論としては、この内容につきましては、各項目、それから、ある程度、表現方法について、いろいろご意見いただきまして、ありがとうございました。
    これを踏まえて、事務局のほうで、今後、進めていっていただきたいと思います。
    それでは、今後の進め方については、事務局のほうから、お願いいたします。
  • 古庄課長補佐
    ありがとうございます。
    今後の進め方でございますが、本日のご意見を踏まえまして、事務局の案を修正いたしまして、次回の小委員会で、再度、修正した事務局案、及び、そのほかに推進すべき取り組みについてご検討いただいた後に、家畜衛生部会にご意見を報告し、基準改正について答申を得たいと存じます。
    そのような進め方でよろしかったら、ご了承、いただけますでしょうか。
  • 津田委員長
    よろしいですか。
    それでは、事務局のほうでは、そのやり方で、速やかに作業を進めていただきたいと思います。
    委員の皆様につきましては、大体、もう議論も終わったんですけれども、全体を通しまして、何かご意見等、ございましたら。
    よろしいですか。
    次回は、この飼養衛生管理基準について、どういうふうに具体的にこれを浸透させていくかというふうな、ご議論をお願いしたいと思います。
    それでは、特にないようでございましたら、ここで終了させていただこうと思います。じゃあ、事務局のほうからお願いします。
  • 山野家畜防疫対策室長
    本日は、議題につきまして、熱心なご議論をいただきまして、どうも、ありがとうございました。
    最後、閉会に当たりまして、小倉審議官から、一言、ご挨拶を申し上げます。
  • 小倉審議官
    小倉でございます。
    今日は熱心なご議論を、ありがとうございました。
    と言いながら、局長も審議官も課長も、ちょっと出入りしながらという、失礼な運営になってしまいました。ちょうど、今日、ちょっと国会対応が重なっておりまして、ご容赦をいただきたいと思います。
    また、今日、いろいろご意見いただいていますので、局内でも、また、よく議論をして、次回、また、ご相談をさせていただきたいと思います。
    私ども、冒頭あったかと思いますが、CSFにしても、ASFにしても、この飼養衛生管理というのは何よりも基礎になる大事なものだというふうに思っていますので、また、引き続き、ご議論、よろしくお願いします。
    今日はありがとうございました。
  • 山野家畜防疫対策室長
    それでは、これをもちまして、食料・農業、農村政策審議会家畜衛生部会第43回牛豚等疾病小委員会を閉会いたします。
    どうも、ありがとうございました。

午前11時45分 閉会

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