このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

食料・農業・農村政策審議会 家畜衛生部会 第46回牛豚等疾病小委員会 議事録

PDF版はこちらから(PDF : 350KB)

日時及び場所

令和元年12月20日(金曜日)10時01分~11時01分
農林水産省 第3特別会議室

議事次第

  1. 開会
  2. あいさつ
  3. 議事
    (1) 今後のワクチン接種推奨地域の認定について(案)
    (2) その他
    ア 高度な隔離・監視下にある豚等について(案)
    イ 第10回拡大CSF疫学調査チーム検討会概要について(報告)
  4. あいさつ
  5. 閉会

配布資料はこちら

議事録

午前10時01分 開会

  • 山野家畜防疫対策室長
    それでは定刻となりましたので、ただいまから、食料・農業・農村政策審議会家畜衛生部会第46回牛豚等疾病小委員会を開催いたします。
    委員の皆様方におかれましては、本日はご多忙中にもかかわらずお集まりいただきまして、まことにありがとうございます。
    事務局を担当いたします、動物衛生課家畜防疫対策室長の山野でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
    それでは、開会に当たりまして、新井消費・安全局長からご挨拶を申し上げます。
  • 新井消費・安全局長
    おはようございます。本日は、朝早くからお忙しい、しかも、この年末にお集まりいただき、ありがとうございました。
    本年は、この疾病小委、本当に何回も開かせていただきました。皆様からいろいろ得た知見をもとに今年のCSFの対策、年末まで講じてきたところでございます。特に秋からは飼養豚へのワクチンを接種するということで、皆様の意見を聞いて私ども決断をいたしました。その後の接種の状況につきまして確認をしていただいた上で、今後、イノシシのリスクをどう考えていくのかということで、本日さらにご議論を賜って今後のCSFの対策の私ども参考というか、皆様に今日聞いて新しい方向に進んでいきたいというふうに思っているところでございます。
    10月に接種を始めまして、残念ながらいくつかの農場でまだ発生をしているという状況でございます。やはり基本は、農場を守っていただくという農場の所有者の飼養衛生管理が基本ということでございまして、ここでもご議論賜っておりますけれども、飼養衛生管理の見直し、それから、それをしっかりと周囲の方、市町村、それから県、みんながバックアップしてそれを守るような体制を整えていくということで、これにつきましては法律改正もあわせてやっていきたいと思っておりますので、これからもいろいろなご指導を賜りたいと思っております。よろしくお願いいたします。
  • 山野家畜防疫対策室長
    ありがとうございました。
    さて、現在、牛豚等疾病小委員会の委員数は10名でございますが、本日は6名の委員のご出席を予定しております。筒井委員におかれましては、少し遅れるということでございます。
    本日出席しております事務局の紹介をさせていただきます。
    ただいまご挨拶申し上げた消費・安全局長の新井でございます。
    それから、審議官の小倉でございます。
  • 小倉審議官
    よろしくお願いいたします。
  • 山野家畜防疫対策室長
    審議官の永山でございます。
  • 永山審議官
    よろしくお願いいたします。
  • 山野家畜防疫対策室長
    畜水産安全情報分析官の山本でございます。
  • 山本畜水産安全情報分析官
    よろしくお願いします。
  • 山野家畜防疫対策室長
    畜水産安全管理課長の石川でございます。
  • 石川畜水産安全管理課長
    よろしくお願いします。
  • 山野家畜防疫対策室長
    食品安全危機管理官の新川でございます。
  • 新川食品安全危機管理官
    よろしくお願いします。
  • 山野家畜防疫対策室長
    動物衛生課長、熊谷でございます。
  • 熊谷動物衛生課長
    よろしくお願いします。
  • 山野家畜防疫対策室長
    課長補佐の菊池でございます。
  • 菊池課長補佐
    よろしくお願いします。
  • 山野家畜防疫対策室長
    課長補佐の伴でございます。
  • 伴課長補佐
    伴です。よろしくお願いいたします。
  • 山野家畜防疫対策室長
    課長補佐の室賀でございます。
  • 室賀課長補佐
    よろしくお願いいたします。
  • 山野家畜防疫対策室長
    以上でございます。よろしくお願いいたします。
    恐れ入りますが、ここでカメラのほうはご退出のほうよろしくお願いいたします。
    先ほど連絡がございまして、筒井委員のほうにおかれまして、出席予定でございましたけれども所用で欠席をされるということでございますので、よろしくお願いいたします。
    それでは、配付資料の確認をいたしたいと思います。
    配付資料につきましては、資料1~3、それと参考資料をお配りしておりますので、ご確認いただければと思います。落丁等ございましたら、事務局のほうにお知らせください。よろしいでしょうか。
    次に、本日の会議の進め方についてご説明いたします。
    議事(1)といたしまして、今後のワクチン接種推奨地域の設定について、事務局よりご説明いたします。その後、ご出席の皆様方よりご意見をいただきたいというふうに考えております。
    また、議事(2)といたしまして、その他の丸囲み数字1 高度な隔離・監視下にある豚等について、事務局よりご説明し、ご出席の皆様方よりご意見をいただきたいと思います。また、昨日開催されました第10回拡大CSF疫学調査チーム検討会の概要につきまして、事務局よりご報告をいたしたいと思います。
    それでは、これからの議事進行につきましては、津田委員長にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
  • 津田委員長
    それでは、議事(1)今後のワクチン接種推奨地域の設定について、事務局のほうから説明をお願いします。
  • 伴課長補佐
    防疫企画班の伴です。
    私のほうから、まず資料1に基づきまして、今後のワクチン接種推奨地域の設定方針につきましてご説明させていただきます。
    まず、現行のワクチン接種推奨地域の考え方でございますが、これまでも本小委員会でご議論いただいた内容を踏まえまして、野生イノシシにおけるCSFの感染状況、また野生イノシシの生息状況、周辺農場数、豚等の飼養密度、山・河川といった地理的状況を、農場周辺の環境要因を踏まえまして、CSFの発生リスクが高い地域を設定する旨、防疫指針で規定しているところでございます。
    また、区域の設定に当たりましては、面的に範囲を設定しまして、接種区域と非接種区域の接触面が最小面になるように設定することが規定されております。
    この考えのもと、10月15日付で防疫指針を改正しまして、ワクチン接種を開始してきて1カ月以上経過しているところでございますけれども、2番に掲げるような現状・課題が明らかになってきております。
    まず、(1)としましては、現状としましては、推奨地域は、感染イノシシが確認された県に限定している状況でございまして、隣接していても未確認の県につきましては指定していないという状況でございます。
    (2)としまして、昨年9月以降、イノシシの感染確認地域は東に200km、西に60km程度拡大しておりまして、いまだ拡大傾向にございます。このような状況、また、イノシシの専門家の意見を踏まえまして、今般新たに、経口ワクチンベルトが北関東、近畿北部に設定されている状況でございます。
    また、(3)としまして、野生イノシシの陽性確認を契機に推奨地域を設定しても、実際にはイノシシでの感染確認前に農場で発生が確認された事例が埼玉県の1例目でございました。
    また、(4)としまして、野生イノシシでの陽性確認を踏まえて推奨地域に設定して、その後、接種の準備を行ってきた場合であっても、接種が間に合わず、接種の準備中に農場で発生した事例が山梨県でもございました。
    2ページ目でございます。
    そのような現状や問題点を踏まえまして、一昨日の18日に小委員会でご議論いただきまして、今後は、この2ページ目の3、4番のような考え方で推奨地域を設定していきたいと考えております。
    3番目の(1)でございますけれども、引き続き、豚及び野生イノシシにおける感染拡大防止及びその後の清浄化が急務でございまして、ワクチン接種は、防疫指針に基づき進めていくことが必要であると考えます。この場合、従来から本委員会で指摘されているとおり、疫学上のリスクを最小限にするため、接種区域と非接種区域の接触面を最小限にするよう努めるべきであると考えております。
    それに当たりましては、(2)でございますけれども、これまでイノシシでの感染が確認された県に加えまして、感染拡大状況から、今後、感染拡大が想定される地域についても、先行して推奨地域を設定すべきであると考えております。
    ただし、それに当たりまして考慮すべき点ということで、4番の(1)~(4)に示しております。
    まずは、(1)のワクチンの増産見込みでございますけれども、今月中に250万頭分が製造されまして、今後3カ月後にはさらに追加増産がされる見込みとなっております。
    次に、(2)番目としまして、農場の環境要因でございますけれども、イノシシ感染区域との山塊などの地域的つながり、また、農場の密度などに加えまして、どう区域とのと畜場等の畜産・養豚業との関連性の強さを考慮すべきであると考えております。
    また、(3)としましては、接種区域と非接種区域の接触面の最小化ということで、一昨日の本委員会でのご議論がありまして、委員の先生方からもご指摘ありましたけれども、面的な接種が行えるよう生産者のコンセンサスが得られている必要がある。さらに、接種はリスクが高いと考えられる飼養豚の発生地域及び野生イノシシの陽性確認地域または既接種地域の側から接種するよう、接種県のプログラム策定を指導すべきと考えております。
    また、経口ワクチンベルトですけれども、先ほどご説明したとおり、新たなベルトの構築場所が北関東、近畿北部に設置されると、これはイノシシの感染拡大の可能性と専門家の意見を踏まえたものであるということですので、これを参考にすべきと考えております。
    それを絵にしたものが6ページ目でございますけれども、別紙1でございます。6ページ目の別紙1をご覧ください。
    左側が、現行の考え方に基づいたもので、真ん中の陽性イノシシが確認された六角形の赤で囲ったエリアがワクチン接種推奨地域としております。その他の地域につきましては、黄色のエリアで非接種地域ということでございます。
    今回の改正案は、それに加えまして、隣接している山塊がつながっているこの丸囲み数字2の赤のエリア、また山塊がつながっていない場合でありましても、と畜場や畜産の関連性が強いエリアということで、この丸囲み数字3の青のエリアにつきましては推奨地域としたいと考えております。
    これを踏まえまして、具体的な今後のワクチン接種推奨地域につきまして、地図に落とし込んだものが次のページでございます。別紙2でございます。
    別紙2ですが、昨年9月以降、感染が拡大した距離なども考慮して地図にしておるものでございますけれども、感染の初発の岐阜県と、現在感染が拡大している外縁部を星でプロットしております。東には1年間で200kmほど、西には60kmほど感染が拡大しているという状況でございますけれども、これを踏まえてワクチンベルトを新たに緑のラインで示しているとおり設定して散布を開始しているという状況でございます。
    これを考慮しまして、さらに、今後感染が拡大したとしても農場での発生は防止できるということを踏まえまして、現在の東の外縁部、これでいいますと埼玉県の星のところですけれども、その外縁部から半径100kmのエリア、また、長野県の外縁部から赤で囲った円のエリアが東のエリア、また、西の外縁部が滋賀県のエリアになりますけれども、滋賀県の星印から半径60kmのブルーの円で囲ったエリアを推奨地域と設定したいと考えております。このエリアに入ってくる県が、このピンクの県になりますけれども、東日本につきましては新潟県、栃木県、東京都、神奈川県、また茨城県、千葉県で、西のエリアにつきましては、このブルーの円に入ってくるということで京都府と奈良県、合わせまして合計8府県を考えております。
    ただし、接種を進める上で留意点があるということで、先日の小委員会での議論を踏まえまして、3ページに戻っていただきまして、3ページの6番、ワクチン接種の進め方・留意点でございます。
    この(1)でございますけれども、繰り返しになりますが、接種区域、非接種区域の接触面を最小として疫学的リスクを低減するために、イノシシからの感染リスクが総体的に高い地域から面的に切れ目なく順次接種する必要があるということでございます。このため、関東平野では西から東へ、近畿地方では東から西へ計画的に接種を進めまして、国が各県の接種プログラムの初回接種開始及び終了見込み時期について、別添を基本にして調整を行うべきと考えております。
    その別添というのが、4ページ目でございます。
    4ページ目でございますが、東日本につきましては、全域の初回接種が既に終了している富山県、長野県、静岡県、山梨県と、県境を接しているのが下表の下のところですけれども、新潟県、神奈川県、東京都につきましては、今月12月以降に接種を開始していただく。ただし、まだ初回接種が終了していない県が、上にあります埼玉県、群馬県でございます。このエリアと県境が接している、この下の表の栃木県、茨城県、千葉県につきましては、面的に連続して接種していくという考え方によりまして、群馬県の初回接種が終了する予定の2月以降に接種を開始してはどうかと考えております。
    西日本につきましては、ページをもう一枚めくっていただきまして5ページ目でございます。
    5ページ目のとおり、西日本のほうは、既に初回ワクチン接種が終了しているということでございますので、今月以降、ワクチン接種を開始してはどうかと考えているということでございます。
    またページを3ページ目に戻っていただきまして、進め方・留意点の(2)でございますけれども、発生農場の疫学調査の結果から、野生イノシシとの直接的な感染ではなくて、飼養衛生管理の不備により感染した可能性がある農場もあるということで、昨日の疫学調査チームの検討会でも強調されておりますけれども、ワクチン接種の際には、健康観察をまずは徹底していただくということで、飼養衛生管理の遵守を今後も徹底して指導すべきというふうに考えております。
    また、(3)の接種区域におきましては、引き続き、ワクチン接種や抗体検査などの継続的体制を構築すべきというふうに考えております。
    最後(4)ですけれども、ワクチン接種に伴う農場への定期的な立ち入りの機会をこの際活用しまして、農場とのコミュニケーションを図っていただきまして、健康状態の確認、異常豚の早期通報、飼養衛生管理の向上といった一般的な衛生管理の水準の向上を図るべきというふうに考えております。
    次に、9ページ目でございます。資料が行き来して恐縮でございますけれども、9ページ目でございます。
    これまでご説明したような考え方で本日ご了承いただければ、今後のワクチン接種地域の設定に係る消費・安全局長通知を発出したいと考えております。
    内容としましては、これまで新たな地域の設定の際に発出してきている通知の内容に加えまして、このグレーのマーカーで示した箇所でございますけれども、本日の委員会で取りまとめられた考え方、またワクチン接種の進め方に基づいて、当該県のワクチン接種プログラムを農水省が確認することとしておりまして、次のページ10ページ目に、具体的な県名を記載していきたいというふうに考えております。
    資料1につきましての説明は以上になります。
  • 津田委員長
    ありがとうございました。
    それでは、本件につきまして委員の皆様からご意見、ご質問ありましたら、お願いいたします。
    このワクチン接種推奨地域の設定の考え方については、ある程度合意が得られていると思うんですけれども、今回具体的に県名、地域等がある程度明確になって、これから手続を進めるということなんですけれども、それからその接種に当たっての留意点等々が示されているわけですが、いかがでしょうか。
  • 山川委員
    先日ちょっと確認しようと思って忘れていたんですけれども、この7ページの緑色のところですね、イノシシのワクチンベルトをつくるという話なんですけれども、この散布状況というのとワクチンの接種のタイミングというのは同じような感じなんですか。
  • 菊池課長補佐
    経口ワクチンの散布状況でございますけれども、一部、もう冬季の散布は開始しております。具体的には福井、それから石川で開始されているところでございます。
    散布については、準備が整い次第、今月から2月までの散布を予定しております。
  • 津田委員長
    冬季の散布ということですよね。
  • 菊池課長補佐
    はい。
  • 津田委員長
    進められているということです。
    ほかはございませんか。
  • 山口委員
    先日の委員会でも、面的にイノシシは外側から、飼養豚についてはリスクの高い側からということでお話はあると思うんですけれども、今回、県別のところで見たときに、例えば埼玉、群馬が終わってその後2月から始まるという形で、面でいくと、そういうつながりの話になっちゃうと順番にという形になるのかもしれないんですけれども、予防的ワクチンで県別に考えると、そこのところは多少1月から打つとかそういう考えでもいいのかなというふうには思うんですけれども、この2月にしているというのは、ワクチンの供給とかいろいろなところも含めてなのか、もしくは搬入されると畜場とかいろいろなところの交差汚染の関係のそういうところも含めてなのか、もしくは純粋に面的に県が終わってから次こっちという考えで今後もそういう形で考えていくべきなのかというところがどうかなというふうには思ったんです。私的には、ある程度予防的なので、完全にそこが終わらなくても、隣が終わらなくても進めていってもいいのかなという感じには思ったんですけれども。
  • 伴課長補佐
    まず、と畜場の交差汚染防止対策のところにつきましては、これからワクチン接種プログラムが出てくれば、そのときに交差汚染防止対策がどこまでできているのかというのは確認できるような体制になっておりますので、交差汚染防止対策につきましては、そこで確認いたします。
    また、面的に連続でというところが、やはりワクチン接種の今回の肝だと考えておりますので、まずは科学的にリスクの高いエリアから感染イノシシの状況を踏まえて面的に西から東に打っていくということが大前提と考えておりますので、その考えのもとやっていくと、やはりつながりを考えれば、群馬、埼玉のワクチンの接種が終わってから栃木、茨城、千葉ということだと思っております。
  • 津田委員長
    実際、現在も埼玉、群馬については少しずつ外側に広がっているんですか。
  • 伴課長補佐
    まだワクチン接種が終了していない状況でございますので、先ほどの資料でも別紙でお示ししたとおり、4ページのところで埼玉と群馬につきましては、まだ西から東に接種している状況ですが、まだ終わっていないという状況でございます。
  • 津田委員長
    そうすると、現状も西から東のほうに進んでいっているから、その延長線上で次の県につながっていくということですね。
  • 伴課長補佐
    はい、そういうことです。
  • 津田委員長
    よろしいですか。
  • 山口委員
    はい。
  • 津田委員長
    ほかございますか。
    昨日も疫学調査チームの検討会があったんですが、後で説明はあると思うんですけれども、やはりワクチンを接種したところでもやっぱり発生があったということがあって、ここにある留意点のところの、特に2番目のところかな、ここについては十分注意する必要があると思うんですけれども、今回、野生イノシシのリスクということを考えて、この予防ワクチンというものを補助的に使っているわけですけれども、やはり侵入防止という観点からすると、今回出たところが野生イノシシでの感染が確認されていない愛知県の地域だということからすると、その野生イノシシのリスクだけではなくて、やはり一番大事な人的あるいは飼養衛生管理といったものをやっぱりきちんとしていただかないと、なかなか今こうやって順番に広げているんだけれども、いきなり外側でぽつんと出されても困るので、ここだけは留意点については実際にプログラムの中でも再度確認して徹底していただきたいなと思うんですが、その辺はどうでしょうか。
  • 伴課長補佐
    ワクチン接種プログラムにつきましては、慎重に県と我々、農水省事務局のほうで、そういった飼養衛生管理の点につきましてもプログラムでしっかり確認していくということになっておりますので、これまでもそこは徹底してきているところでございますけれども、今後、そういった疫学調査チームでの提言なども踏まえまして、さらに飼養衛生管理の点は徹底してプログラム上も確認していくということにしたいと思います。
  • 津田委員長
    ワクチン接種を急いでやって経過観察がおろそかになっても困るので、そこら辺はきちんと余裕を持ってちゃんと指導というか、農家に対するそういった衛生指導、助言といったものをしながらきちんとやっていただきたいなと思います。
  • 伴課長補佐
    本日ご了承を得られれば、先ほどご説明した局長通知を発出いたしますが、その際には、別添で今日のこの資料、今ご説明したような資料1も添付することとなっておりますので、その中でも、こういったワクチン接種の進め方・留意点のところの、先ほど委員長からもご指摘のあった(2)のところ、ワクチン接種の際の県境観察の徹底というところ、飼養衛生管理の遵守の指導ということが今日出す予定の局長通知でも強調されることとなっておりますので、それとワクチン接種プログラムというところで徹底していきたいと思っております。
  • 津田委員長
    ほかに何か。
  • 山口委員
    今のお話の中で、ワクチン接種のときに前提として健康ということがあるんですけれども、50例目ですかね、ああいう発生なんかを見ると、先に異常があったような、ウイルスが先に入った可能性というところもあるのかもしれないので、ワクチン接種に当たっては十分、農場側とか豚もそうなんですけれども、接種する側も衛生的にはさらに慎重にいかないとならない、衛生的にですね。そこはやられているとは思うんですけれども、そういうところも再度注意しながらいくというのが大事なのかなというところは思います。
    それと、前回の委員会のときに抗体、ワクチン接種の効果を見るときの話で、陽性、陰性ということで農場のワクチンの効果を見るときに、免疫付与率がどれぐらいかという話が出たと思うんですけれども、今回、留意点の中の(3)の中で、継続的にこの辺は構築しますよとあるんですけれども、前回聞こうと思ったんですけれども、実際にELISAをやったときに、その免疫がどういう分布なのかというところも大事なのかなと感じていたものですから、ただプラスマイナスとなると、そのレベルは、ひょっとして農場によって抗体のプラスマイナスだけじゃなくて、下のほうに分布があるのか、上にあるのか、それによっては的確なワクチン接種なのか、打つときの豚の状態なのかとか、そういうところも影響してくるのかなというところも感じたものですから、常にそれをやるというのは大変なことだと思うんですけれども、数値はあると思うので、そこも一緒に検証をしていっていただけると非常にいいのかなというふうに、どこか将来的には部分的に中和と比較するということも大事なのかとは思うんですけれども、そのようなことも検討されるといいのかなと思ったんですけれども。
  • 伴課長補佐
    それはあれですか、中和抗体価を見てということですかね。
  • 山口委員
    そうですね。まずはELISAの分布ってどうなのかなという。
  • 伴課長補佐
    ELISA値の分布ということですかね。
  • 山口委員
    ええ。
  • 伴課長補佐
    全ての県で実施するのは難しいとは思うんですけれども、協力が得られる県とか、そういったところとはそういったお話をして、ELISA値がいいのか、中和抗体価で見るのか、そこはまたあると思いますので、そこはまた動衛研の専門家の方々からもご意見を頂戴しながら、どういったやり方ができるのかというのは今後検討していきたいと思います。
  • 津田委員長
    何かありますか。
  • 山川委員
    過去の事例だと、PCRは当然昔はなかったですし、抗体の上がりも中和抗体でちゃんと見られたというところがあるので、やはりそこと比較するための、今おっしゃったようにELISAの数値は出ると思って出していただいて、それと、去年、一昨年の事業の中で、細胞とウイルスと抗血清を全国に配布しておりますので、そこはかなり大変だと思いますけれども、ある程度のサンプルがそろったときにでいいので、やはり一応中和抗体を見ていただいたほうがいいかなとは思っています。
  • 津田委員長
    では、検討をお願いしたいというふうに思います。よろしくお願いします。
    それでは、ほかにございますでしょうか。
    もしなければ、次の議題に移りたいと思います。
    それでは、議事の(2)その他のところにありますけれども、高度な隔離・監視下にある豚等について、事務局から説明をお願いします。
  • 伴課長補佐
    続きまして、資料2でございます。これも一昨日の本委員会でもご議論いただきましたワクチン接種区域内の高度な隔離・監視下にある豚等の扱いについてということでございます。一昨日のご意見を踏まえまして、防疫指針の留意事項のほう、本体ではなくて局長通知のほうに、いただいたご意見を踏まえまして落とし込みましたので、その内容をご説明いたします。
    まず、防疫指針の第3-3の予防的ワクチンの章でございますけれども、4番目のところに、対象家畜及び初回の接種方法というところがございまして、この中で、対象家畜につきまして、都道府県知事は、高度な隔離・監視下にある豚等として農水省の確認を受けたものについては、ワクチン接種区域内の豚等であっても、ワクチン接種から除くことができるとされております。この具体的な要件につきましては、一昨日の小委員会でご意見を頂戴したところでございますので、そのご意見を踏まえまして、留意事項の12番に記載しております。
    具体的には、1番~3番の要件を満たしている場合ということで、その場合については、高度な隔離・監視下にある豚等として、ワクチン接種の対象から除外することができるとしまして、当該施設につきましては、試験・研究用に供する豚のみを生産しており、当該施設から試験・研究用の施設意外に豚が移動しないことを確認することとしております。
    具体的には、1番の施設及び衛生管理の要件というところですけれども、都道府県は、農水省と連携して、原則として、当該施設に立ち入り、また、書面等により状況を確認することとしております。
    (1)主な施設の要件のところですけれども、まず、丸囲み数字1番としては、フィルターを備えた空調・換気設備が整備されていること、閉鎖系の施設であること。丸囲み数字2番目としては、豚等を飼養している区域は、陽圧の環境であること。丸囲み数字3番としては、パスボックスが整備されていること。丸囲み数字4番としては、外部と接触しない施設・体制になっており、病原体の侵入防止対策を徹底していること。丸囲み数字5番目としては、車両消毒設備が整備され、適切に消毒されていること。丸囲み数字6番としては、シャワー室が整備されていること。丸囲み数字7番が、死体の処理施設が整備されていること。
    2ページ目に行っていただきまして、丸囲み数字8番ですけれども、糞尿処理施設が整備。丸囲み数字9番目として、専用の資材・重機等が整備。丸囲み数字10番目としては、導入豚の隔離施設が整備されていること。丸囲み数字11番目として、一昨日の委員会でご指摘がありました内容を踏まえましてですが、施設のバイオセキュリティが維持されるよう、定期的な点検、必要に応じた補修ということで、これらの内容が記録・保管されていることといったようなことが施設の要件として考えております。
    2番目としては、衛生管理の要件ということで、丸囲み数字1番目としては、試験・研究用の豚のみを飼養しており、他の用途の豚を飼養していないこと。丸囲み数字2番目、入退場、入退室、物品の搬入などの各段階で、それぞれSOPを作成して、従業員の遵守・指導が適切に実施されている、それが記録されている。丸囲み数字3番目としては、専用の作業服、長靴、資材の使用。丸囲み数字4番目として、関係者以外の者が衛生管理区域に侵入しないこと。丸囲み数字5番目としては、シャワーイン・シャワーアウト。丸囲み数字6番目、飼養に携わられる者が他の畜産関係施設に立ち入らないこと。丸囲み数字7番目として、飼料供給の際は、飼料会社の従業員等が衛生管理区域に直接侵入しない。丸囲み数字8番目としては、飼料が滅菌されていること。丸囲み数字9番目としては、給与する水は、消毒されていること。丸囲み数字10番目としては、死体は、専用の施設で適切に処理され、同居豚や野生動物と接触しない。丸囲み数字11番目としては、同様に、糞尿が、専用の施設で処理されること。丸囲み数字12番目としては、ワクチン接種区域内から導入されていないことということになります。
    また、2番目の定期的な検査、モニタリングでございますけれども、飼養施設は、清浄性を維持・確認するために、(1)のところですが、3カ月に1回、臨床検査、PCR、そしてELISA検査を実施する。
    (2)として、検体ですが、検体は血清とする。検体数は、95%の信頼度で10%の感染を摘発できる頭数ということで、ページをめくっていただきまして、30頭以上なんですが、各豚舎から少なくとも5頭以上を無作為に抽出することとしております。
    最後に3番目のところ、確認事項でございますけれども、万が一の交差汚染を考慮しまして、(1)としては、移動先の施設が、試験・研究用の豚のみを飼養していて、ほかの用途の豚を飼養しないこと。
    (2)としては、移動先の施設に豚を搬入する際には、車両消毒などの交差汚染防止対策が徹底されていること。
    (3)としては、移動先の施設で利用した豚につきましては、焼却などによりウイルスを完全に死滅する。
    (4)として、飼養した豚の焼却後の残さにつきましては、医療用廃棄物または産業用廃棄物として処理され、豚の飼料などにならないように適切に処理されているということにしまして、これらを確認いただいて、畜産分野との接触がないことということを確実に確認するということにしております。
    ページめくっていただきまして別紙をつけておりまして、ただいまご説明した内容・考え方を絵にしたものということでございます。
    実験用動物の飼養施設から出荷する先は、想定されるのは医薬品製造会社とか医学系大学での安全試験、感染試験、また大学での手術などの手技トレーニングとして使用されて、それが全て焼却処理なり産廃処理されて、養豚場やと畜場への出荷がないといったようなことが条件になるということでございます。
    私からの説明は以上でございます。
  • 津田委員長
    ありがとうございました。
    それでは、この件に関しまして、皆さんからご意見、ご質問ありましたらお願いしたいと思います。
  • 山川委員
    これは、あくまでも実験動物として豚を生産しているところに限るということですよね。
  • 伴課長補佐
    現状としては、まずはそういったところから始めるということでございます。
  • 山川委員
    今の段階だと、ワクチンを接種している地域、あるいはこれから接種している地域に何件ぐらいあるというのはもう把握されているんですか。
  • 伴課長補佐
    いろいろとこちらも聞き取りなり関係するところに調査をしておりまして、今の接種区域内であれば、大体3件程度ということを想定しております。これが今の案でもっと広がっていくと、またちょっと別のところも入ってくるかなという状況でございます。
  • 津田委員長
    いかかですか。
  • 佐藤委員
    留意事項として、基本的にこういった要件を加えるということについては賛成をいたしました。ただ、実験動物施設によっていろいろな条件が異なりますので、農水省あるいは都道府県が確認されるということですから、個別の事例について確認をしながら進めていくというのが非常にフレキシブルな対応というのが重要なんじゃないかなというふうに感じています。
  • 伴課長補佐
    そこにつきましては、我々も都道府県と連携しまして、基本的には原則としましては立ち入ってその実験室、施設の状況を確認した上で、最終的には農水省のほうで問題なしということで確認した上で除外するということを考えております。
  • 津田委員長
    よろしいでしょうか。
  • 芳賀委員
    実際にこれ、1頭でも飼育していればというような認識でよろしいんでしょうか。飼養レベル、何頭まで飼養しているか。今3件とおっしゃったと思うんですけれども、どれぐらい把握されているのかなというのが、ちょっと。こういう施設、結構少数のところとかはいろいろあるんじゃないかなという気もするんですけれども、そのあたりのお考え。フレキシブルに対応するということであればいいかと思うんですが、書き込んだ場合に、少数の1頭でも2頭でもとかそういうことがあるのか、そのあたりを教えていただければと思いますが。
  • 伴課長補佐
    頭数が多い少ないではなくて、基本的には、接種区域内の豚につきましては全頭接種するということが基本となっておりますので、それで接種しないという場合であれば、その接種しないかどうかということについては農水省に確認いただくということになるので、そういったところについては、商業用なりということは問わずに、頭数問わずに除外する場合は、こういった規定に基づいてやっていただくということになるので。
    どれくらい把握されているかということにつきましては、実験動物協会などといったそういったところの関係機関と当省も連携しておりますので、そういったところを通じて我々も把握しているところですけれども、最終的には、県のほうから我々のほうに協議があって、その協議を受けて我々が、それが適切かどうかということを現地に赴いて確認する、そういう流れになります。
  • 津田委員長
    現在、個人で飼っているペットについても全部ワクチン接種対象ですよね。実際やっているんですよね。
  • 伴課長補佐
    そうです、実際に接種しております。
    芳賀委員が質問されたのは、資料2の一番後ろのページでいうところの、供給サイドではなくて使うサイドの右の1頭とかそういう意味ですかね。飼養施設で供給するところの基準としてあれで、まさにラボで使うのは右の話になるので、そこはちょっと分けて考える。
  • 芳賀委員
    そうですね。こういう高度施設でこういう形で例外措置をとって、それ以外のものは今言われたとおり、ペットとかも含めて全てそのエリアのものは接種をするという、そういう認識でよろしいですか。
  • 伴課長補佐
    はい。
  • 津田委員長
    ほかはございませんか。よろしいですか。
    それでは、この件と前のところ、今後のワクチン接種推奨地域の設定については、事務局の主務機関で了承したいと思いますし、この高度な隔離・監視下にある豚等の要件についても、現在説明いただいた内容にて委員会として了承したいと思いますが、よろしいですか。
    では、あわせて了承ということでお願いいたします。
    それでは、続いて、これは報告でございますけれども、第10回拡大CSF疫学調査チーム検討会の概要について、説明をお願いします。
  • 室賀課長補佐
    よろしくお願いします。動物衛生課の室賀と申します。
    昨日開催されました第10回の疫学調査チーム検討会の結果概要についてご説明いたします。資料は3になります。
    最初に、要約版が来ておりまして、4ページ目からは、全ゲノム解析の結果概要、さらに、10ページには感染時期推定のイメージ図、そして、11ページには各事例の推定侵入要因の表を用意させていただきました。要約版を使ってご説明いたします。
    まず、検討内容についてなんですが、29例目から愛知県西尾市のワクチン接種農場での発生である50例目までの侵入要因や今後の対策について主に検討いたしました。
    まず、1番の侵入要因についてでございます。
    (1)の事例ごとの侵入要因については、11、12ページの表のとおりになりますが、まとめますと、ウイルスの由来については、ほとんどの事例で感染野生イノシシ由来であることが考えられました。一方で、発生農場間で人の行き来があり、それが侵入要因と考えられる事例もありました。また、発生前に農場周辺で感染イノシシが確認されず、かつ他の発生農場との関連も明らかでない事例も認められました。
    続きまして、(2)埼玉県の農場への侵入要因についてです。
    本年9月に埼玉県秩父市で最初の農場での感染事例が確認される前には、県内でイノシシの感染は確認されていませんでした。農場での発生以降、調査捕獲を強化した結果、同じ秩父市で感染イノシシが確認されましたが、農場での発生以前には、長野県、岐阜県から秩父市までの地域では、イノシシの感染状況に関する情報が十分でなかったため、長野県や岐阜県などから埼玉県内のイノシシまで感染が拡大した可能性は否定できません。一方、埼玉県内の発生農場では、野生イノシシの侵入防止対策が十分でなかったため、農場が先に感染した結果、周辺のイノシシが感染した可能性も否定できません。
    次に、2番目、ワクチン接種農場での発生についてです。
    愛知県西尾市で発生した50例目は、11月6日に哺乳豚など一部の豚を除き予防的ワクチン接種をしていました。ほぼ全ての豚舎で血液PCR陽性が確認されていたこと、ワクチン接種したことにより血液PCRが陽性となることは考えにくいこと、死亡頭数が10月以降に増加していることから、ワクチン接種前に既に農場内の広い範囲で感染が広がっていた可能性が考えられます。
    続きまして、3番、分離ウイルスの遺伝子学的性状解析です。
    1例目~50例目までの農場及び感染イノシシから分離されたウイルスの遺伝子解析の結果、遺伝子は極めて類似しておりました。このことは、最初に国内に侵入したウイルスが拡散した可能性が高く、複数回にわたり国内に海外から侵入した可能性は低いことを示しております。
    また、全農場及び一部の野生イノシシから分離されたウイルスについて、全ゲノム解析を実施した結果からも、日本分離株が単一の株から変異したことがわかっております。
    また、資料の9ページをご覧ください。
    こちらは全ゲノム解析結果の一部なんですが、本年1月に岐阜市内の金華山、地図でいいますと左下あたりに金華山がありますが、金華山で確認されたイノシシから分離された3株、右の系統樹の下にある赤枠で囲まれた3株についてですが、それ以外の全ての国内分離株が有している変異を、この3株については有していませんでした。このことから、国内では最初に、これまで見つかっていないイノシシでまず感染が起こり、一部は金華山内での感染拡大、また、別の一部は、1例目以降の農場やイノシシに感染が拡大していったということが考えられます。
    続きまして、要約版に戻っていただいて2ページ目の、今後の発生予防対策に関する提言になります。
    まず1つ目、飼養管理者と家畜保健衛生所との連携でございます。
    死亡豚の増加が確認された際、直ちに通報されなかったため、家保による病性鑑定の実施が遅れた事例が複数確認されていました。日頃から家畜保健衛生所は、飼養衛生管理基準の遵守状況の確認のみならず、きめ細やかな助言・指導を行い、飼養管理者との連携強化に努める必要があるとされました。
    続きまして、(2)飼養衛生管理基準の再徹底です。
    新たに豚農場での発生が確認された県では、ウイルスの推定侵入時期に、ほとんどの発生農場において、農場周囲に防護柵を設置しておらず、また、設置されていた農場であっても、出入りする車両や人の洗浄・消毒が不十分であったことが確認されています。ASFの国内への侵入リスクが高まっていることを踏まえれば、全国の豚農場において、野生イノシシの侵入や病原体の侵入を防止するため、飼養衛生管理を徹底する必要があります。
    続いて、(3)予防的ワクチン接種時の豚の健康状態の確認です。
    50例目の発生農場については、ワクチン接種前に既にウイルスが侵入していたと考えられました。飼養管理者や獣医師は、死亡数の増加など特定症状が確認された場合は、家畜保健衛生所に通報を行う責務があります。また、家畜防疫員は、ワクチン接種時に豚の健康状態を確認し、異状を認めた場合はCSFの検査を行った上でワクチン接種の可否を判断する必要があると言えます。
    続いて、(4)野生イノシシの検査です。
    埼玉県の最初の感染イノシシの発見以前は、その発見地点より西側の地域ではイノシシの感染状況に関する情報が十分ではありませんでした。このため、岐阜県、愛知県、長野県といった感染地域から、野生イノシシの感染が徐々に拡大し、埼玉県内のイノシシまで広がっていった可能性は否定できません。今後、野生イノシシの感染が確認されていない地域においても、野生イノシシの捕獲調査を強化し、感染イノシシと未感染イノシシのそれぞれの生息域を可能な限り明らかにする必要があると言えます。
    以上でございます。
  • 津田委員長
    ありがとうございました。
    昨日開催されました第10回の拡大CSF疫学調査チーム検討会の概要のご説明でありますけれども、この件に関しまして、皆さんからご意見、ご質問がありましたら、お願いしたいと思います。
  • 佐藤委員
    非常に細かく調べていただいて、取りまとめていただいたことにまずは敬意を表したいと思います。
    それで、やはりちょっと感想なんですけれども、飼養衛生管理基準で何とか防げると思っていたものが、それが駄目だからワクチン接種だよという形でそういうふうになってきたわけなんですけれども、今回のこれは50例目までですけれども、先ほどお話ありましたけれども、51例目などは、ワクチンを接種して、それに安心してしまって、そこに野外株がイノシシがいないのに入ってくるというのは、やはり人が持ち込んでいるというのがわかるわけですから、こういったことを踏まえながら、ぜひこの疫学調査チームの結果をはっきりと皆さんに示していただいて、飼養衛生管理基準の徹底をいま一度はっきりと示していただけたらというふうに思います。ありがとうございました。
  • 室賀課長補佐
    ありがとうございます。今回、疫学調査チームで提言させていただいた事項については、通知に落として各県に知らせる予定でございます。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。この牛豚小委でも飼養衛生管理基準の新たな追加ということを検討していまして、そこでもやはり生産者の方にいかにこれを伝えるかということも苦心しているわけですから、あわせて。今回の疫学については非常に具体的な話ですので、そこら辺は共有していただきたいなと思います。
  • 山口委員
    ちょっと質問なんですけれども、最初の侵入要因の(1)のところで、はっきりしていないところというところ、発生前に農場周辺でイノシシの感染も認められず、他の農場との関連もないというその他的なところがあったんですけれども、このところというのは、例えば先ほどの埼玉じゃないですけれども、イノシシに先に入っていたかもしれない、そういうのを除いても思い当たるところがないというようなことなのでしょうか。
  • 室賀課長補佐
    そうですね。埼玉の事例については、農場側からの聞き取りにおいても、岐阜だとか愛知だとかの、いわゆる感染地域との関わりがないというような話も聞いておりますので、なかなかつながりというものは今のところ見えてきていない状況です。
  • 山口委員
    では、そのほかでは発生前に疫学的に発見していないというところは特に何か要因ってあるのかなと。それが、まして飼養衛生管理基準を見るときに、はっきりはしていないけれども、総体的にこういうリスクポイントというところが何か考えられるところって、人や車とかイノシシというところは明確に言われているんですけれども、その他何かこういう発生農場の調査の中で特にリスクの高いポイントとしてはこういうところが挙げられますよみたいな、そういうところというのはこういう調査の中であったのかなと思いました。
  • 室賀課長補佐
    やはり人だとか車両以外で、これまで侵入要因として挙げさせていただいた点以外は、今のところはポイントというものは見つかってきてはいないところです。
  • 津田委員長
    ほかにございますか。よろしいですか。
    それでは、これでこれについては議論は打ち切りたいと思います。
    そのほか、全体を通しまして何か委員の皆さんからご意見等ございましたらお願いしたいと思いますが、何かございますか。
  • 山川委員
    つまらない質問なんですけど、先ほどペットまで含めてという話だったんですけれども、動物園とかそういうレジャー施設にいるような動物というのはどうなっているんでしたっけ。
  • 伴課長補佐
    動物園動物についても例外ではございませんので、家伝法上の豚、イノシシに当たるものはワクチン接種の対象になります。
  • 津田委員長
    よろしいでしょうか。ほかにございませんでしょうか。
    ありがとうございました。
    それでは、これで議論を終了したいと思いますので、事務局、お願いします。
  • 伴課長補佐
    ありがとうございました。
    今後の進め方でございますけれども、本日、このワクチン接種推奨地域の新たな考え方、そして新たな府県につきまして、8都府県がご了承いただけましたので、今後、この8府県につきましては、先ほどお示しした局長通知を本日付で発出いたしまして、8都府県を新たに設定するということでございます。
    その後、それらの都府県からプログラムの発出がありましたら、持ち回りにて本委員会を開催させていただきまして、委員の皆様に内容をご確認いただきましたら、その結果、了承をいただけましたら、この8府県で適宜ワクチン接種が開始されるということになります。その際は、先ほどお示しした考え方、進め方でやっていただくということになります。
    そのような進め方でご了承いただけますでしょうか。
  • 津田委員長
    よろしいですか。
    それでは、事務局のほうは、そのやり方で速やかに作業を進めていただきたいと思います。
    そのほか特にないようでしたらこれで終了したいと思いますが、よろしいですか。
    では、事務局のほうにお渡しします。
  • 山野家畜防疫対策室長
    事務連絡でございますけれども、事前にメールでご案内を差し上げておりましたけれども、今後のワクチン接種プログラムの確認方法につきまして若干ご説明をいたしたいと思っておりますので、委員の皆様方には、この後、しばらく20分ほどお時間をいただきたいと思っております。会議終了後もこの場にお残りいただければと考えております。
    最後、閉会に当たりまして、小倉審議官よりご挨拶申し上げます。
  • 小倉審議官
    今日は熱心なご議論ありがとうございました。
    今日は、ワクチン接種推奨地域の設定等々についてご了解をいただきましたので、これ終了後直ちに手続に入っていきたいと思いますし、昨日の疫学調査チーム以来、繰り返し繰り返し飼養衛生管理の重要性、早期通報の重要性、また接種時の健康確認の重要性等々ご指摘をいただいています。間違いなく基本的な防疫対策がおろそかにやらないように、私どももしっかりと都道府県と連携して取り組んでいきたいというふうに思っております。
    先生方には、先ほどご案内ありましたとおり、この後は通知のあった接種プログラムの承認等々のご確認もまたお願いをしなきゃいけないということで、今までもご無理ばかりお願いをしてきましたけれども、引き続きおつき合いのほどよろしくお願いします。
    今日はありがとうございました。
  • 山野家畜防疫対策室長
    それでは、これをもちまして食料・農業・農村政策審議会家畜衛生部会第46回牛豚等疾病小委員会を閉会いたします。
    どうもありがとうございました。

午前11時01分 閉会

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader