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食料・農業・農村政策審議会 家畜衛生部会 第69回牛豚等疾病小委員会 議事録

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日時及び場所

日時:令和3年1月7日(木曜日)13時58分~15時26分
会場:農林水産省 7階秘書課研究室
      (Skype, Webexによるオンライン接続も併用)

議事次第

  1. 開会
  2. あいさつ
  3. 議事
    (1) 牛疫に関する特定家畜伝染病防疫指針の一部変更について
    (2) 口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針の一部変更について
    (3) 豚熱に関する特定家畜伝染病防疫指針の一部変更について
    (4) その他
  4. あいさつ
  5. 閉会

配布資料はこちら

議事録

午後1時58分 開会

  • 星野家畜防疫対策室長
    それでは、定刻より若干時間がありますけれども、皆さんおそろいになりましたので、ただいまから食料・農業・農村政策審議会家畜衛生部会第69回牛豚等疾病小委員会を開催いたします。
    委員の皆様におかれましては、御多忙中にもかかわらずお集まりいただき、誠にありがとうございます。私は当小委員会の事務局を担当いたします動物衛生課家畜防疫対策室の星野でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
    それでは、開会に当たりまして新井局長から御挨拶申し上げます。よろしくお願いします。
  • 新井消費・安全局長
    皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いしたいと思っております。
    昨年、一昨年、もう一つ前からになりますけれども、豚熱の発生に伴いまして本当に頻繁にこの小委員会を開かせていただきました。その中でいろんな枠組みを含めていろいろな御議論を賜り、豚熱につきましては御存じのとおり本州の大多数のところでワクチンを打つことによって広がりを抑えているという状況に、ここ一年間でなったということでございます。
    そういう中ではありながらワクチンを接種した農場にもかかわらず、この年末から年始にかけまして、山形県、それから三重県で発生をしたということは我々が大変恐れていた事態でございまして、ワクチンを打つことによって農家の方々が若干安心をして、やはり飼養衛生管理の手を緩めていたのではないかということでございまして、この点につきましては更に指導を徹底していくということをやっていかないとアフリカ豚熱もございますので、そこはやっぱり気を引き締めて私ども、それから、県も行っていきたいというふうに思っているところでございます。
    本日は年明けということで大変早い時期でございますが、昨年来いろいろ課題となっておりました特に都道府県がワクチンを接種する場合にどうやって人手を確保しているか、残念ながらワクチンの接種は相当長期間になるということを前提といたしますと、安定的にワクチンを接種できるような状況、安定的かつ適時適切に打てるような体制というのを確保していかなければいけないというふうに考えているところでございます。そういう中、各県からの要望、それから、皆様に8月末に出していただきました、やはり50日から60日の間に接種をするのがワクチンの隙間をなくすものとしては一番適切だという話もございましたので、そのような状況を鑑みて接種体制を少し強化していくということで指針の改定について御議論賜りたいと思っております。
    それから、加えまして口蹄疫につきましても、過去の口蹄疫発生を踏まえた中で備蓄資材についてどういうふうに長期的に考えていくのが必要かということもまた御議論いただきたいと思っております。
    本年もできるだけ、この小委員会の開催が多いことが望ましいかというと、そうでもないと思っておりますけれども、皆様のお知恵を頂きながら疾病の予防、それから、まん延防止に万全を期していきたいと考えておりますので、今年もよろしくお願いしたいと思います。
  • 星野家畜防疫対策室長
    ありがとうございました。
    ここで局長は所用がございますので、大変申し訳ございません、退室をさせていただきます。
  • 星野家畜防疫対策室長
    また、本日は全て公開というふうになっておりますけれども、カメラをお持ちの方はここで退席をお願いいたします。
    繰り返しますけれども、本日は公開になっております。資料、議事録につきましては後日ホームページの方に掲載をさせていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
    本日の出席の確認でございます。牛豚等疾病小委員会の委員の数は10名でございます。本日は全員御出席、御参加ということで開催をさせていただいております。6名の委員の方につきましては、ウェブの方で御参加を頂いております。映像の方が映りませんけれども、音声の方はそれぞれこちらの会場と先生方とつながっておりますので、適宜御参加、お声をかけていただけたらというふうに思います。
    それから、事務局側の出席者の紹介をさせていただきます。
    審議官の伏見でございます。
  • 伏見審議官
    新年早々どうもありがとうございます。よろしくお願いいたします。
  • 星野家畜防疫対策室長
    畜水産安全分析官の山本でございます。
  • 山本畜水産安全分析官
    山本です。本年もよろしくお願いします。
  • 伏見審議官
    新年早々どうもありがとうございます。よろしくお願いいたします。
  • 星野家畜防疫対策室長
    動物衛生課長の石川でございます。
  • 石川動物衛生課長
    石川でございます。本年もよろしくお願いします。
  • 青山課長補佐
    青山です。よろしくお願いいたします。
  • 星野家畜防疫対策室長
    続きまして、配付資料の確認をお願いいたします。
    配付資料につきましては、資料1から7をお配りさせていただいております。御確認をお願いします。また、落丁などございましたらお知らせください。
    続きまして、本日の会議の進め方について御説明をいたします。
    お手元、議事に従いまして、牛疫関する特定家畜伝染病防疫指針の一部変更について、それから、口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針の一部変更について、そして、三つ目、豚熱に関する特定家畜伝染病防疫指針の一部変更について、まず事務局より御説明をさせていただきます。
    説明の都合上、豚熱、口蹄疫、牛疫の順で御説明をし、御議論をさせていただきたいというふうに思います。その後、御出席の皆様より御意見を頂きたいというふうに考えております。
    それでは、これからの議事進行につきましては津田委員長の方にお願いをしたいというふうに思います。津田委員長、よろしくお願いいたします。
  • 津田委員長
    津田でございます。よろしくお願いします。ウェブで参加の先生方もよろしくお願いいたします。
    それでは、今、星野室長の方から御案内ありましたように、議事3、豚熱に関する特定家畜伝染病防疫指針の一部変更について事務局の方から説明をお願いします。
  • 青山課長補佐
    それでは、御説明いたします。
    まず、資料1をお手元に御用意ください。
    資料1については、まず特定家畜伝染病防疫指針の変更についてということで、豚熱だけではなくほかのものについてもまず最初に概要を御説明いたします。
    まず1番、背景・経緯でございますが、特定家畜伝染病防疫指針については、家畜伝染病予防法上の位置づけがございまして、この第3条の2第6項に基づきまして3年ごとに再検討を加え、必要に応じて変更することとされております。今回はまた、法第3条の2第7項に基づく指針の作成、変更、廃止に当たって食農審の御意見を聴くこととなっているという位置づけの下、本牛豚等疾病小委員会において御意見を頂くものでございます。
    今回は少なくとも3年ごとの再検討ではなく、まず豚熱に関する防疫指針に契機などございまして、(2)のところにございますように昨年10月に予防的ワクチン接種を始めましてから、この改正から1年余りが経過しております。昨年8月の牛豚小委において議論いただいたとおり、免疫付与状況調査の分析結果などを踏まえまして、今後確実かつ継続的な接種体制の整備を図る必要があると考えておりまして、豚熱ワクチン接種の運用を見直す必要があるところでございます。
    また、(3)にございますように、併せて豚熱、口蹄疫及び牛疫の防疫指針にアフリカ豚熱に関する防疫指針と同等の野生動物の浸潤状況調査等を追加する必要があるといったことから改正を検討しているものでございます。これらの内容の具体的な運用方法について防疫指針に記載するということで、2に変更の方針として、主な変更事項を記載しております。
    (1)豚熱に関する防疫指針としては、先ほど申し上げました予防的ワクチン接種を行う体制の見直しということで、知事認定獣医師の要件の追記、2には免疫付与状況確認検査を農場の抽出等に変更するといったような調査の変更、3として野生動物対策の浸潤状況調査等の追記でございます。
    (2)口蹄疫についても同じく野生動物の浸潤状況調査等を追記するとともに、と殺が完了するまでウイルスの増殖及び拡散を防止する措置の追記をしております。
    (3)に牛疫について、こちらも同じく野生動物について口蹄疫に準じた見直しでございます。
    今後のスケジュールですが、(1)家伝法第3条の2第7項に基づきまして、都道府県への意見照会を行います。また、併せてパブリックコメントを実施し、これが1月中旬から2月中旬までを予定しております。また、次のステップとして本日の検討結果及び(1)の結果を家畜衛生部会に、2月下旬ぐらいに報告したいと思います。(3)にございますように、家畜衛生部会から変更の方針について答申を頂いた後に速やかに防疫指針を改正することとし、3月下旬をめどといたしております。
    次に資料の御説明ですけれども、まず最初に資料2-2について御説明したいと思います。
    資料2-2が、ポンチ絵になっている横のものでございます。豚熱ワクチン接種体制の見直しについてというタイトルでございます。
    先ほど申し上げた改正の契機となってございまして、豚熱の予防的ワクチン接種については、こちらは指針にも位置づけておりますが、無計画かつ無秩序な接種が行われれば、感染畜の存在を分かりにくくする、また、早期発見が困難となるといったことがございますため、接種を行うに当たって、1面的かつ確実な接種と、2ワクチンの厳格な管理が必要不可欠なものでございます。
    一方で、子豚へのワクチン接種について、8月の牛豚等疾病小委員会で委員の先生方から現状においては接種日齢は50から60日齢程度に遅らせることが望ましいといったような御議論を頂きまして、これを踏まえますと、従来の用法・用量に基づく1から2か月齢での接種から、その場合でしたら月1回程度の接種となろうかと思いますが、新たに月3回程度の接種が可能な体制を整備する必要があると考えております。このため家畜防疫員、こちらは知事が任命する県の職員である獣医師でございますが、この家畜防疫員が限定して行っている接種、この現行の接種体制を原則としつつも、知事による管理の下で家畜防疫員以外の民間獣医師による接種が可能となるように接種体制を強化することが必要ということで、こちらを検討することとしています。
    具体的には都道府県知事が今実施している接種体制、下の緑色の四角囲みでございますが、原則としては現行と変わらずに面的かつ確実な接種を家畜防疫員により実施し、また、ワクチンの厳格な管理を家畜伝染病予防法第50条に基づく都道府県知事の使用許可により行うことでワクチンを管理する、これとともに例外として適時性・適切性の要件を満たせる場合には、面的かつ確実な接種については、知事が作成する接種プログラムに民間獣医師を知事認定獣医師として位置づけて、当該獣医師の接種を可能とするということと、また、ワクチンの厳格な管理については、現行どおり第50条の許可に基づきつつ、許可条件をより詳細にすることで管理を強化するといったような例外を設けることを防疫指針に追加することを検討しております。接種が不適切な場合には、原則として6条命令に基づく家畜防疫員による接種の実施を可能とする体制を検討しているところです。
    こうした前提を踏まえまして、豚熱の指針の主な変更点を御説明してまいりたいと思いますが、資料2-1と資料3を同時に御説明するような形になりますが、今回は画面での資料の共有がございませんので、先生方のお手元で、パソコンで一つのファイルのみを開かれる場合などには資料3を中心に御覧いただければと思います。
    まず最初の変更点でございますが、資料3の指針本体ですと14ページにございます。こちらは実質的な変更はございません。第3-2の野生イノシシの捕獲の強化・経口ワクチンの散布を削除しておりますが、それぞれ別の場所に移動しているというものでございます。
    続きまして、次の15ページから、こちらが民間獣医師の接種体制に関するところでございます。第3-2の予防的ワクチンに所要の修正を加えております。
    まず最初が15ページの1の(3)、こちらに都道府県知事は適時性及び適切性に係る要件を満たすと判断して認定する民間獣医師、知事認定獣医師に限り、必要な事項をワクチン接種プログラムに記載の上、初回接種を除くワクチン接種を行わせることができる旨等を追記しております。また、その下の「留意事項○」となっておりますが、こちらに予防的ワクチン接種を行う知事認定獣医師の要件を追記しております。
    中身としましては、留意事項については今回参考扱いということではありますけれども、御説明させていただきますと、要件としてまず適時性、これは定期的に農場を巡回すると家畜防疫員と同等以上に適時にワクチン接種を行うことができると認められること、また、適切性については都道府県が行う講習会への参加等を通じて必要な知識を習得していると認められること、また、ワクチン接種に係る役務の提供の対価が適切に設定されると認められること、3番目が家畜保健衛生所と緊密に連携が取れることなどを要件として記載しております。
    次が16ページの2の(2)ですけれども、ワクチン接種プログラムの知事認定獣医師に係る記載事項を追記しております。指針本体には一部追記でして、具体的な中身としては留意事項の方に記載をしていくことを考えておりまして、具体的な追記があるのが17ページ、4のところにございます。接種区域における農場のワクチン接種の進め方において、家畜防疫員の確保とともに、知事認定獣医師の活用状況も記載することとしております。具体的には赤字で見え消しで記載しておりますように、知事認定獣医師の人数について個人の人数ですとか、あと、組織としての数を明示する、また、知事認定獣医師の氏名、名称、接種の対象となる農場の数、対象の頭数、必要なワクチン数量などを確認するとしております。
    次がそのまま同じ項目の留意事項の中の7、ワクチン接種に係る正確な情報提供に関する事項ということで、ページをまたぎまして、知事認定獣医師がワクチン接種に必要な知識、技術的・事務的な事項を含めますが、こちらについて取得するための講習会の開催等についてワクチン接種プログラムに明示するということと、8、接種区域における遵守事項として知事認定獣医師は毎月家畜保健衛生所にワクチン接種状況を報告する。また、こうした中で適切な接種が行われていないと判断される場合には、法第6条の接種命令に基づく家畜防疫員による接種を行うことを明示する。
    9は、都道府県は都道府県内の使用ワクチン数量及びワクチン接種農場の戸数を2か月ごとに取りまとめ、動物衛生課に報告することについて明示するとしております。 次が(5)の都道府県知事が知事認定獣医師に対して法第50条に基づくワクチン使用許可を行う場合の使用、報告等に関する条件を付し、ワクチンの厳格な管理を行う旨の記載でございます。本文中にそうした旨を追記しておりまして、19ページの留意事項にその使用許可の条件を記載しております。
    具体的に言いますと、1の(1)のところに申請に係る接種対象農場以外の接種を行わないこと、使用予定期間を遵守すること、ワクチン接種後にワクチン接種豚等にマーキングするとともに、移動の場合には法第7条に基づく標識と同等の標識を付すこと、また、ワクチン接種の実施状況については毎月報告することとしております。
    2にございますのは、都道府県知事が知事認定獣医師に対して必要に応じて法第52条に基づく報告を求めるということでございます。
    次が22ページの5の(2)になります。
    こちらに知事認定獣医師による標識の付与及び都道府県知事による証明書交付を追記しております。赤字4行ほどございますが、知事認定獣医師がワクチン接種を実施している農場においては、その獣医師が法第7条と同等の標識を付す、また、そうした農場で豚等の所有者から請求があった場合には、都道府県知事は法第8条に準じたワクチン接種の証明書を交付すると追記しております。
    次が23ページになります。
    こちらにワクチン等の管理について追記をしております。都道府県は、ワクチンを適切に保管するとともに、数量の管理及び記録を行う。また、知事認定獣医師が使用したワクチン数量を把握するため、使用済みのワクチンの瓶を全て回収するといったことを追記しております。
    留意事項のところには、知事認定獣医師が適切なワクチン数量の管理及び記録を行うことと、資材の適切な処理及び使用済み瓶を毎月家畜保健衛生所に返却する旨を追記しております。
    次が25ページになります。
    25ページについては免疫付与状況調査を抽出にすると先ほど概要のところで御説明したものでございます。本文からは全ての接種農場を対象とするといった、この「全て」の記載を削除しております。また、免疫付与状況等確認検査の抽出などの具体的な方法については留意事項に記載がございますけれども、現時点ではこちらは修正を「抽出により」確認するとしているのみで、ほかの部分は修正してございませんので、別途御相談してまいりたいと考えております。
    次は29ページでございます。
    接種実績の報告のところですけれども、留意事項28に、都道府県は、知事認定獣医師によるワクチン使用数量、接種数量及び廃棄量、また、接種戸数及び接種頭数の内訳について2か月ごとに報告する旨を追記しております。
    次は、実質的な変更がない部分については省略させていただきまして、72ページでございます。
    第12のウイルスの浸潤状況の確認等の6として追記を行っております。都道府県が、患畜又は疑似患畜が確認された場合に、発生農場の周囲の地域において、野生イノシシの感染確認検査を実施する旨の明記でございます。野生イノシシの調査についてはこれまでも行っておりますけれども、家畜での感染が確認されたことを契機としてこういった調査を行う旨の明確化でございます。
    留意事項に記載されているものは、後ほど別に御説明いたしますが、野生イノシシの対策のところと同じ記載になっております。異なるところとしては、ワクチン接種区域においては、この検査をする必要がないということで留意事項の一番上の行、都道府県は、接種区域を除き、こうした区域内でこうした検査を行うという記載でございます。また、最後の下2行、「なお」以下のところですが、予防的ワクチンの接種状況等、予防的ワクチンが始まった場合などは実施期間の「少なくとも28日間」を動物衛生課と協議の上、短縮することが可能という記載にしております。
    次が78ページになります。
    こちらは第2節の野生イノシシにおける防疫対応の第16、感染の疑いが生じた場合の対応でございます。1のところ、都道府県は患畜又は疑似患畜が確認された場合に行う野生イノシシの感染確認検査の結果、対応を行う旨の明示化でございます。この第12の6の野生イノシシの感染確認検査という部分の追記が先ほど御説明した内容、家畜での発生を受けての対応の明確化です。
    次が第23のところですので、ページ数でいうと92について御説明します。
    こちらは野生イノシシでの感染が確認された場合のウイルスの浸潤状況の確認検査の項目でございますが、(1)として野生イノシシにおける検査等を明確化しまして、内容としては野生イノシシの陽性個体が確認された地点等を中心とした半径 10キロメートル以内の区域において、死亡又は捕獲された野生イノシシについて原則として抗原検査を実施する旨を追記しております。また、同区域において捕獲による感受性動物の個体削減、防護柵等による囲い込みを行う旨を追記しております。こちらで削除している部分については、下の(2)豚等における検査として場所を移動して記載しております。
    次が94ページでございます。
    こちらは経口ワクチンの散布となっておりまして、もともと前の方に記載があったものを移動しております。内容については若干追記をしております。まず、1のところでございますが、農水省は野生イノシシへのウイルス浸潤状況等を考慮し、経口ワクチンの使用の是非について、野生イノシシの専門家等の意見を踏まえて決定する旨を追記しております。2は、その際に農林水産省が経口ワクチンの使用方法、効果・有効性の分析・評価方法等について記載した実施指針を作成し、公表する旨を明記しております。3は、都道府県が実施指針に基づき関係者の協力を得て経口ワクチンの散布に係る都道府県計画を策定し、散布を行う旨を明記しております。
    主な説明は以上でございます。
    今回の改正に当たっては、指針の記載の範囲を中心に今回議論いただき、運用については御意見、御質問を頂いて、今後留意事項や運用マニュアルを整備していく中で整理しながら、先生方に御相談、御報告させていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
  • 津田委員長
    ありがとうございました。
    それでは、本件について皆様から御意見、御質問を受けたいと思いますけれども、今説明がありましたとおり、今回の変更のポイントというのが、まず知事認定獣医師に関するところ、それから、ワクチン接種農場における免疫付与確認検査の抽出によるところ、それから、野生動物対策としての部分でございますけれども、まず1番目の知事認定獣医師に関するところ、これはワクチン接種を適時適切に行うために民間獣医師を活用できるというふうなことを定めたものでございますけれども、これにつきまして御意見、御質問等あればお願いします。
    ウェブの方からでも結構です。では、名前を言って、質問ですと言ってください。お願いします。
    小渕先生、お願いします。
  • 小渕委員
    この知事認定獣医師の要件のところ、15ページの留意事項の中のことで恐縮なんですが、適切性の(2)のワクチン接種に係る役務の提供の対価が適切に設定されるというところの判断なんですが、これはちょっとどういう意味なのかなと。どの程度のことを想定されたことなのか。うちの県とかは、やはりたくさんの先生方をお願いしているものですから、多分防疫員でなく打つということに変更になる方がかなり見込まれています。どういうことなのかのちょっと具体的な何かがあれば。
  • 青山課長補佐
    事務局からですけれども、役務の提供の対価については都道府県で把握していただくというのをまず最初に考えております。適切かどうかというところについては、現行、都道府県においても積算などをして手数料を定めていただいていると思いますので、そういった常識的な価格からかけ離れていないかといったことなどを御確認いただく形になるかと思いますけれども、具体例などについては今後、運用マニュアルなどの中でまた例示として示していければと思います。
    以上です。
  • 小渕委員
    分かりました。ありがとうございます。
  • 津田委員長
    よろしいですか。
    ほかにございますか。
    嶋田さん、どうぞ。
  • 嶋田委員
    農済宮崎の嶋田です。今日はよろしくお願いします。
    知事認定獣医師の件なんですが、これまでの体制より進んでいくということで、いいことなのかなというふうに考えてはいます。その中で、まず一つ目なんですけれども、初回接種を除く理由のところなんですけれども、そちらについて教えていただきたいんですが、恐らく初回は農場の状況の確認ですとか、そういったものも含むという意味で捉えてよろしいでしょうか。
  • 津田委員長
    これ、事務局からお願いします。
  • 青山課長補佐
    事務局からですけれども、初回接種、まずこれが指すものとしては、最初にワクチン接種推奨地域になった後、まず最初にワクチンプログラムを作った段階で全県的に対応いただく、そこのタイミングのことを想定しております。初回接種に当たっては、面的な接種をするために例えば既存のワクチン接種県側から接種をしていくですとか、そういったきめ細やかな接種農場の順番を早急に決めて、早急に打っていただく必要があるといった関係から、知事認定獣医師という手続を踏まずに都道府県知事直下の家畜防疫員を中心に計画を立てていただいて、素早く確実に接種していただく、また、農場の状況などを御確認いただくといったことを想定しております。
    以上です。
  • 津田委員長
    嶋田さん、よろしいですか。
  • 嶋田委員
    承知しました。ありがとうございます。
    加えてもう一点、よろしいでしょうか。
  • 津田委員長
    はい、どうぞ。
  • 嶋田委員
    こちらがちょっとお伝えしたいことだったんですけれども、先ほど申し上げたとおり、今までと体制が変わっていくことはいいことなのかなと思うんですけれども、接種に当たり若干懸念も感じております。というのが知事認定獣医師をどういった獣医師を想定されているかというところにもなるんですけれども、例えばこの場にいるメンバーで私が農済に所属している者なんですけれども、例えば診療獣医師の農済の獣医師とか、そういったところを含むのかなというふうに考えているところなんですけれども、短期での例えば接種ですとかそういった対応というのは可能だとは考えますが、やはり、恐らく長期にわたる対応ということになると思うんですよね。
    そこで、そうなると実は厳しくなる場面も考えられるのかなと思っていまして、背景としてやはり私のように豚の診療をしている者でも疾病の予防とか事故対策というのは当然なんですけれども、飼養管理に関することとか繁殖とかコンサル的な仕事の方が最近は中心になっています。月3回というペースをずっと継続して対応していくというときに、本体業務への影響というのはやはりちょっと考えたいところです。
    例えば、当然農済は牛の獣医師が主体なんですけれども、牛の獣医師にも接種してもらうということになったとしても、恐らく全国的にどの農済の診療所も人員の不足であったり、都道府県によっても事情は異なるとは思うんですけれども、なかなか対応が大変だというところも出てくるんじゃないかというふうに予想しています。飼養頭数も年々増えていまして、母豚の飼養頭数が例えば1,000頭以上、何千頭というところも出てきます。なので、そういったときに週3回での対応がどこまでできるかというところの見通しというのは、はっきり立てた方がいいのかなというふうに考えています。
    当然、農済の診療所の役割として地域の家畜防疫、牛の診療とかだけじゃなくて、する必要性、義務というか、我々の責務というふうには捉えているんですけれども、そういった側面もあるということは念頭に置いていただければなと思っています。ですので、都道府県と各県のそういった獣医師を抱えるところとの調整が望まれるかなと思います。といったところなんですけれども、この点についていかがでしょうか。
  • 津田委員長
    何か事務局の方からありますか。
  • 星野家畜防疫対策室長
    事務局側からお答えさせていただきます。
    現場の御意見、ありがとうございます。知事が認定するわけですから、現場の実態をよく把握されている各県で計画的に、獣医師の技量も見つつ、無理のない仕組みを総合的に構築することで確実に運用していただければと考えております。
  • 津田委員長
    これについては飼養衛生管理基準の基準を新しくしたときに各農場においては言わばかかりつけの獣医さんであるような獣医師を指定することになっていました。今回はそれに加えてこのワクチン接種を確実に行うという義務が入っているわけで、本来であれば各農場の管理獣医師の方々がそれを接種すれば一番いいんでしょうけれども、なかなか県によっては、やはり頭数が多い、農家数が多い、あるいは獣医師さんの数が足りないということもあって確実にいかないかもしれませんけれども、やはり飼養衛生管理基準、そういった衛生指導と同時にワクチン接種も行える先生方を増員する必要があると思いますし、そこには家畜保健衛生所ときちんと連携を取って接種していくという、当然次のワクチンをちゃんとテイクしているかどうかという検査の方も入ってきますので、そこも非常に密接に関係するわけです。ここら辺は特に嶋田先生辺り、宮崎辺りはどうなんでしょう。それを実際に回していこうとすると、どういうところが可能であるか、どの辺が難しいかというのはございますでしょうか。
  • 嶋田委員
    我々は今のところ接種の対象ではない地域を診療していますので、想像の部分もありますけれども、実際、例えば私たちのところでいえば、1人当たり月に15件ほどの定期巡回という形で診療をしています。恐らく全国的に開業の先生方とかも近い体制で動かれているかなとは想像します。その中で、ふだん当然、各豚舎を回って飼養衛生管理指導の話も当然なんですけれども、生産性向上のための話というのがやはり中心にはなってきている状況の中で、飼養頭数にもよりますけれども、まとまった時間が必要なので、かなりそちらに割かれるんじゃないかなというのは想像します。
    ですので、例えば15件を月に3回ずつそれぞれ回るとかというのは、なかなかちょっと現実的ではないかなというふうには正直なところ感じます。
  • 津田委員長
    ただ、今おっしゃったようにいろんな指導等をやはり相当豚の診療等にも詳しくないとこういう仕事はなかなかできないことでもありまして、そういったところではかなり難しいかとは思いますけれども、実際に群馬、小渕先生とかのところもかなり頭数は多いわけで、かなり苦労されると思うんですけれども、いかがでしょう。
  • 小渕委員
    群馬の場合、コンサルタントをやられる先生が多分そろっている県ではあるんですけれども、それでも多分県内はとても見切れないという。というのも、今おっしゃったように実際に見ていらっしゃる先生とこの間打合せをしたんですけれども、やはり1人頑張っても20件、コンサルタントをちゃんとやろうと思ったらそれしか、20件が限界でしょうと。ほとんどの先生が今そこまで持っているんじゃないか。なので、現実的にはワクチンだけをお願いして、そのときに話してもらうというような先生を1人でも2人でも増やしていかない限り、10日ごとの接種というのは、うちの県であれば不可能です。
    今ペットの先生に、小動物をやられている先生も地域のだけは1件でも2件でも持つよというふうに言っていただいて、やっていただいている状況です。コンサルタントまで全てやる。ただ、農家側さんサイドからはワクチンだけの先生というのは必要とはされないというふうには言われますけれども、先生方はとにかく確保して、月3回打つというのはかなり厳しい状況ではあります。でも、やってもらうしかないと思っています。
    また、いろいろな検査がありまして、また明日から非常事態何とかが出ますと、うちの県の場合、神奈川、千葉等からも大規模養豚を持っていらっしゃる先生方に来ていただいていて、また、その先生方が来られなくなるという状況になりますと、家畜保健所がまた大規模養豚を何とか打ち切らなくちゃならないというような、割とコロナの関係でもかなり厳しい状況には来ています。
  • 津田委員長
    いずれにしても、この民間獣医師の方々を活用するわけでございますけれども、やはりそういった、ただワクチン接種だけではなくて、ほかのことも附随してきちんとやっていただくということは必要だと思いますので、そこはうまく工夫していただきたいんですけれども、ほかに先生方、御意見ございますでしょうか。
    どうぞ。
  • 山口委員
    山口です。質問してもいいですか。
    私も民間獣医師による接種ということで、きめ細かな接種ができるということで非常にこれはいい改正かなというふうに考えています。その中でちょっと何点かお聞きしたいんですけれども、この中でワクチン数量をきちっと接種したのを把握するために瓶の回収というところも記載があるんですけれども、これは例えば民間獣医師が毎月家畜保健所に報告するときに瓶を一緒に回収して数を家畜保健所でチェックするとか、そういうことになるんでしょうか。
  • 青山課長補佐
    事務局です。
    23ページの記載ですけれども、留意事項では、使用済みのワクチンの瓶は毎月家保に返却するという想定を現時点でしております。持ち込むのか郵送するのかといったようなところは家保などの実情などを伺いながら整理してきたいと考えています。
    以上です。
  • 山口委員
    分かりました。
    あと、免疫付与状況のところなんですけれども、先ほど詳しくはまた別に検討するとありましたけれども、今後全ての農場は対象ではなくて、何かこういう農場を対象にするよとかという、そういう何か考えというのは、例えば肥育の方は除くとか繁殖の方を中心にするとか、何かそのようなやり方というのも、それも今後検討していくということなんでしょうか。
  • 青山課長補佐
    事務局ですけれども、その辺りも含めて今後の検討ということで、また先生方に御意見を伺いながら御相談させていただきたいと考えております。現時点は、全てというのを外すというところまでを考えております。
    以上です。
  • 山口委員
    分かりました。
    それで最後なんですけれども、私もちょっと小渕さんが最初に質問したワクチン接種の対価の適切なところなんですけれども、ちょっと普通に考えたら、家畜保健所からワクチンをもらって、先生の方で接種するときに、先生が普通に掛かるのは技術料とか往診料とかそういうところを考えるんでしょうけれども、先ほど各県の手数料とかも勘案しながらというお話もありましたけれども、非常にここのお金というところも適切性というのは難しい考え方だなとは思ったんですけれども、これも先ほど回答で今後の検討というところもあったので、それ以上の多分答えはないと思うんですけれども、ちょっとそこが気になりました。
    以上です。
  • 津田委員長
    何かありますか。よろしいですか。
    あと、先ほどありました免疫付与状況のことにつきましては、今検査しているのがあったですよね。なかったでしたか。今実施して、各県にお願いして抗体の動きを見てもらっていると。あれはいつ頃まとまるんでしょうかね。
  • 青山課長補佐
    今、免疫付与状況調査として全接種都府県にやっていただいているものと、あと、一部の県にやっていただいている接種適齢期調査と呼んでいるようなものがあるんですけれども、全部が取りまとまるのがいつかというのは今ぱっと御説明できないんですけれども、部分的にデータが出てきているものをある程度の段階で一回取りまとめて、また小委に報告させていただこうと考えているところです。
  • 津田委員長
    聞くところによると、何か品種とかによっても若干抗体の上がりが違っていたりとかすることがあるもので、そういったデータを踏まえて抽出のときも少しどういったものを抽出してやっていくのか、重点的にやるかということを少し検討していただければいいかなと思っています。
    ほかに御質問ございませんでしょうか。
    どうぞ佐藤先生。
  • 佐藤委員
    ちょっと前に戻ってしまって申し訳ないのですが、家畜防疫員として民間の獣医師を任命していたりしますよね。それと今回の認定獣医師というのはどういうふうに違うのか、選定の方法とか、あとはやる仕事の役割などのような関係になるんでしょうか。その辺りちょっと教えてください。
  • 青山課長補佐
    事務局から御説明します。
    基本的には、役割としてはほぼ同じというところです。ただ、法律上で言うと、6条の接種命令で所有者に家畜防疫員による接種を受けることを命ずるものと、あとはそれと異なり知事認定獣医師と農場の間で相談の上、合意の上打つというところの違いが若干ありますので、そういった意味で知事認定獣医師が打てない場合には6条接種に戻って家畜防疫員が命令に基づき接種するといったような法的な拘束の面での違いはありますが、実質的な作業としては同じというふうに考えております。
    以上です。
  • 佐藤委員
    その選定方法などに関しても、特には決まりはないということでしょうか。
  • 星野家畜防疫対策室長
    事務局ですけれども、今回、知事認定の獣医師さんの要件というのがございますので、今回の豚熱のワクチンを接種していただく獣医師さんにつきましては、こういった要件、趣旨とか接種方法、それから計画性、適時適切に打てるかどうかといったこともきちっと説明して、講習を受けていただいて都道府県のイニシアチブの下でやっていただくというところがございます。
    そのほか家畜防疫員というのは何も豚熱のワクチン接種だけではなくて、いろいろ防疫を行う上で都道府県知事が必要とあればその都度任命できる、そんな仕組みになってございます。
  • 佐藤委員
    ありがとうございます。
    それから、もう一つ別の問題なんですけれども、やはりワクチンをちゃんと全頭に接種するということが目的になっていますので、例えばこの認定獣医師の人とか、違反した場合にこの罰則を設けるとか、そういったことは御検討されているんでしょうか。
  • 青山課長補佐
    事務局ですけれども、今回、家畜伝染病予防法の第50条の使用許可ということですので、その使用許可に基づく接種を行わなかった場合には50条違反で家伝法上は罰則規定もございます。
    以上です。
  • 津田委員長
    よろしいですか。
  • 佐藤委員
    はい。
  • 津田委員長
    ほかにございますでしょうか。
    一つだけ、知事認定獣医師とあるんですが、ここには団体を含むというふうにあるんですけれども、この団体というのは例えばどういうふうな形で認定するんですか。個人であれば分かるんですけれども、氏名とか。団体についてはその要件というか、どういうふうに指定するおつもりなのかちょっと分かれば、イメージだけでも教えていただければ。
  • 青山課長補佐
    事務局です。
    団体で現在想定している例としては、農済ですとか、あとは開業のクリニックをやっていらっしゃる養豚獣医師などで従業員としての勤務獣医師の方がいらっしゃる場合といったことが考えられるのではないかと思います。あとは都道府県や獣医師の先生方から実態を教えていただきながら要件を決めて、この範囲までの団体を認めるといったようなことを整理していきたいと考えております。
    以上です。
  • 津田委員長
    では、どうぞ。
  • 佐藤委員
    今のところでちょっと思い出したのですが、団体一つを認定する場合に、個人の特定をする必要がないかということを考えていて、その人数を明示するというようなことが書かれていますけれども、各個人毎に認定獣医師の任命をするべきなのかなというふうにも考えるのですが、そのあたりはいかがでしょうか。
  • 青山課長補佐
    その辺り、運用の中でまた整理させていただきたいと考えておりますが、現在の想定としては、指針の中で人数などを報告するのは県が国に報告する場合のプログラム上のものですので、県の方ではまたよりきめ細やかに把握していただくことを想定したいと思います。
    以上です。
  • 佐藤委員
    分かりました。ありがとうございます。
  • 津田委員長
    ほかにございますでしょうか。
    では、知事認定獣医師に関する御質問はここで終わりにしたいと思いまして、次に免疫付与状況についてはいかがでしょうか。さっきちょっと関連する質問はあったんですけれども、よろしいですか。
    あともう一つ、最後の方になりますけれども、野生動物対策の方でここの野生動物の幾つか確認、野生動物における感染確認時の対策、それから浸潤状況調査といったようなことで幾つか分かれているんですけれども、これについて御質問があればお願いします。
    どうぞ。
  • 小渕委員
    免疫付与状況の方なんですけれども、これはそれぞれワクチン接種がスタートした時期が県によって違うと思うんですけれども、初回接種のときはみんな100%行くと思うんですね。これは、済みません、読み切れていないのかもしれないんですけれども、接種してからどのくらいたったところでそうなっていくとか、何かあるんでしょうか。もう最初から打った県はもちろん移行抗体のブロックとかというところに来ていると思うんですけれども、初回接種の人たちが終わったばかりの県も同時に抽出になるということなんですか。
  • 青山課長補佐
    今御指摘いただいた、既に初回接種がかなり前に終わっていて、8月の段階でデータを提出いただいている県と、それ以降に初回接種が始まっている県では状況が違うということもありますので、その両方とも抽出にするのか、それともスタートが遅かった県については初回接種以降のデータを一度求めるのかとか、そういったことはまたちょっと検討させていただいて、今頂いた御意見を基に整理していきたいと思います。
    以上です。
  • 津田委員長
    よろしいですか。
    ほかにございますか。免疫付与状況、それから、野生イノシシについて、どちらでも結構です。
    一つよろしいですかね。野生イノシシにおけるCSFウイルスの浸潤状況のことなんですけれども、確かに通常野生イノシシで発見されればその周辺で、あるいは家畜で発生すればその周辺でサーベイを行うというのは分かるんですけれども、平時に今でも野生イノシシにおける感染状況の調査は行われているんですが、ちょっと最近の流行あるいはイノシシの様子を見ていくと、どうも今の野生イノシシの陽転できる端の方、例えば兵庫県あるいは岡山県といったり、あるいは秋田、岩手といったところでは若干その検査している数が少ないのかなという気はしているんですけれども、ここら辺はこの特定指針と、それから、家畜保健所の範囲じゃないといえばそこなんですけれども、その辺はどういうふうに考えればよろしいんですかね。積極的に家畜保健所あるいは県の方から猟友会等々に協力を仰いでくださいというふうにやるのか、それともこういった縛りがなければなかなか厳しいのか、その辺はいかがなんでしょうか。
  • 青山課長補佐
    事務局からですけれども、動物衛生課からは家畜衛生主務課の方に都道府県に対して自然環境部局などを通じて猟友会に協力を求めるなどして、検査体制を構築いただくということをお願いしています。発生のない県についてもそうした検査体制を構築の上、検査頭数を増やすということを引き続き依頼しているところでございます。
    以上です。
  • 津田委員長
    なかなか野生イノシシが先か豚が先かということはあるんですけれども、一つは今回この牛豚小委で検討しておられますけれども、少なくとも家畜、飼養豚でのCSFの発生をまずなくすということが第一義でございますので、先ほどのワクチン接種の適時適切な接種、それから、侵入防止のための衛生管理、これをまず一つ一義に考えていただきたいと思います。次に野生動物対策というのは農場周辺からのリスクを減らすという意味ですけれども、その辺も含めて少し都道府県の方々にも今のようにいろんな、これもこれもと書いてしまうと、非常にあれもしなきゃいけない、これもしなきゃいけないということになると思うんですけれども、その辺は少しめり張りをつけてお願いしたいと思います。また、検査につきましても、イノシシの検査と、それから、飼養豚の検査を同じところでやるとどうしてもPCRのコンタミネーションの問題もありますし、それから、野生イノシシは今度はリアルタイムを使うという話になっていますから、そこら辺が非常に混乱してしまうと若干運用が厳しくなっていくのかなと思いますので、そこはちょっと御配慮をお願いしたいというふうに思います。
    どなたか御質問ございませんか。山川さん、いかがでしょうか。
  • 山川委員
    イノシシのことでいえば、北の方にこの間、今まで陽性イノシシも発見されていなかった山形県で突然ワクチンを打って、出荷前で打てなかった個体に病株が入ってしまったということがあり、その後、それを追うようにしてイノシシの陽性が初めて見つかったというところで、その状況がちょっとよく分からないんですけれども、やはりかなり厳しいとは思うんですけれども、特に兵庫県から西側が今のところは、先ほど話がありましたように件数が少ないとなれば、推奨地域を超えたところに突然豚の農場で出る可能性もあるのかなと。そうなってくると、周囲でワクチンを打っているから大丈夫というような話で片付けられなくなってくるので、その辺り、ポイントを絞ってやっぱり強化するということは検討する必要があると思います。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    同じような状況が宮崎の嶋田先生もおっしゃっていたと思うんですけれども、やはり今回はCSFの話ですけれども、先ほどもちょっとあったASFの話になってくれば日本全国同じ状況でございます。その辺につきましては、陽性イノシシがいないから安心ということはないと思うんですけれども、嶋田先生にちょっとまた振って申し訳ないけれども、どういう感じなんでしょうかね。要するにワクチン接種していないところでもそういった飼養衛生管理あるいは外からの侵入については、どのような指導なり危機感を持っておられるのか教えていただければと思いますが。
  • 嶋田委員
    私でいいんですよね。
  • 津田委員長
    いいですよ、はい。
  • 嶋田委員
    飼養衛生管理基準の改正以降、現場はやはりその対応に追われている状態では当然あります。やはり農場さんによっての差というのも大きいです。対応できるところ、なかなか大変だとおっしゃるところ、いろいろ差があるというのが現状かなとは思います。宮崎のことしか分かりませんけれども、野生イノシシについてはやっぱり非常に多いので、周辺の環境にですね。豚を飼っているところの近くにいるという現状はやはりあって、危機感は非常に持っています。獣医師としてもそうですし、生産者の方々もそういった危機感は持っていらっしゃるように実感はしています。
    ですので、例えば今回のところでもイノシシで発見された際に防護柵の設置を周囲にするとかといったことがありますけれども、イノシシの密度によっては、これは専門家の先生方の方が詳しいでしょうけれども、それだけで大丈夫なのかなとか、突破される危険性とか、イノシシの密度によっても大分違うんじゃないかなというふうなところは気になっているところです。これがやはりCSFは今の議論のようにワクチンでの対応というところが可能ではあると思うんですけれども、これがASFだった場合というところをやはり一番考えておくべきかなというふうに考えています。
    ちょっとまとまりがありませんが、済みません。
  • 津田委員長
    済みません、振ってしまいまして申し訳ございませんでした。やはりCSFのイノシシが確認されていないところでもそういった野生動物対策というのをきちんと常日頃からやっていただかないとということがあると思います。
  • 山本畜水産安全分析官
    日頃の飼養衛生管理、防護柵の話が先ほど嶋田委員からありましたけれども、今議論のイノシシのサーベイランスとか実態把握ということについては、指針の一番遡った9ページ、それと12ページですね。9ページのところには留意事項にもありますように、野生動物対策に係る連携・協力体制を整備しようということで留意事項の4に書いておりまして、12ページのところで野生イノシシの調査ということで法5条の調査、これで野生イノシシ未確認地域も含めてしっかりやろうと、体制は整えようとしています。実態のところ、西日本で取組が弱いというようなところは更に行政的な指導をしっかりしながら、捕捉をしっかりするようにということ、こういう立てつけなんですけれども、これについてはこれでよろしいんでしょうか。
  • 津田委員長
    ええ。ですから、そういうところも今回こういう改正になりましたけれども、どうしてもワクチン接種等々に集中してもらうだけだと少し軸足がずれてしまうので。先ほどから言っていますように飼養豚での発生をまず守るというためにワクチン接種と、それから、農場への侵入の防止対策というのがあって、同時に全体的なリスクを減らすために、それがないところでもやはりこういった野生イノシシのサーベイランスを強化していくということは進めていかなければいけないと思います。先ほど嶋田先生の方からもありましたけれども、周辺にはまだ野生イノシシ、確認がされていないけれども、イノシシはいっぱいいますと。そういうところでも、きちんとそういったサーベイを進めていただきたいということを全国的に共通、同じようなトーンで、そこは進めていただきたいなということでございます。
  • 山本畜水産安全分析官
    改正の部分じゃないので、事務局はここの説明をはしょっていましたけれども。
  • 津田委員長
    ええ、そうですね。ですから、どうしても改正したところだけに注目が行きそうなので、そこはやはり全体的なこともきちっと踏まえた上で、今の改正はこうですよということを強調していただきたいなというふうに思っているところです。
    ほかにございませんでしょうか。中島先生、よろしいでしょうか。
  • 中島委員
    はい、特に結構です。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    それでは、ここでこの豚熱に関する指針のことについての議論は終わりたいと思いますが、よろしいですか。
    それでは、議事2の口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針の一部変更について事務局の方から説明をお願いします。
  • 青山課長補佐
    では、資料4と5をお手元に御準備ください。先ほど同様に一つだけ資料を御覧になる場合は、資料5を中心に御覧いただければと思います。
    まず、最初の改正事項でございますけれども、資料5の8ページでございます。
    こちらは豚に感染した場合に排出されるウイルス量を軽減する抗ウイルス資材について必要十分な量を備蓄する旨を削除するということでございますけれども、内容については次の修正箇所のところで御説明したいと思います。
    次の修正箇所としては、家畜における防疫対応、発生農場における防疫措置という項目で26ページでございます。
    こちらの26ページ、1のと殺の(5)のところに臨床症状が確認されている家畜のと殺を優先して行う。また、豚を優先するといったようなと殺する家畜の優先順位づけがございますけれども、このほか、と殺が完了するまでウイルスの増殖及び拡散を防止するために措置を講ずる旨を追記しております。こちらの修正の意味合いというか、背景なんですけれども、まず平成22年の宮崎県における口蹄疫の発生を踏まえて、平成22年度の段階で、豚における口蹄疫ウイルスの複製を阻害し、ウイルス排出を抑制する抗ウイルス資材というものを購入しております。また、防疫措置に有用な可能性のある対策を全て使用可能とするために防疫指針にも平成23年10月の改正時に豚に対する抗ウイルス資材の投与について規定し、国が必要な量の資材を備蓄することと記載しております。
    その後、同様の口蹄疫に対する抗ウイルス資材の使用例が国際的にもなく、国内での市販もない状況が続いておりまして、一方でこの資材の使用期間が5年間であることから、今後安定的な確保に支障を生じることが懸念されております。ウイルス拡散防止の観点では、迅速なと殺ですとか焼埋却など防疫措置及び周辺の消毒等の対策が基本でございます。優先順位の高い動物からのと殺や予防的殺処分などの方法により、ウイルス拡散防止措置を講ずることが可能と考えております。
    一方で、これまでの研究事業においてこの抗ウイルス資材は豚に対する効果があることは確認されており、今後安定確保等が図られるなど環境の変化に柔軟に対応し防疫が実施できるよう、現時点の記載として今御説明した「そのほか、と殺が完了するまでウイルスの増殖及び拡散を防止するために必要な措置を講ずる」との網羅的な表現ぶりに見直すこととしたいと考えており、こうした修正を行っております。
    このため、関連する場所を修正しておりますので、順に御説明いたします。
    同じ26ページの(8)のところ、ここは(8)を削除しております。抗ウイルス資材の豚の大規模飼養農場での使用や耐性ウイルスの出現防止等の記載を削除しております。最近の研究事業の結果によって、この辺りの記述については見直す必要のある可能性などもございますので、こうした資材の性質や具体的な運用方法について、現時点で記載の削除をし、今後見直しを検討することとしたいと思っております。
    次は28ページでございます。こちらはウイルス株によって抗ウイルス資材の効果に差があるといった記載についても、同様に今後の資材の性質、研究結果を踏まえて検討することとし、削除したいと思います。
    次の修正が47ページでございます。
    こちらは先ほどの豚熱の指針と同様に患畜又は疑似患畜、これが家畜で確認された場合に発生農場周囲の地域において野生動物の感染確認検査を実施する旨の追記となっております。また、留意事項においても基本的に記載は同じでございますけれども、予防的ワクチン接種が口蹄疫は存在しない関係から、例えば最後の2行、「なお」以降のところは実施の期間を「少なくとも21日間」について、小委の先生方などの専門家の御意見を踏まえて「当面継続」といったように、短縮ではなく延長することが可能となるような記載になっております。
    次の「留意事項○」となっているところは、こちらは後ろの方の項目から、この項目を新設したことによって、移動してきたというものでございます。
    次が第14で、50ページの予防的殺処分のところでございます。こちらも抗ウイルス資材の関係で、(3)の部分の削除と、あと、51ページ、次のページへいっていただきまして、(3)のところ、耐性ウイルスの出現防止等の記載を削除しております。こうした予防的殺処分の場合に抗ウイルス資材を使う場合には、(1)の5、51ページの(1)の5にございますけれども、その他必要な事項のところで検討ができるというふうに考えております。
    次が54ページでございます。
    第2節の野生動物における防疫対応の項目で、こちらも豚熱と同様の修正となっておりまして、野生動物で口蹄疫ウイルスの感染の疑いが生じた場合に、野生動物の調査を行うというところの契機の部分として、死亡した野生動物又は捕獲された野生動物の状況ですとか、先ほど追記を御説明した第12の7の野生動物の感染確認検査等によって、野生動物において口蹄疫ウイルスの感染の疑いが生じた場合に、こうした対応を取るという、そのきっかけ部分を明記する形となっております。
    次の修正箇所として第24、ページでいうと67ページの御説明をいたします。
    こちらも豚熱の修正と同様でございます。ウイルスの浸潤状況確認を野生動物における検査として行う場合の項目を明示的に作成しまして、野生動物の陽性個体確認地点等を中心とした半径10キロ以内の区域において、死亡した野生動物及び捕獲された野生動物について必要な検体を採材し、動物衛生研究部門に送付する旨を明記し、また、同区域において捕獲による感受性動物の個体削減、防護柵等による囲い込みを行う旨を追記しております。
    また、こうした修正に伴い家畜における検査については場所を移して、(2)として新しく項目を立てております。
    事務局からの御説明は以上でございます。
  • 津田委員長
    ありがとうございました。
    それでは、本件につきまして委員の皆様から御意見、御質問がありましたらお願いしたいと思います。今回の変更点につきましては2点、抗ウイルス資材についての削除、それから、野生動物についての検査ということでございますが、何か御質問ございますでしょうか。
  • 嶋田委員
    済みません、よろしいですか。嶋田です。
  • 津田委員長
    嶋田さん、どうぞ。
  • 嶋田委員
    少し一部聞き取れなかった部分もあったので申し訳ないんですが、抗ウイルス資材については今回は諸般の事情があって削除はしますが、例えば発生状況ですとか状況次第では使用する可能性、準備して使用する可能性も残しておくという理解でよろしいでしょうか。
  • 青山課長補佐
    事務局ですが、御理解のとおりで、今の指針上も使用可能な記載とはなっております。現状、その性質についての研究が進んでいる中で、どうも実情と違うのではないかという部分を取りあえず削除させていただくというところと、あと、使える状況になったときには適宜発生した場合などには使えるように準備をしていくということをしたいと考えております。
  • 津田委員長
    よろしいですか。
  • 嶋田委員
    はい、ありがとうございます。
  • 津田委員長
    ほかにございませんか。
    山口先生、野生動物に関していかがでしょうか。
  • 山口委員
    山口です。
    北海道の場合、イノシシがいないので、口蹄疫の場合、鹿とかそういうのを想定されるんですけれども、なかなか出たときに家畜保健所中心に動くというのは非常に、先ほど津田委員長も言っていたようにコンタクトが、いろんなところの動きも出てくるので、是非とも環境省の方と各都道府県のそういう関係部局との連携をしっかりできるような形で、この指針の改正を踏まえてそういうようなところも国の方から言っていただけると、我々もこれを踏まえて、またそういう関係部局とは連携していこうとは思うんですけれども、なかなか動衛研に送るとか材料をどうするんだとかいろいろな課題も出てくると思うので、そこのところについて国の方からもよろしくお願いしたいなと思います。
  • 津田委員長
    どうですか。
  • 青山課長補佐
    事務局です。
    野生動物の関係については、前回7月1日改正をしたときに口蹄疫は大幅に追記をしておりまして、その関係で環境省の方にも今後の協力依頼など、お願いしているところです。また、今回の改正に当たっても環境省には情報提供などをしながら、改正後の協力体制についても改めてお願いしていきたいと思います。
    以上です。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    ほかにございますか、口蹄疫について。
  • 嶋田委員
    1点だけいいですか。嶋田です。
  • 津田委員長
    はい、どうぞ。
  • 嶋田委員
    口蹄疫についてなんですが、10年前の宮崎の口蹄疫の際、私も殺処分の現場にいましたが、やはり野生動物に本当に入らなかったというところが非常に大きかったと思いますので、こういった浸潤状況の確認等は非常に重要になるかとは思いますが、当然こちらの内容とかに書かれてはいると思うんですけれども、その調査、CSFと口蹄疫の感染の仕方の違いが非常に差があるというか、口蹄疫のすごい広がりを見た身としては、この調査に当たる捕獲とかそういった際のやはり人によって広げないというところは、その際には十分やはりアナウンスというか注意喚起、そういったところをしっかりすべきかなというふうに感じました。内容に書いてはいると思いますが、念のためお話しさせていただきました。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    平成22年のときの口蹄疫については、野生動物についての、なかなかその指針等で定めたものがなかったということもあって、かなりその根拠が難しかったんですけれども、今回こういうふうにはっきり調査ということが書き込まれて、やるべきことがしっかり具体化されたということではかなり進展かなとは思いますが、ほかにございますでしょうか。
    では、ないようでしたら次に移りたいと思います。
    それでは、議事の1番目になりますけれども、牛疫に関する特定家畜伝染病防疫指針の一部変更について事務局の方から説明をお願いします。
  • 青山課長補佐
    それでは、御説明いたします。資料は6及び7を御用意ください。資料7を中心に御説明いたします。
    改正する点としましては、主なところが野生動物関係の対策の追記でございますので、豚熱、口蹄疫と同様となっております。
    まず、11ページでございます。
    こちら、家畜における防疫対応のところに第12、ウイルスの浸潤状況の確認等がございまして、その中に野生動物の感染確認検査を追記しております。家畜での患畜又は疑似患畜が確認された場合に発生農場の周囲の地域において、野生動物の感染確認検査を実施する旨の明記でございます。
    次がページで申し上げますと、15ページ、第24のウイルスの浸潤状況の確認等、こちらは野生動物における防疫対応の項目の一項目でございます。(1)に野生動物における検査等を項目を新しく作りまして、内容としましては、先ほどの豚熱、口蹄疫と一緒でございますけれども、野生動物の陽性個体確認地点等を中心とした半径10キロ以内の区域において、死亡した野生動物及び捕獲された野生動物について必要な検体を採材し、動物衛生研究部門に送付する旨を追記しております。また、同区域において捕獲による感受性動物の個体削減、防護柵等による囲い込みを行う旨を追記しております。
    家畜における検査としては、(2)として上の部分で削除したものを下に移して新しく項目立てをしております。
    牛疫についての説明は以上になります。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    これにつきまして皆さんから御質問ございますでしょうか。
    牛疫については国際的に撲滅宣言がなされていますけれども、日本も含め、イギリス、アメリカ、エチオピアといった4か国で五つのrinderpest holding facilityがあって、日本の場合には強毒株を扱うところとワクチン株を扱う、A、Bの二つのholding facilityがあって、そういった国ではこういった牛疫が撲滅されたとはいえ、やはり国内でもこういった体制を取っておかねばいけないということもあって、この牛疫というものの特定指針が生きているんだと思いますが、国際的にそういった要望というのは筒井さんに振ろうと思っているんですけれども、動物衛生研究部門の方で現在、牛疫の方のウイルスも持って診断体制も整備されており、ワクチンの製造も行っていることで、国際的な状況というのはどういうふうになっているんでしょうか。筒井さん、分かれば教えてください。山川さんでも結構ですが。
  • 筒井委員
    筒井です。
    今、国際的には一応うちの方で国際的なネットワークに参加して牛疫関係の情報交換、それから、そういった緊急的な対応をどうするかということについては会議の中で検討をしているというところです。ワクチンに関しては、国際的なワクチンの備蓄についても当方で今、対応しているというような状況になっています。
    以上です。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    山川さんの方で診断の方はいかがでしょうか。診断体制は。
  • 山川委員
    当方では牛疫のOIEのリファレンスラボラトリーになっているということもありまして、牛疫の遺伝子診断でISO17025を取得しております。それで、当方の職員が誰でもISO17025に準拠したやり方で診断ができるように常に訓練をしているというところなので、もちろんそのほかの診断もきちんと整備しておかないといけないというところはありますけれども、初期の診断は間違いなく行えるような状況になっています。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    質問というわけじゃないですけれども、この牛疫に関しては国内での対策を優先するというよりは、むしろ海外の情報収集をいかに早く、いかに密にしておくかということが一番国内での侵入、発生防止には一番役に立つと思いますので、そこら辺はお願いしたいと思いますが、この指針について御質問、御意見等ございますでしょうか。よろしいですか。
    よろしければ、この三つの議題について、もし先ほど来、豚熱、それから口蹄疫を含めてちょっと言い忘れたとかということがございましたらお願いします。何かございますでしょうか。よろしいですか。
  • 嶋田委員
    済みません、よろしいですか。
  • 津田委員長
    はい、嶋田さん。
  • 嶋田委員
    嶋田です。最初の豚熱の知事認定獣医師の件で少し補足というか、させていただければと思います。先ほど、この改正自体は非常に前向きには捉えていますし、現場の獣医師としても役割を全うしたいなというふうには考えてはいますが、例えば今後それを打つことになった場合に、正直、行き詰まる可能性もちょっと懸念しているという中だったので発言させていただいたんですけれども、例えばそれがなかなか困難な状況になっているということが現場で発生した場合には、また改めて小委の場でもそうですし、いろんな現場の意見とか聴いていただければなと思います。もちろんきっちり月3回の接種を子豚に打つというのを担保できて、管理獣医師がしっかり見るという前提は非常に重要なことだと思っています。その中でいろいろなできることというのを考えていければなと思っています。
    以上、補足でした。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。 このCSFのワクチンについては、これは以前ワクチンを使っていたわけでございますけれども、当時は外からのリスクとすれば残飯等の汚染物が一番リスクとしては高かったということで、そのために免疫付与率を何%にするかという、70あるいは80といったところに持っていくかということで議論されたというふうに記憶しています。
    今回のように野生イノシシの中で感染が広がっている状況の中で、農場への侵入リスクというのは昔に比べたら格段に高いかもしれませんけれども、その中で農場内の免疫付与を100%にするというのはなかなか理論的には難しくて、ましてやワクチンを打っている以上はどうしても移行抗体が切れたりといったナイーブな群は出てくるわけで、そこをいかに守るかということが一番重要になってくると思います。必ずしもワクチン接種を一生懸命やればそれで全部防げるというわけではなくて、やはりワクチンをきちんと打ちながら一番リスクの高い部分については、きちんと侵入防止あるいは感染阻止を行うということが、やっぱり組み合わせて行う必要があると思うんですよね。そういった意味では、そこら辺のバランスもうまく取っていただきたいし、今回民間の獣医師の先生方も活用して行うわけですけれども、ワクチン接種に集中する余りということもないように、そういった農家の方々の見逃しているところなり、あるいは流れそうなところをきちんとチェックしていただけるようなことがやっぱりセットになって必要になってくると思います。今、嶋田先生がおっしゃったようにまだCSFの確認がされていない地域においても、日頃から農場における一番のウイークポイントはどこにあるかということもそれぞれの皆さんが自覚して、それに対策を取っていくということを進めていただきたいというふうに私としては思っておりますが、これに関連して何か意見等あればお願いしたいと思いますが、入江先生、いかがでしょうか。
  • 入江委員
    特に意見はありませんので。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    では、今日の議論としてはよろしいでしょうか。
    はい、どうぞ。
  • 芳賀委員
    済みません。農場の侵入防止というのは非常に大事なポイントだと思うんですが、ちょっと山形のケースで気になっていたんですけれども、やはり寒いときってウイルスが安定化してくる、今のコロナもそうなんですけれども、そういう視点であそこは近くにイノシシが実際どのぐらい入っているかというのはちょっと分からないんですが、今回の山形の事例も併せて、ああいう疫学調査でやはりどういったところが危ないのか。特に冬の時期とか、やはりイノシシだけじゃなくて小動物が何か持って入るとか、そういうことも含めた疫学情報のフィードバックをできるだけできるようにやっていただけると有り難いかと思いましたので、特にやっぱり冬の時期と、あと、イノシシの生息域だけじゃなくて、もちろんイノシシの中でウイルスが増えるということはあると思うんですけれども、それを機械的に伝播するものも含めて農場に侵入するのがどういうところが可能性としてあるのかといった情報なんかも随時アップデートしていただけると有り難いかと思いますので、是非よろしくお願いしたいと思います。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    これについてはまた何かあるんですね。
  • 伏見審議官
    はい、近々また。
  • 石川動物衛生課長
    事務局でございますけれども、豚熱の山形の事例を含めて、三重の事例も二つの事例がありましたので、その二つの事例につきましては、近々また委員会を開催しまして、お話しする場、また、そのお話しした結果を都道府県にフィードバックする場を設けたいと思っております。
    以上でございます。
  • 津田委員長
    ありがとうございます。
    それでは、全体を通しまして皆さんから御意見、御質問はございますでしょうか。
    ないようでしたら、今日の議論を踏まえまして、今後の進め方について事務局の方から説明をお願いします。
  • 青山課長補佐
    ありがとうございます。
    今後の進め方ですが、特定家畜伝染病防疫指針の一部変更については、今後パブリックコメント及び都道府県への意見照会を実施します。その結果を踏まえて、必要に応じてまた小委の先生方に御意見を伺いたいと思います。
    また、留意事項については、先ほど御説明したように免疫付与状況調査の詳細などの検討を今後したいと考えております。また、知事認定獣医師の要件の細部などについても改めて牛豚等疾病小委員会、先生方に御相談させていただきたいと思います。
    以上でございます。
  • 津田委員長
    ありがとうございました。
    それでは、今回の議論を踏まえて多少修正があれば、事務局から説明があったとおり御了承いただけますでしょうか。よろしいですか、皆さん方。今の説明で了承であれば。
    ウェブの参加の皆さん方、よろしいでしょうか。
    ないようですので、了承ということにしたいと思います。
    それでは、事務局の方は速やかに作業を進めていただきたいと思います。
    本日、議題は終了しましたが、その他について事務局の方から何かございますでしょうか。
  • 星野家畜防疫対策室長
    本日は議題につきまして3点熱心な御議論を頂きまして、ありがとうございました。先ほど申しましたスケジュールにのっとって速やかに作業を進めていきたいというふうに思います。今後も各指針の留意事項の点につきまして御相談させていただきたいというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
    最後に、閉会に当たりまして審議官の伏見審議官の方から一言挨拶をお願いします。
  • 伏見審議官
    伏見でございます。
    本日は年始のお忙しい中にもかかわらず御出席いただき、豚熱、口蹄疫、牛疫に関する特定家畜伝染病防疫指針の一部変更について御議論いただきまして誠にありがとうございます。特定家畜伝染病防疫指針の一部変更につきましては、今後パブリックコメント及び都道府県への意見照会を実施いたしまして、改めてその結果等について御報告させていただきたいと思いますが、委員の皆様方におかれましては、今後とも御指導、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。
    本日はどうもありがとうございました。
  • 津田委員長
    それでは、これをもちまして食料・農業・農村政策審議会家畜衛生部会第69回牛豚等疾病小委員会を閉会いたします。ありがとうございました。

午後3時26分 閉会

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