食料・農業・農村政策審議会家畜衛生部会第77回牛豚等疾病小委員会

日時及び場所

日時：令和3年6月15日（火曜日）
場所：持ち回り

ワクチン接種推奨地域の設定について

佐藤真澄、津田知幸（委員長）、筒井俊之、中島一敏、山口俊昭

入江正和、嶋田誠司、芳賀猛、山川睦

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ワクチン接種推奨地域における豚へのワクチン接種状況及び宮城県の死亡野生いのししでの豚熱陽性事例を含めた野生いのししの感染状況を確認した。その結果、現在までの野生いのししにおける感染状況を踏まえ、ワクチン接種推奨地域を見直し、青森県及び岩手県をワクチン接種推奨地域に設定すべきとされた。
今後、新たに接種準備を進める青森県及び岩手県については、ワクチン接種プログラムの作成時に、飼養衛生管理の徹底についても改めて確認すべきとされた。
野生いのしし対策については、(ア)豚熱陽性の野生いのししが確認されている宮城県及び山形県においては、引き続き、サーベイランス強化等の野生いのしし対策を行い、その結果を農場に情報提供しながら飼養衛生管理の徹底を行うこと(イ)豚熱陽性の野生いのししが確認されていない、青森県、岩手県及び秋田県においては、引き続きサーベイランス等の野生いのしし対策を強化すること(ウ)東北地方においては捕獲強化や経口ワクチン散布により、野生いのししにおける感染拡大防止を図ることが重要とされた。

（以上）

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