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農林水産省

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平成30年度獣医事審議会 第2回計画部会(獣医療基本方針の検討) 議事録(平成31年3月7日)

1. 日時

平成31年3月7日(木曜日) 16時17分~16時58分

2. 場所

農林水産省第2特別会議室

3. 出席者

委員13名   臨時委員4名   合計17名

〔委員〕
大塚昭、大橋邦啓、落合由嗣、廉林秀規、金子美香子、川手日出子、柴内晶子、
須藤陽子、砂原和文、長田三紀、 西村亮平、水谷哲也、村中志朗

〔臨時委員〕
安齊了、岡本真平、落合成年、酒井淳一

4. 概要

16時17分   開会

開会

(丹菊課長補佐)定刻より若干早いですが、委員の先生がおそろいですし、傍聴の方々も来られてございますので、ただいまから獣医療を提供する体制の整備を図るための基本方針を議題とし、平成30年度獣医事審議会第2回計画部会を開催いたします。それでは、議事進行につきましては、砂原部会長よりお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

(砂原計画部会長)砂原でございます。よろしくお願いいたします。初めに、畜水産安全管理課の石橋調査官からご挨拶をお願いしたいと思います。

あいさつ

    (石橋調査官)部会長、どうもありがとうございます。ご紹介いただきました農林水産省畜水産安全管理課の石橋でございます。獣医事審議会第2回計画部会の開催に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。委員の先生方におかれましては、本日はご多忙にもかかわらず、またお天気の悪い中、審議会にお集まりいただきまして、どうもありがとうございます。また、日頃から獣医事行政の推進に多大なるご理解、ご協力をいただきますこと、この場をおかりして厚く御礼申し上げます。最近の家畜衛生をめぐる情勢について申し上げますと、昨年9月、岐阜県の養豚農場において、我が国では平成4年以来、26年ぶりとなります豚コレラの発生が確認されました。その後、残念ながら、本日まで5府県の養豚農場で合わせて11例の発生が確認されております。現下の豚コレラの防疫におきましては、国、そして発生府県の獣医師の皆さんのほか、全国の家畜保健衛生所や産業動物診療所の獣医師の方々にも、感染経路の究明のための疫学調査や、また周辺農場の飼養衛生管理の現地指導にご貢献いただいております。また、この3月からは、野生のイノシシに対して、我が国で初めてとなります経口ワクチンを用いたまん延防止対策を実施することにするなど、我が国の獣医組織の総力を結集して、今その対応に当たっているところでございます。本日は、昨年10月17日に開催されました平成30年度獣医事審議会第1回計画部会の議論を踏まえまして、今後10年間の我が国の獣医療提供体制整備のロードマップとなります、獣医療を提供する体制の整備を図るための基本方針について、ご審議いただくこととしております。本部会での審議につきましては、前回ご説明いたしましたように、来年度、2019年度中をめどに取りまとめをお願いをしているところでございまして、先生方には長期間にわたるご検討となりますが、それぞれのご専門を踏まえつつ、活発にご審議をいただくことをお願い申し上げ、簡単ではございますが、私のご挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

出欠及び資料確認

(砂原部会長)どうもありがとうございました。報道関係者の方の冒頭カメラ撮りは、ここまでとさせていただきます。なお、本日は17時30分の終了をめどとして審議を行いたいと考えておりますので、審議が円滑に進みますよう、ご協力をよろしくお願い申し上げます。なお、石橋調査官におかれましては、業務の都合でここで退席させていただきます。どうもありがとうございました。それでは、委員の出欠状況につきまして、事務局から報告をお願いいたします。

(丹菊課長補佐)獣医事審議会計画部会の委員の定数は20名となっております。本日は、伊沢委員、束村委員、大屋臨時委員から欠席のご連絡をいただいております。ご出席は17名でございます。獣医事審議会令第5条で定める定足数の過半数を充足していることをご報告申し上げます。

(砂原部会長)ありがとうございました。定足数は満たしているということでございます。次に、配付資料の確認を事務局からお願いをしたいと思います。

(丹菊課長補佐)お手元に配付資料の一覧を表紙にした資料がございます。資料がない委員の方、いらっしゃいますでしょうか。大丈夫でしょうか。まず、配付資料、議事次第、それから計画部会委員・臨時委員名簿。資料1といたしまして、獣医事をめぐる情勢(追加資料)。それから、資料2といたしまして、産業動物獣医師確保等の実態把握のための調査結果(地域別の整理)。それから、資料3、獣医師の転職状況について。資料4、計画部会の主な論点(案)です。それから、資料5、当面の検討の進め方(案)。参考資料といたしまして、第1回計画部会における主な意見。このような構成になってございます。資料については以上でございます。不足や乱丁等があれば、会議の途中でも結構でございますので、事務局担当者にお知らせください。また、第1回計画部会の資料については、タブレットに入れてございます。主に参照すると思われるものについては、あらかじめ事務局のほうで、農水省ホームページから見られるようにセットさせていただいておりますので、必要に応じてご参照いただければと思います。資料の確認は以上でございます。

議事

(砂原部会長)資料等について特に問題はございませんか。それじゃ、ないようでございますので、議事に入りたいと思います。本日は、前回の第1回計画部会で各委員の皆さんからご意見をいただきました。これを踏まえまして審議を進めていきたいと思います。各委員から指摘のあった事項に関しまして資料を用意しておりますので、事務局より説明を願いたいと思います。

(丹菊課長補佐)それでは、第1回計画部会において委員からご指摘のありましたデータ等に関し、3つ資料をご用意させていただいております。資料1から3までまとめてご説明をさせていただければと思っております。
 まず、獣医事をめぐる情勢(追加資料)ということでございます。これにつきましては、廉林委員のほうから、公衆衛生の獣医師の分布についてデータがあればということでございましたので、整理させていただいております。1枚おめくりください。前回の資料と同じものが入っております。獣医師の活動分野ということで、全体が3万8,985名のうち、産業動物診療が4,200、公務員が農林水産分野3,400、公衆衛生分野が5,400というところで、ここの扱いということでございます。追加ということで、先日、前回の計画部会でお示しした推移のグラフに、公衆衛生公務員の推移を入れさせていただいております。公衆衛生の公務員の分野は、紫の線ということになってございます。絶対数は農林水産分野の公務員より若干多いということでございます。このような状況になっているということでございます。推移については、大きく変動はないのかなというふうに考えてございます。それから、1枚おめくりください。年齢別の構成でございます。農水省で所管する農林水産分野との比較ということで、整理をさせていただいております。公務員(農林水産分野)の獣医師の年齢別の分布でございます。これ、農林水産分野では、50歳以上60歳以下、いわゆる公務員ですので、定年までの年齢層のところにかなり大きな山があるということでございますが、公衆衛生分野の公務員のグラフを見ますと、全体のボリュームは人数に比例するというところで、特徴的なのは、40代前後の女性の方が非常に多いという傾向にございます。獣医師全体を示してございますのが右側のグラフになってございますが、それと比較しても、女性の比率、40代前後の公衆衛生分野の公務員の方々が、全体の比率、約半々より若干男性のほうが多い程度ですが、女性のほうがかなり多いということでございます。それで、解析3をご覧ください。公務員全体、農林水産分野と獣医師全体、いろいろな整理をして、各年代ごとの比率を見てございます。先ほどのグラフより各年代の比率が明らかになるような形で整理をさせていただいております。右上が獣医師全体の男女比、左側が公務員、農林水産、公衆衛生、その他、全て公務員全体ということの比率でございます。それから、その下が農林水産分野の公務員、右側が公務員の公衆衛生分野、左下が都道府県の公務員の農林水産分野、右下が都道府県の公務員の公衆衛生分野ということでございます。先ほど、40代前後の女性が多いというような傾向にあることをご説明しましたが、このグラフにおいても同様なことがうかがえるということかと思います。それから、1枚おめくりください。獣医大学卒業生の進路について追加ということでございます。これ、実は前回の資料で、2017年のところまでしかまとまっていなかったのですが、新しいデータの整理ができましたので、他の分野を含めて、公衆衛生も加えた形で、獣医大学の卒業生の進路について再度整理をさせていただいております。これを見ますと、公衆衛生の公務員分野、これは年によって差があるんですが、2017年が少なかったんですが、2018年はぐっとふえたという形でございます。それまでについては、若干人数は上下しているのですが、農林水産分野の公務員獣医師とそれほど大きな差はない傾向にあるのかなということがうかがえる状況でございます。廉林委員からのご要求がありました資料の説明は、以上となります。
 それから、続きまして、資料2は産業動物獣医師確保等の実態把握のための調査結果ということで、今日ご欠席の束村委員から、地域別に少し整理してみると、何か傾向がわかって、いいのかなというようなお話がございました。その調査をもとに、前回、その調査目的、ここに書かれていますとおり、次期基本方針の検討に向けて現行の都道府県計画の検証を行うための確保状況の調査ということで、農業共済団体や畜産農家等の関係者へ電話やアンケートということで、聞き取ってございます。その取りまとめ方法として、前回は、全体の傾向を分野ごとにまとめさせていただいたんですが、地域別に少し整理できないかなということでございます。ただ、ちょっと留意点といたしまして、この各都道府県の回答を地域ごとに整理はしましたが、これ、お声があったものということになりますので、必ずしも各地域の代表、特徴を示しているということにはならない可能性があるということでございますので、その辺をお含みおきいただ きながら、資料を見ていただければなというふうに考えてございます。1枚おめくりください。まず、各地域の課題・懸念ということで、各地域ごとにいただいた中からピックアップして、落とし込んでおります。これ、大きく見ますと、定員数を確保できているというふうなお答えをいただいているところと、なかなかそうでないようなところと両方ございまして、実際に例えば畜産農家と十分なコミュニケーションがとれないとか、業務の見直しが必要ですとか、そういうふうな形。ちょっと見ますと、関東、あとは東海あるいは近畿では、おおむね定員数を確保できているというお声があるということなので、このあたりの自治体では、都道府県の公務員獣医師の確保というのは、それほど難渋はしてないのかなというふうな傾向にあるということでございます。あとは、業務に関して言うと、いろんな業務が多忙になっているという傾向は、どの地域もあるんですが、若干地域によって声が違っているということでございます。続きまして、農業共済組合につきまして、同じように各地域ごとで整理をさせていただいております。これを見ますと、急な診療対応に十分対応できないとか、診療以外の業務の実施を縮小せざるを得ないとか、そういうようなお声があって、これ、地域によって偏りがあるかというと、必ずしもそうではないのかなと。そうではなくて、全国的にやっぱり同様な状況、家畜の密度、あるいは家畜の頭数、あるいは獣医師の家畜診療所等々ございますが、大きな差はないということですが、やっぱり生産者の点在化とか診療所の統廃合とかでいろいろ影響が出ているということが、全国的にうかがえるということかなというふうに考えてございます。1枚おめくりください。各地域の課題・懸念でございます。民間産業動物獣医師ということでございます。ここは傾向として、全国的に休みがとりにくいと。開業さんは特にそういう傾向があるのかなというのは、おぼろげながら私も思っておったところですが、なかなか休みがとりにくいとか、あと、長時間労働になっているということです。ただ、他方で、東海地域のように、農家戸数の減少等により、現時点では獣医師の不足は感じていないというお声も、あるということでございます。診療地域が拡大すると、これはNOSAIさんがなくなって、遠くに行かなきゃいけないとか、診療所の統合等もあるんですが、時間を要しているということですとか、業務に追われているといったことが、地域の声としてあるということでございます。それから、各農家さんと乳用牛、肉用牛、養豚、養鶏、同じようにまとめてみました。乳用牛農家さん。北海道を見ますと、おおむね希望どおり往診に応じており、特段の獣医師の不足は感じていない、これは農業共済組合さんがかなり貢献しているということで、北海道ではそういう状況かなというふうに考えてございます。他方で、中国ですとか九州・沖縄ですとか、診療を依頼しても希望どおり、これは希望どおりというのは、行ってはいるんだけど、時間が例えばかかっているですとか、希望の時間、例えばご自身の搾乳ですとか餌やりの都合で、牛舎にいる時間に来てほしいんだけど、その時間に来ていただけないとか、そういうことで、全然診療に対応できてないということじゃないということを、補足させていただきます。そういう意味で、ここの乳用牛農家さんを見ますと、どこの地域も若干の差はあるにせよ、そんなに不足感なり不満というのは今のところ出てないということが、うかがえるのかなというふうに考えております。1枚おめくりください。肉用牛農家さんでございます。肉用牛農家さんからの声として、状況について記載させていただいております。希望どおり来ないといった声がある一方、おおむね希望どおり診療等に応じているという声があるということで、いろんな診療体制ございます。NOSAIさん、あと開業さんが対応しているところがあると思いますが、それに対応したお声になっているのかなというふうにございます。ここも、希望どおり診療に応じているという声が大きいと。むしろ、この後にご説明する養豚農家さんとか養鶏農家さん、それに比べると、希望どおりの時間に来ないといったことがあるんですが、不足感は感じていないという声が多いというような傾向にあるというところでございます。続きまして、養豚農家さんでございます。ここは技量の高い専門性が求められるという傾向があって、これは地域ごとというか、例えば東北で書かれています、身近に養豚の診療や疾病予防に詳しい獣医師がいないとかいうことで、専門獣医師の育成を望むとか、そういうような形、あるいは、九州・沖縄ですと、定期的な訪問する機会が減って、気軽に相談しにくくなったとか、そういうようなお声もあるということです。なので、当該家畜が多いか少ないかにかかわらず、いろんな声があって、専門性を求める声がむしろ大きいという傾向かなということです。地域ごとの差は、ここで拝見する限りは、それほど大きくない印象を受けました。それから、養鶏農家さんからの声でございます。これ、特徴的には、管理獣医師が対応しているということで、ワクチンとか、いわゆる抗菌剤、抗生物質等の処方なりで採用されている指示書に対応されているということかなと思いますが、不足感を感じていないという一方で、これも専門的な、地域によっては養鶏に詳しい獣医が不在である、関東・東山で声が上がっていますが、そういうような形。ちょっとこれはどうかなと私も考えたんですが、四国では、コストを考慮すると、管理獣医師よりも、飼養管理、衛生管理に精通した家保の職員の育成を望む。これは対価を払わずに診療を受けるという傾向があるのかなというような、ありますが、そういうお声もあったということでございます。資料2の地域ごとの特徴等については、以上でございます。
 それから、資料3には、獣医師の転職状況、これは何名かの委員の方から、結構、小動物から転職をされる方がいらっしゃるということで、実際に過去にアンケート調査を行ったことがございまして、それをもとにデータを再整理させていただいております。これは、国の事業で、ここに書かれていますとおり、平成25年度の獣医療提供体制整備推進総合対策事業、これは農林水産省の補助事業でございます。事業実施主体は、獣医療提供体制整備推進協議会、これは日本獣医師会さんが事務局をやっている事業主体でございまして、獣医師の現況等の把握ということで、対象者を獣医師に対して、調査期間、平成26年の1月から2月、31日間。調査方法としては、地方獣医師会や関係機関・団体等を通じて幅広く協力を呼びかけて、SNS等とかそういうもので口コミということで、回答方法はウェブサイトを用いたインターネットのアンケート方式ということでございます。回答数は4,371名、この数を獣医師全体の約3万9,000人の規模と比較していただけると、一定の数はいただいているので、それなりにデータとしては物が言えるということは、あるのかなというふうに考えてございます。うち、女性が33%、1,429名、男性が2,923名。未記入が19名ということでございました。いくつか設問があるんですが、その中で、ピックアップして解析をさせていただいております。「あなたの現在の勤務先として当てはまるものを選んでください」と。それから、「以前就業していたことがある勤務先として当てはまるものを選んでください」と。それから、「ご自身の性別をお知らせください」ということで、選択肢について、ここの1~25、できるだけバリエーションを多く当該獣医師の転職がわかるような形で、いろんなカテゴリーの職種が書かれてございます。1枚おめくりください。まず、現職・前職、男女の回答を用いて、転職経験と男女比について解析をしております。転職経験の有無だけを見ますと、転職経験の有無、「なし」の方が55%、「あり」の方が45%。転職経験なしの方の男女比率は、男性が69%、女性が31%。転職経験ありの男女比率、男性が64%、女性が35%ということでございます。そういうような状況でございまして、回答者の比率自体は、男性67%、女性33%ということでございました。実際の中身についてはこの後にご説明をさせていただきます。回答者の前職と現職の回答を用いて、転職前後の職種。例えば、一番棒グラフが長い都道府県のところを見ていただければと思います。転職非経験の方が1,185名。同種転職、これは例えば県をかわったですとか、自治体をかわったという方が39名。異種転職、転職前・転職後で、193名から509名ということでございますので、転職後に都道府県に行かれた方がそれなりにいらっしゃる。つまり、出ていった方よりも入ってきた方が結構多いという傾向にあるということでございます。他方、あまり事務局のほうでバイアスをかけて説明するつもりもないんですが、個人診療施設のところを見ていただくと、これは転職前、異種転職した方が403名、現職で転職後で187名ということでございますので、要は、個人診療施設からどこかほかの職種に行かれた方が、それなりにいらっしゃるのかなというデータがとれているということでございます。下のほうは、どの職種で転職の比率が動いたか、これ、実際に、絶対数もあるんですが、各分野、人数が異なりますので、その割合をちょっと見ていったほうがいいのかなというふうに考えてございます。そうすると、転職、意外とあまりしてないのが、やっぱり農業共済とか国の職員とかが転職非経験の割合が高いんですが、例えば個人診療施設に着目しますと、転職非経験の方が4割以下ということで、低い傾向にあるというような状況にあるということでございます。1枚おめくりください。先ほど、バイアスをかけるつもりもないと申し上げましたが、獣医師の転職状況ということで、都道府県に転職した818名の方の前職を追っかけてみました。そうしたところ、都道府県から行った方が309名。次に多いのが個人診療施設、247名ということで、あと、その次に多いのが民間企業、121名ということで、前回の計画部会の際に委員の先生の何人かがおっしゃっていた、小動物から行かれると。小動物というのは、個人診療施設、ここは小動物・大動物、分けてはいないんですが、そういう傾向がある程度裏づけられる形になったのかなというふうに考えております。それから、逆に、今度は都道府県から転職した先を見ますと、502名を解析すると、都道府県から都道府県に行かれた方が一番多い。だから、いろいろな事情があって、別の県に行かれた方とか、あとは、市町村に行かれた方という方がいらっしゃるのかなということでございます。それから、個人診療施設について着目しております。転職元解析を同様にさせていただきました。個人診療施設に転職した方の前職というのは、個人診療施設が一番多い。つまり、個人診療施設同士で動いている方が結構いらっしゃるということかなと。他方、転職先解析をしますと、個人診療施設から転職した方について、都道府県に行かれた方が相当数いらっしゃるというようなデータが届いています。1枚おめくりください。同様に、民間企業に転職した方。転職元解析ということで、個人診療施設と民間企業、両方がほぼ同様の数、要は、民間企業に転職した方は、ほかの民間企業から行かれたか、個人診療施設から行かれたかというような傾向にあるのかなということでございます。それから、転職先解析ということで、民間企業から転職した方、これも都道府県に行かれた方が意外といらっしゃるということでございます。それから、市町村に関してです。市町村に転職した方の前職は、都道府県、市町村、個人診療施設。それから、市町村から転職した人は市町村ということで、同種の転職が多くなっているということでございます。ただ、同じ県内の可能性、実は、選択肢ですね、ご本人がどういうような、例えば公衆衛生部局から農林水産部局に行ったことを、転職というふうに解している可能性が否定できないので、そうすると、そもそもこの回答の信憑性みたいな話もあるんですが、そこはちょっと検証ができていないので、そこはお含みおきいただいて、データを見ていただければなというふうに考えてございます。資料の説明、最後は国への転職ということです。数は実態数がかなり少ないんですが、国に転職したの前職が国、あとは、国から転職した人の現職についても、これは自治体ということで、都道府県から国に行った人は少ないんですけど、国から都道府県に行く人が結構いらっしゃるという傾向にあるということでございます。事務局からの資料についての説明は以上でございます。

(砂原部会長)ありがとうございました。ただいま説明がございました資料1から3につきまして、何かご質問、ご意見がございましたら受けたいと思いますが、何かございますでしょうか。

(水谷会長代理)すみません。アンケートの資料ですね、資料3について質問させてください。これは基本的には転職だけを問うているものであって、例えばステップアップなのか、嫌で辞めたのかとかっていうようなことについてのアンケートは、とられていないということでよろしいんですか。

(丹菊課長補佐)アンケートの中身にはそのような回答がある可能性があるんですけど、ちょっとそこまで、とりあえず数を把握しようということで整理させていただきますので、そこが含まれているかどうかは、この場ではちょっとお答えが難しいので、どこまでやれるか確認をしてみようと思います。

(水谷会長代理)それ、多分すごく重要で、やっぱりステップアップのため、自分の職位でも自分のやりたいことでも、その転職だとポジティブに捉えて、嫌で次のとこへ移ったというんだったらネガティブな感じなので、随分と資料の見方が変わると思いますので、是非そこもちょっと次回教えていただければと思います。

(丹菊課長補佐)元データに当たって、それがわかるものか、そうではないものかを含めて、ちょっとやってみたいと思います。

(砂原部会長)よろしいでしょうか。ほかに何かご質問等ございますでしょうか。ございませんか。ないようでございますので、次に進めさせていただきたいというふうに思います。第1回計画部会を踏まえまして、計画部会での主な論点案を修正しておりますので、事務局から説明をお願いしたいと思います。

(丹菊課長補佐)資料4をご覧ください。前回の計画部会の場で、前回の意見を踏まえて、論点を少し追加したほうがいいのではないかということでございましたので、論点を少し追加させていただきます。獣医師の育成というところで、今日ご説明した資料にも関係あるんですが、就職希望者の就業分野に対する理解の向上とか、就業志望のイメージと実際の業務とのミスマッチをどうするかということを、少し論点というか、骨子をまとめて、基本方針をまとめていくに当たっては、留意しながらやっていかなきゃいけないのかなと。そのあたりの意見を委員の皆様方に頂戴しながら進めていくのかなと。それから、これは前回の部会の場で、やっぱり大学の話がいろいろ出ました。大学とか獣医療を担う機関、それは個人の診療施設、あるいは農業共済組合の診療施設、いろいろございます。そういう連携というか、大学との関係を少し何か触れていかないとだめなのかなということで、こういう書き方をさせていただいております。資料4につきましては、ご説明は以上でございます。

(砂原部会長)ありがとうございました。それでは、ただいま事務局より説明がございました計画部会での主な論点案につきまして、ご意見等を賜りたいと思いますが、何かございますでしょうか。

(岡本臨時委員)質問になるのかどうかはちょっとわかんないんですが、昨年、国会のほうでは加計学園の関係で、獣医師の不足に関して、地域偏在と職域偏在ということを何回も出ましたよね。ここの中で、獣医療の提供をするという観点の中で、地域偏在について触れてないのがいいのかなと思うんですね。もし地域偏在があるとすれば、国が関与するべきじゃないのかなと。都道府県じゃどうしようもないんじゃないかなと思うんですね。地域偏在が、中身はどうかわからないですよね。ただ、卒業生がほとんど関東・関西の卒業生しかいないというもし原因だったら、都道府県じゃどうしようもないような気がするんですね。地域偏在についてやっぱり触れなければ、結局10年後も同じことをやっていくんじゃないかなと。不足する県はずっと不足しますから。と思います。

(丹菊課長補佐)そこですね、もし岡本委員の意見を踏まえてやるとすると、確保の必要な分野または地域への獣医学生の誘導策のあり方ということになろうかなと思いますけど、そういうような修正でよろしければ、そういうまとめ方をさせていただければと思いますが、よろしいでしょうか。

(岡本臨時委員)私は、その地域偏在の原因がわかってないんですよね。先ほど言ったように、卒業生がほとんど関東・関西の卒業生しかいないんだということなのかどうかも、わかんないです。ただ、北海道に獣医系大学が3つありますけど、北海道出身者は少ないと思います。だから、大学が四国にできても、入学者が関東・関西の学生だったら、多分解決しないんじゃないかなと思うんですね。

(丹菊課長補佐)これにつきましては、タブレットには前回の資料、獣医学生に対するアンケートを多分、事務局のほうで用意させていただいていますが、前回の学生に対するアンケートでは、ある程度、要は地元に残る志向があるか志向がないかということがあって、そうすると、そもそも学生の行動様式というんですか、がやっぱり出身県とは限らないけど、出身地域に多くいらっしゃるというのがありますので、そこを踏まえて、どうしていくかということを考えていかなきゃいけない。つまり、誘導策はとらせていただくんですが、そのときに地域偏在の解消ということが課題ということであれば、そもそも日本の人口の構造を変えるような話という、ちょっと獣医療とはまた全然違った観点になるということになりますので、そういう意味では、もし論点として岡本委員のご懸念をある程度対応したものということであれば、先ほどご説明したような、4の2ポツ目の確保が必要な分野及び地域への獣医学生の誘導策のあり方ということで、議論を進めさせていただければなというふうに考えてございますが。

(砂原部会長)よろしいでしょうか。

(岡本臨時委員)はい。

(砂原部会長)それでは、ほかに何かございませんでしょうか。ないようでございますので、次回以降の計画部会におきましては、これらの論点を中心に議論を進めさせていただきたいというふうに思います。それでは、次に進みます。続きまして、当面の検討の進め方(案)について、事務局から説明をお願いしたいと思います。

(丹菊課長補佐)続きまして、資料5をご覧ください。当面の検討の進め方ということでございます。次回の計画部会については、年度明け、4月はなかなかこれから調節が難しい面もございますので、連休明けを念頭に、日程の調整をさせていただければと考えております。それから、前回の計画部会で各委員から、獣医療の提供体制の確保に関して、獣医師の就業誘導に関する多くの意見が出されたということでございます。ということでございますので、次回以降、産業動物分野、公務員分野及び小動物分野の委員から、当該分野における獣医師確保等の状況、またその課題も含めて、また、獣医系大学の委員もいらっしゃいますので、獣医師の職業意識の醸成に関する大学の状況について、ご説明をしていただければなというふうに事務局では考えてございます。これは、あらかじめ内々、打診をさせていただいたところ、ご説明をいただく委員の皆様方にはご了解をいただいていますので、産業動物分野は大橋委員と岡本委員、公務員分野は川手委員、小動物診療分野は村中委員、獣医師の職業意識に関する大学の状況ということで、水谷委員にお願いできればなということで、案を作成してございます。加えて、その議論を踏まえて、必要に応じ、適切な関係者、多分どういう方から追加してこういうことを聞いたほうがいいんじゃないかというご意見もあろうかと思いますので、そういう関係者からの個別ヒアリングを追加的に実施してはどうかということと、上記によって獣医療の提供体制の確保に当たって必要な事項に関する議論を少し、その具体的な中身に入っていただいて、論点整理を行った上で、基本方針骨子を作成し、それをたたき台として本体を仕上げていくというような形で、そのご提案を事務局でさせていただければというふうに考えてございます。以上でございます。

(砂原部会長)ただいま事務局から説明がございました当面の検討の進め方(案)について、ご質問、ご意見がございましたら受けたいと思いますが、何かございますでしょうか。

(川手計画部会長代理)すみません。公務員分野ということで説明させていただくんですが、さっき追加の資料にもありましたけど、公衆衛生分野については、別途何かするんでしょうか、それとも一緒に私のほうで取りまとめをしたほうがよろしいんでしょうか。

(丹菊課長補佐)これまでの基本方針の策定の関係で、いわゆる獣医療という範囲がございまして、それにつきましては、いわゆると畜検査ですとか狂犬病予防とか、公衆衛生分野はその範囲から除外されています。ただ、公務員分野の獣医師の確保で、一括採用のところもございますので、そういう関係で触れていただくということは念頭にありますけど、そこの狂犬病予防ですとか、そのあたりをうちの基本方針で明確に書いて、この方針でというわけにはまいりませんので、そのあたりをご配慮いただいてご説明をいただければ、幸甚でございます。

(川手計画部会長代理)了解いたしました。

(砂原部会長)ほかに何かございますでしょうか。ないようでございますので、次回以降の計画部会でご説明をいただく大橋委員、岡本委員、川手委員、水谷委員、村中委員におかれましては、準備をお願いをしたいと思います。また、具体的には事務局のほうから別途ご連絡をいただくということにしておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。それでは、次に移らせていただきます。その他の事項といたしまして、事務局のほうから何かございますでしょうか。

(丹菊課長補佐)本日の議事録につきましては、前回同様、資料とともに農林水産省ホームページに掲載をさせていただきます。前回、ちょっと明確に申し上げなくて、若干、委員の皆さんにご迷惑をおかけしたところがございました。後日、内容の確認をお願いさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

(砂原部会長)ありがとうございました。今日は長時間にわたり審議をいただきまして、ありがとうございました。これをもちまして閉会とさせていただきます。次回の開催につきましては、後日、調整をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

(丹菊課長補佐)以上になります。本日はありがとうございました。

お問合せ先

消費・安全局畜水産安全管理課

代表:03-3502-8111(内線4530)
ダイヤルイン:03-6744-2103
FAX番号:03-3502-8275

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