ビールの材料のホップについておしえてください。
こたえ
ホップはクワ科(APG分類:アサ科)のつる性多年性の植物(しょくぶつ)で雌雄異株(しゆういしゅ:雄花(おばな)と雌花(めばな)を別の株につける植物)です。
ビールとして利用されるのは、雌株(めかぶ)につく蕾(つぼみ)です。この蕾は多数の花が集まって球状(きゅうじょう)になります。
受粉(じゅふん)すると独特(どくとく)のかおりがなくなるため、通常は雄株(おかぶ)は植(う)えません。
この蕾が黄色く成熟(せいじゅく)すると、摘(つ)み取り、乾燥して使用します。
ホップはビールの苦味(にがみ)と芳香(ほうこう)をあたえる原料になります。
また、苦味成分には、ビールの泡立ちをよくしたり、細菌(さいきん)やカビの繁殖(はんしょく)をおさえる作用があり、ホップはビールをビールらしくするために欠かすことのできない原料です。
2020(令和2)年のホップの生産量は岩手県が全国シェアの48.7%、ついで秋田県26.7%、山形県17.9%です。
参考
岩手県ホームページ 「ホップ(いわてお国自慢)」(外部リンク)
https://www.pref.iwate.jp/kensei/profile/1000655/1000658.html
「食材図典」小学館
令和3年更新

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