農業をする人がへっている理由をおしえてください。
こたえ
農業の機械化、農薬や生産技術(ぎじゅつ)の向上などによって農作業(特に稲作(いなさく))にかかる時間がへり、小さな農家では人手を多く必要としなくなりました。
一方、日本の農地面積の41%は傾斜地(けいしゃち)の多い中山間地域(ちゅうさんかんちいき)です。
大区画化や大型機械の導入(どうにゅう)などがむずかしく、効率化(こうりつか)ができないため、地域農業の担い手が育たない状況(じょうきょう)です。
中山間地域の集落の人口の減少(げんしょう)によって、学校の統廃合(とうはいごう)、商店・スーパー、会社などの働き口が減(へ)り、若(わか)い世代は都市部へ出てしまい、地域の高齢化(こうれいか)が進んでいます。
残って農業を続けていた人が歳(とし)を取ったために農業を続けられなくなり、農業を止めてしまう人がふえてきているのが現状(げんじょう)です。
参考
農林水産省ホームページ「食料・農業・農村白書」
https://www.maff.go.jp/j/wpaper/
令和3年更新

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