ケナフはいつごろから栽培(さいばい)されているのですか。
こたえ
ケナフは紀元前(きげんぜん)4000年ごろからエジプトで栽培されています。
日本へ伝わったのは1930年ごろで、当時の満州(まんしゅう:中国東北部)にあった日本の農事試験場が、旧(きゅう)ソ連から種をとりよせて栽培や利用の研究をはじめたのが最初といわれています。
ケナフがふたたび日本へやってきたのは、世界の森林破壊(しんりんはかい)と地球温暖化防止(ちきゅうおんだんかぼうし)に人々の関心(かんしん)が高まった1990年のことです。
ケナフは種をまいたその年に収穫(しゅうかく)できて、同じ面積ではアカマツの約10倍、ユーカリの約7倍の紙の原料がとれます。
また、ほかの植物にくらべて、二酸化炭素をたくさん吸(す)ってくれます。
参考
「そだててあそぼう17 ケナフの絵本」農文協
令和3年更新

お問合せ先
消費・安全局消費者行政・食育課「消費者の部屋」
こども相談電話 03-5512-1115