森林の間伐について、詳しく教えてください。
回答
間伐とは成長に伴って、混みすぎた林の立木を一部間引くことです。
間伐が適切に実施されている森林は、林内に適度に光が射し込み、下草などの下層植生の成長を促すことができるため、
- 水源かん養機能や土砂流出防止機能が高くなる、
- 幹が太く生育が良くなり風や雪にも折れにくくなる、
- 下層植生が豊かになり多様な生物の生息を維持できるようになる
といった利点があります。
また、地球温暖化の防止などの公益的機能を高度に発揮していくためには、森林を適切に整備・保全することが必要です。
特に、日本の人工林は利用可能な資源が増加しつつあるので、更なる充実を図るためには、間伐等の手入れを適時適切に進めていく必要があります。
平成20年5月16日に公布・施行された法律の「森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法」は、我が国森林による二酸化炭素の吸収作用の保全及び強化の重要性に鑑み、平成32年度までの間における森林の間伐等を促進するため、平成25年5月31日に一部改正されました。
参考資料
林野庁ホームページ「間伐の推進について」
https://www.rinya.maff.go.jp/j/kanbatu/suisin/index.html
林野庁ホームページ「森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法」
https://www.rinya.maff.go.jp/j/kanbatu/kanbatu/sotihou.html
回答日
平成29年6月
←令和2年更新
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