このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

「夏越(なごし)ごはん」のいわれについて教えてください。

回答

「夏越(なごし)ごはん」は、雑穀ごはんの上に「茅の輪(ちのわ)」をイメージした丸い食材をのせた行事食です。

その昔、蘇民将来(そみんしょうらい)が素盞嗚尊(すさのおのみこと)を「粟飯」でもてなしたという伝承に由来しています。
一年の前半の最終日にあたる6月30日に行われる大祓の神事「夏越の祓(なごしのはらえ)」は、神社の鳥居の下や拝殿前などに茅(ちがや)や藁で作った大きな輪を設け、「茅の輪くぐり」を行って、一年の前半の罪や穢れを祓い、残りの半年間の無病息災を祈る行事です。

「ごはん(できれば雑穀入り)」と「茅の輪にちなんだ丸い食材」の2つの要素をおさえれば、夏越ごはんのレパートリーは自由自在。
かき揚げ丼、夏野菜カレー、ビビンバなど、いろいろな味で「夏越ごはん」を楽しみ、無病息災を祈りましょう。

「夏越ごはん」は公益社団法人米穀安定供給確保支援機構の登録商標で、日本人の食生活の欧米化が進む現代、今一度、日本の文化とお米を見つめ直す機会として、幅広い世代の皆様にご提案している行事食です。

参考資料

公益社団法人米穀安定供給確保支援機構ホームページ「夏越しごはん」[外部リンク]
https://www.komenet.jp/nagoshigohan/#harae

回答日

平成30年5月

お問合せ先

消費・安全局消費者行政・食育課「消費者の部屋」
ダイヤルイン:03-3591-6529