卵の殻の内側に黒いカビのような斑点が出ているものがありましたが、食べても大丈夫ですか。
回答
卵の殻の内側に黒い斑点が付着している場合は、カビの可能性があります。
表面はきれいな卵でも、小さなヒビ等の隙間から菌が侵入し、カビが生えてしまうことがあります。
食用には不向きですので、廃棄してください。
また、卵に肉片や血のようなものが混ざっていることがあります。
茶色の卵には肉片のような切片が混入することがあります。 これは卵殻の色素が移行したものであり、肉斑(にくはん)とかミートスポットと呼ばれています。
黄身に付着した米粒くらいの血液は、卵巣にある成熟卵胞の膜が破れて黄身が放出される段階で、卵胞の血管が破れて黄身に付着したもので、血斑(けっぱん)と呼ばれるものです。
肉斑は食べてもかまいませんが、血斑は食べないようにしてください。
卵のサルモネラ菌の汚染率は0.003%程度であり、10℃以下で冷蔵保存していればサルモネラ菌などの菌も増殖することはないので食中毒の可能性は極めて低いです。
卵の賞味期限は「生で安心して食べられる期限」です。
賞味期限を過ぎた卵は加熱調理(中心温度70℃以上で1分間)して食べてください。
卵の賞味期限の表示は、冷蔵保管を前提にパック後2週間(14日)程度を年間通して賞味期限としているところが多いようです。
参考資料
農林水産省ホームページaff(あふ)2018年9月号 特集 たまごのチカラ
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1809/spe1_01.html
日本養鶏協会ホームページ[外部リンク]
https://www.jpa.or.jp/hen_egg/qanda04.html
日本卵業協会ホームページ [外部リンク]
http://www.nichirankyo.or.jp/ansin/hajime.htm
回答日
令和2年7月
お問合せ先
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