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農林水産省

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大型破砕機と「フレコンラップ法」による破砕穀実の迅速なサイレージ調製方法

ポイント

  • フレコンラップ法は穀実の詰まったフレコンをそのままラッピングマシンでラップし、穀実を迅速に密封貯蔵する技術。
  • フレコンラップ法と大型破砕機との組み合わせで、穀実サイレージの調製時間が大幅に短縮。
  • 従来法で必要だった掃除機での脱気密封作業は必要なし。
  • フレコンラップ法でカビのない高品質な穀実サイレージを調製可能。

大型破砕機とフレコンラップ法を用いた迅速サイレージ調製体系

迅速サイレージ調製体系のイメージ

破砕された穀物を内袋無しのフレコンに詰め込み、フレコンの口をポリプロピレン製のバンドで結束後、牧草用のラッピングマシンでラップすることで密封し、穀実をサイレージ化する。

40tのサイレージ調製にかかる時間

サイレージ調製にかかる時間の比較

注1)内袋付きのフレコンに穀実を詰め、掃除機で脱気・密封

サイレージ調製時間は、大型破砕機と組み合わせることで、従来法(内袋を用いて掃除機で脱気密封)の1/4~1/3に短縮できる。

フレコンラップ法を用いて調製したサイレージの発酵品質

サイレージの発酵品質の表

注1)新鮮物、注2)全窒素に対する揮発性塩基態窒素の割合(5%未満が望ましい)、注3)サイレージ品質の評価指標(「80」以上を「良」とする)、注4)未検出

フレコンラップ法を用いて調製したサイレージは開封時のカビもなく、プロピオン酸、酪酸含量の少ない高品質なもので、長期間の貯蔵が可能である。

フレコンラップ法のコツを解説したDVDとマニュアル

DVDとマニュアルの写真

フレコンラップ法のコツを実例も含めてわかりやすく動画と絵で解説したDVDおよび活用マニュアル。

動画による紹介

農林水産省のコメント

子実用とうもろこしの生産・利用の拡大の取組を推進しており、課題である生産・調製コストの低減や保管場所の確保に対する有効な対応策となりうると考えられる。
【生産局畜産部飼料課】

成果に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
東北農業研究センター企画部産学連携室
電話番号:019-643-3414


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お問合せ先

大臣官房政策課技術政策室

担当者:推進班
代表:03-3502-8111(内線3127)
ダイヤルイン:03-6744-0408

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