このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

大規模酪農家向け搾乳関連排水処理施設管理技術の確立

ポイント

  • 搾乳関連排水の内訳とBOD濃度に関する現地調査を実施した。
  • 栃木県内現地調査結果に基づき搾乳関連排水の総量を求める基準を策定した。
  • ORP(酸化還元電位)は搾乳関連排水処理施設のトラブルを把握する指標となり得る。
  • ORP値を基に、搾乳関連排水処理施設の運転の見直しを行ったところ、処理水水質が改善した。

搾乳関連排水の内訳とBOD(生物化学的酸素要求量)濃度に関する現地調査

搾乳関連排水の内訳とBOD濃度に関する現地調査結果の表

注)排水の内訳の異なる4戸の酪農場の調査結果。

待機場の床洗浄水や廃棄乳を混入させると、BOD濃度が高くなる。施設設計の段階で廃棄乳やふん尿を可能な限り入れないよう工夫することが重要である。

搾乳関連排水処理施設における総排水量と搾乳頭数の関係

総排水量と搾乳頭数の関係図

注)廃棄乳を処理しない場合。

廃棄乳等を処理しない7戸の酪農場で総排水量と搾乳頭数の間に高い相関(R=0.82)が確認された。1日の総排水量(ℓ)は「搾乳頭数×40(ℓ/頭)+1,500(ℓ)」により算出可能である。

ORPの推移でみる曝気槽の状態

ORPの推移でみる曝気槽の状態図

ORP(酸化還元電位)とは酸化還元反応系における電子のやりとり時に発生する電位のことである。正の値は好気的で酸化力が強く、負の値であれば嫌気的で還元力が強い状態である。上図は様々なORP推移である。ORP変動により、異物の混入や曝気装置の故障などを把握する指標となり得る。

ORPに基づいた処理水水質の改善事例。

ORPに基づいた処理水水質の改善事例

注)栃木県内酪農家における改善事例

変更前ではORPが常に100mvを下回る運転であり、曝気量の不足が懸念された。そこで曝気時間の延長を行ったところORPが上昇し、処理水の水質が改善された。

農林水産省のコメント

搾乳ロボット等の導入による自動化が進む酪農経営において、パーラー排水処理施設が過少である場合には自動化のメリットを享受できない恐れがある。本研究では、処理施設の規模決定に有効な原単位を示しており、酪農経営の推進に資すると期待されるところ。
【生産局畜産部畜産振興課】

詳細情報

栃木県畜産酪農研究センタ―研究報告第5号 大規模酪農家向け搾乳関連排水処理施設管理技術の確立[外部リンク]

栃木県畜産酪農研究センタ―ホームページ 酪農におけるパーラー排水処理施設管理のポイント[外部リンク]


問い合わせ先

栃木県畜産酪農研究センター
企画情報課 畜産環境研究室
電話番号:0287-36-0768


他の農業技術を探す


農業最新技術・品種2019

お問合せ先

大臣官房政策課技術政策室

担当者:推進班
代表:03-3502-8111(内線3128)
ダイヤルイン:03-6744-0415
FAX番号:03-6744-0204

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader