ブロッコリーは植物のどの部分を食べているの?
<まなぶ> それにしても、ブロッコリーって変(か)わった形を
しているね。ブロッコリーの、あのブツブツした部分
はいったい何なのかな?
<ふうこ> あれはね、じつは、花の
つぼみが たくさん集まったものなの。
<まなぶ> へえ~、花のつぼみ! じゃあ、そのままにしていたら、ブロッコリーの花が咲(さ)くの?
<ふうこ> そう、じっさい、料理(りょうり)に使わずに残(のこ)していたブロッコリーに花が咲(さ)くこともあるのよ。
<まなぶ> しかし、また、ずいぶん変(か)わったところを食べているんだね。
<ふうこ> 葉や根の部分を食べる野菜(やさい)は多いけど、花の部分を食べる野菜(やさい)はたしかにめずらしいわね。「カリフラワー」とか、「ふきのとう」、「キク」なんかがそうね。
<まなぶ> 花を食べようなんて、よく思いついたよね。
<ふうこ> 16世紀(せいき)ごろにイタリアやフランスでブロッコリーが作られるようになって、日本にも明治(めいじ)のころには伝(つた)わっていたそうなんだけど、最初(さいしょ)はあまり広まらなくて、よく食べられるようになったのは1970年代よりあとみたいね。
<まなぶ> 見たこともないような変(か)わった形をしているもんね。
<ふうこ> 世界的(せかいてき)に見ても、ブロッコリーがよく食べられるようになったのは第二次世界大戦(だいにじせかいたいせん)のあとだったそうよ。
<まなぶ> 他の国の人たちも、ブロッコリーには、おっかなびっくりだったのかな。
<ふうこ> その後、ブロッコリーが、栄養豊富(えいようほうふ)な 緑黄色野菜(りょくおうしょくやさい)であることが紹介(しょうかい)されて、大人気になったの。
<まなぶ> 見た目は変(か)わっていても、体にいいから、たくさん食べられるようになったんだね。