大豆がピンチ
<ふうこ> まなぶくん、大豆というと、何が思いうかぶ?
<まなぶ> 節分(せつぶん)の豆まきで使われたり、「みそ」や「しょうゆ」の原料(げんりょう)だったりと、日本人の生活にかかせない作物だよね。
<ふうこ> そうすると、大豆は、昔から日本にあった作物なのかしら。
<まなぶ> そうなんじゃない?
<ふうこ> ところが、大豆は、もともとは中国の生まれなんだって。縄文時代(じょうもんじだい)には日本にも伝(つた)わっていたそうよ。
<まなぶ> そんな昔からあるんだね。
<ふうこ> 日本人の主食はお米で、炭水化物はお米から十分にとれるんだけど、それだけではタンパク質(しつ)が足りないの。それを助ける意味で、タンパク質(しつ)が豊富(ほうふ)な大豆から
できている、「とうふ」や「なっとう」を
合わせて食べると栄養(えいよう)の
バランスがよくなるの。昔からの日本の
食事の組み合わせは、
よく考えられているんだね。
<まなぶ> タンパク質(しつ)は今ならお肉やタマゴからとるところだけど、昔の日本人はあまり肉を食べなかったもんね。
<ふうこ> そうなの。大豆は「畑の肉」と言われるぐらいタンパク質(しつ)をたくさんふくんでいるの。
<まなぶ> 日本人の生活にかかせない作物なんだね。