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農林水産省

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サウジアラビア農業・食品ビジネスセミナー議事概要(平成30年2月19日開催)

議事概要:(PDF : 106KB)

日時:平成30年2月19日(月曜日)13時30分~16時00分

場所:(株)野村総合研究所本社29階大会議室 

1.開会挨拶

〇農林水産省池渕大臣官房審議官(国際)
日・サウジ・ビジョン2030の重点分野に「農業・食料安全保障」分野が含まれており、サウジアラビア側は同分野に高い関心を示している。本日は調査受託業者の野村総研から調査結果を報告するとともに、サウジに知見のある講師の方々に講演頂く。本セミナーがサウジアラビアに関心のある事業者にとって有益になることを祈念。
駐日サウジアラビア大使館マンスール商務官
日本は石油等で重要な貿易相手国であるが、農業分野の貿易量は少ない状況。近年はハラールフードに関心を持つ日本企業が増えてきており、今後、農業分野の輸出入も増えることを期待する。本日の会合を通じて、農業・食品分野でサウジアラビアに関心を持って頂きたい。

2.サウジアラビアの農業・水産業、食品市場、関連制度・規制等の調査(農林水産省委託事業)の結果報告

(株)野村総合研究所より、平成29年度農林水産省委託事業の調査を踏まえ、サウジアラビアの農業・水産業の概況、食品のサプライチェーンの概要、農林水産・食品関連の政策・規制、日本企業にとっての事業機会等について説明。サウジ側の関心も踏まえ、日本企業にとって、植物工場、水産養殖、健康食品の市場が有望と考えられる旨紹介。

3.講師による講演

サウジアラビアの「食」事情
(株)カルチャーズ・ファクトリー(日・アラブの交流促進のためのコンサル会社)アルフレイフ執行役員より、地域毎のサウジアラビア料理の違い等について説明。各地で炊き込みご飯に似た料理の人気が高い、コメは南アジアから輸入したバスマティ米を使用している、アルコールを飲めないためジュースのバラエティが豊富、女性・男性問わずスイーツの人気が高いなど説明。
日本企業のサウジアラビアにおける展開状況と公的支援
(一財)中東協力センター黒澤ダンマン・ジャパンデスク代表より、サウジ市場で売られている日本食品の流通状況、サウジに進出している日本企業の状況(主に金属メーカー、海水の淡水化に使用する膜メーカーなど)、中東協力センターの日本企業支援スキームとして、(ア)現地調査ミッション派遣支援、(イ)FS支援、(ウ)サウジ側ミッション受け入れ支援を行っていることを紹介。
日本企業のサウジアラビアにおける食品分野の事業展開事例
 (株)アミノアップ化学藤井社長から、サウジアラビアの大学との「オリゴノール(ポリフェノールの一種)」に係る共同研究の取組及び今後の展開方向について説明。

4.パネルディスカッション

発表者及び講師をパネリストとして迎え、「サウジアラビアにおける農業・水産業・食品産業のビジネスチャンスと事業展開における課題」をテーマにパネルディスカッションを開催。パネリストの主な発言は以下のとおり。

サウジアラビアの魅力・ビジネスチャンスについて
GCC諸国の中では人口が最も多い上、特にリヤド、ジェッダは可処分所得が高い。
日本のアニメなどのコンテンツの人気が高いので、日本食をPRする手段になるのではないか、ラーメン、やきそばなどはポテンシャルがある。
人と人とのつながり、信頼関係を得ることが重要。
サウジを起点として他の中東諸国を視野に入れることができる、サウジ・ビジョン2030により経済多角化を進めていることは追い風。
〇サウジアラビアの事業展開における課題について
ビジネスビザ申請について、料金は大幅に引き下げられたが、本人が東京のビザセンターに来なければならないなど手続きが煩雑。
サウジ人労働者の人材定着が課題。
世界中どこでも同じであるが、食品を輸出する際はそれぞれの国の規制をクリアする必要、ハラールは一度確認が終わればそれほど問題ではない
トップダウンで物事が進むのでキーパーソンを押さえることが重要。
メールへの返信は遅いので、メールで連絡しつつ、携帯電話、チャットアプリでフォローすると良い。
〇日本企業へのメッセージ
サウジ側と協議する際、具体的なビジネスの提案を用意して相手に示すことでより建設的な議論ができるのでないか。
サウジ人は友達作りが早い。すぐに食事に誘われたりするが、驚かずに一緒に出かけて仲良くなりビジネスを進めてほしい。
サウジは距離的にも精神的にも遠く感じると思うが、実際に行くと日本とそれほど変わらない。
サウジ人は家族のつながりが強いためホームレスが全くいない。人間的に信頼できる。
サウジは危ないイメージがあるかもしれないが治安は全く問題ない。安心してサウジに来て頂きたい。

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