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農林水産省

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滋賀県能登川町(現・東近江市)

交流会の概要

開催日
平成15年8月2日(土曜日)
主催
農林水産省、近畿農政局、水土里ネット滋賀
開催場所
滋賀県能登川町(現・東近江市) 水土里ネット滋賀 会議室
語り部等参加者数
平野啓子氏(コーディネーター)他5人
傍聴者数
約20人(主な職種:語り部関係者、学校関係者、水土里ネット滋賀職員、行政関係者)
 
語り部交流会の様子
 語り部の語りにまつわる祇王井用水の説明の様子
語り部交流会の様子
語り部の語りにまつわる
祇王井用水の説明の様子

語り部の概要

氏名 語りの概要
活動実績等
(職業、職歴)
大橋裕子 地元に伝わる民話のうち「比良の八荒(ひらのはっこう)」という民話を紹介する。「ひらのはっこう」とは、春一番の地元での呼び名であり、おまんさんとはっこうという相撲取りとの悲恋を語られる。 竜王町にとどまらず近隣町にも出向き、広く民話を紹介。
町や小学校の文化祭で大型紙芝居により民話を披露。(竜王西小学校絵本を読む会「ぽえむ」代表)
地域の民話を収集し、それをみんなで語り合う授業を行っている。(蒲生町立朝桜中学校非常勤講師)
藤嶋節史 平家物語ゆかりの祇王井にまつわる話について平家物語の一説を引用しつつ、その一部分について語る。 教育委員会に所属していた時、学校の教師に対して、ふるさとのことをよく知り郷師になるようにと働きかけ(元野洲町教育長)
宮川琴枝 湖北地域に伝わる民話のうち、「はんのきのはなし」、「水あめ」、「せせらぎ長者と虎御前」の3本の民話を披露していただける。 日頃から県の委員などに多く就任。幅広く活動を展開。
観光ボランティアでは、長浜市に観光で訪れた人々に地域に古くから伝わる民話などを中心に語りを披露。(滋賀県環境審議会委員、
長浜観光ボランタリーガイド協会副会長)
宮澤義夫 浅井氏統治時代、なぜ餅の井といわれるようになったのかという由来や戦国時代の水争いに端を発した「高時川の井落し」がなぜ起こったのかなどについて簡潔にお話していただける。 小学校や中学校で頭首工の役割などについて出前授業の講師として活動。
普段は、高月町の歴史などについて古文書の解読などを行う。(高月町町史編纂委員長)
吉田一郎 七夕伝説など日本の有名な伝説で湖北地域が発祥と考えられているもののうち日本に残る最古の伝説とも言われる「羽衣伝説」について語る。 地域の歴史に関する新聞の自身の掲載記事を収集し、自費で本を出版。第5回日本自費出版大賞を受賞。
普段は、長浜城の博物館館長を務めている。(長浜市立長浜城歴史博物館館長、人間環境大学非常勤講師)
 (平成15年8月現在)

意見交換の概要(主な意見等)

  • ある語り部からは、他の参加者にも消え去る前に話の掘り起こしをして頂きたいとの要望。
  • 学校の先生にも地域の良さ、ふるさとの良さをもっと知ってもらいたい。そして、郷師になってもらいたい。
  • こういう取り組み(話)を記録することが重要。
  • 歴史と事実に喜びと誇りと自信を感じたときに、なんとかしようというエネルギーが起こってくる。それを盛り上げていきたい。そのためにも農水省に支援してほしい。
  • 地域の熱い思いを次の世代を担う若者や子どもたちに伝えることが大切。皆さんもそのような話を優しい言葉で是非語っていって欲しい。

語り部による子ども伝承会の概要

  • 大橋裕子さんは、現在も「ぽえむ」の活動の一つとして、毎年民話を一つ掘り起こし、大型紙芝居またはスライドを作り、町や小学校の文化祭において発表しておられます。現在5作となっているそうです。
  • また、学校での発表以外にも、地域の子供会や、スポーツ少年団、老人会等へ、近隣の市町を含めて出前活動をしておられます。
  • さらに、朝桜中学校においても、旧蒲生町(現在は東近江市)の民話や、字名の由来、ひと等について、毎年一冊の本にまとめ、生徒とともに読みあっておられます。

お問合せ先

農村振興局設計課広報G

代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3595-6338

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