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農林水産省

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沖縄県竹富町

交流会の概要

開催日
平成18年3月10日(金曜日)
主催
沖縄総合事務局、沖縄県
開催場所
沖縄県八重山郡竹富町 竹富町ゆがふ館
語り部等参加者数
平野啓子氏(コーディネーター)他5人(うち土地改良関係者 2人)
傍聴者数
約20人(主な職種:改良区関係、NPO、教育関係者、一般)

 

語り部交流会の様子
語り部による語りの様子
語り部交流会の様子
語り部による語りの様子

 

語り部の概要

氏名 語りの概要
活動実績等
(職業、職歴)
内盛正聖
父親が西表島に渡って米作りをしていたことや、山羊の餌やりが日課だったことなど、農業にまつわる思い出話を披露し、台風や災害等の時には一人では自然に立ち向かい。島民が心を合わせて対処していた。竹富島の伝統的な町並みなど島を代表する文化遺産は一部の観光従事者だけでなく、島民全員で共有するものではないか。
 竹富島の心・文化・伝統工芸・自然・環境等を守り継承しているNPO法人「たきどぅん」理事。
「文化遺産の持続を可能にするのは、文化遺産そのものの保存・保全だけではなく、その継承者を育てる義務を持った現在のコミュニティを明るく元気にすることが一番重要」と、地域の伝統文化の継承活動を行っている。(農家、民宿経営、NPO)
砂川智子
県外から嫁いできて、農業や畜産の経験が無く、とまどうことも多かったが、農作物は一人一人作る人によって味が違うことが分かり、今はこだわりを持ってなるべく農薬を使わないオーガニック農園で農作物を育てている。農道橋ができて、島外から移り住む人が増えたが、今後はいかに島を理解して貰うかが発展のキーポイント。 滋賀県生まれ。大学時代に知り合った島の男性と結婚、卒業後宮古の来間島へ渡り、農家の嫁として農業を営む。島に農道橋が架かって以後、和牛生産やマンゴー栽培など農業とレストラン経営をするなど、これまで島にはなかった農業経営を実践し、来間島の地域興しに奮闘している。
著書「楽園の花嫁」など(農家、レストラン経営)
砂川久吉
昔は干ばつで苦労した。地下ダムが出来て、安心して農業が出来るようになった。次の世代に農業の大切さを伝えていきたい。
農業、会社経営、町議会議員などをしながら、土地改良事業導入に努めてきた。会社経営を退いた後は、農作業の合間に地域の小中学校を回り、土地改良事業や宮古島の農業などについて語っている。(農家、元土地改良区役員)
多宇元 農業は永遠と続いている伝統文化。学校教育等の中で子供に農業を体験させることが大切。  石垣島製糖工場に勤務しながら農業を営み、八重山の農業を見つめてきた。
石垣島の各地域の説明会では「八重山農業の維持・発展には何が必要か、農村の文化の継承には何が必要か」と地域の農家に説いている。(農家、土地改良区役員)
吉本ナナ子
島に自生する薬草などの食材にこだわり、昔からあった島の食生活をベースとしたメニュー作り。
波照間島出身。西表島にて沖縄の野草・野菜などを用いた沖縄料理の店「はてるま」のオーナーシェフ。
島の食材にこだわった料理づくりから、「自らが思う地産地消」を実践している。
著書「沖縄家庭料理入門」(沖縄料理店のオーナーシェフ)

 (職業等は開催当時のもの)

意見交換の概要(主な意見等)

  • 農村の伝統文化を継承するためには学校教育との連携が必要であり、農作業や農事を体験することには重要である。
  • 島の自然、文化は観光従事者だけではなく、住民全員の共有の財産であり、住民全員で守っていくものである。
  • 島の食材にこだわった料理作り、地産地消が重要。
  • 農道橋が出来て島の農業が変わり、移住者も増えてが、今後はいかに島を理解して貰うかが発展のキーポイントである。
  • 昔は干ばつの度に苦労した。地下ダムが出来て、安心して農業が出来るようになった。次の世代に農業の大切さを伝えていきたい。

お問合せ先

農村振興局設計課広報G

代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3595-6338

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