大分県玖珠町
交流会の概要
開催日
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平成19年6月16日(土曜日) |
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主催
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九州農政局、大分県、水土里ネット大分、玖珠町(共催) |
開催場所
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大分県玖珠町 わらべの館 |
語り部等参加者数
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平野啓子氏(コーディネーター)他6人(うち土地改良関係者 2人) |
傍聴者数
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100人(主な職種:語り部、改良区関係) |
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語り部交流会の様子
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小ヶ瀬井路の見学の様子
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語り部の概要
氏名 | 語りの概要 |
活動実績等
(職業、職歴)
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安藤紀一郎 | 【ガワタローとり】 大野川でガワタロー(河童 かっぱ)が子供にわるさをしたことから、吉四六さんがガワタローをつかまえて、懲らしめるという話 |
大分県の民話の代表的人物『吉四六』さんの語り部として、県内外で広く活躍中 (NPO法人ほのぼの吉四六さん村村長・日本笑い学会・吉四六さん支部長) |
岡村哲也 | 【師田原ダム】 師田原ダムを主な水源とする、県内有数の畑地地帯を含めた受益約1,144haの大野原地域において、農業水利施設の維持管理を通じた、当該地域の農業振興や地域づくりに関する話 |
師田原ダムを主な水源として、県内有数の畑地地帯を含めた、受益約1,144haの大野原地域の維持管理を通じて、当該地域の農業農村振興を精力的に推進 大野町は大友氏の大分での足がかりの地であることから、歴史を中心とした地域づくりにも尽力 (大野町土地改良区(水土里ネット大野)事務局長・大友氏を顕彰する会事務局長) |
合原正利 | 【慈恩の滝】 滝壺に住んでいた大蛇が夜中に麦畑でのたうちまわり大きな被害を出していた。僧侶がこれを聞き、大蛇を鎮めたことから、農民が僧侶のために寺を建立した話 |
玖珠町で久留島武彦の口演童話にかけた熱意を現在も受け継ぎ、語り部グループ「ひこわの会」として、小学校に出向くなどして童話を語って聞かせる活動を展開し、子ども達に話を聞くことの大切さを教えている。 (語り部グループ「ひこわの会」会長) |
平田崇英 | 【南一郎平】 広瀬井手(大分県)、安積疎水(福島県)、那須疎水(栃木県)、琵琶湖疎水(京都府)事業に尽力し、「疎水事業の父」と称されている南一郎平(1836年~1919年)の生涯に関する話 |
宇佐市の地域活性化グループ『豊の国宇佐市塾』代表として、各種地域活性化地域づくりに従事。大分県農業水利偉人伝『南一郎平』を執筆するなど、地域の歴史にも造詣が深い。 豊の国宇佐市塾塾頭・教覚寺住職(元市教育委員長)) |
森山有男 | 【大肥の庄みそ】 米・麦・大豆、露地野菜等の栽培における低コスト農業の実践や、モンド・セレクション賞を受賞した「大肥の庄みそ」づくりを通じた、将来の活力ある農業・農村に関する話 |
米・麦・大豆、露地野菜等について他集落1農場方式による低コスト農業を実践。農地・水・環境保全向上対策モデル地区。当地域の加工品の、「大肥の庄みそ」は、モンド・セレクション賞を受賞するなど、活力ある将来の農業・農村の姿をめざして活躍中 (農事組合法人『大肥郷』ふるさと農業振興会会長) |
湯浅恵美子 | 【カッパの証文】 村人達が川を汚すことに怒って、カッパが悪さをしていた。ある日、村人に見つけられ殺されそうになったカッパが、「村人は川を汚さない。カッパは火事の消火に協力する。」と約束し、証文を書いた話 |
玖珠町で久留島武彦の口演童話にかけた熱意を現在も受け継ぎ、語り部グループ「ひこわの会」として、小学校に出向くなどして童話を語って聞かせる活動を展開し、子ども達に話を聞くことの大切さを教えている。 (語り部グループ「ひこわの会」会員) |
(職業等は開催当時のもの)
意見交換の概要(主な意見等)
- 昔話の体験、農業の直接体験、間接体験は頭の柔らかい子供の時に経験することが必要。
- 農業を建て直さないと、田舎が駄目になるというより、ものを育てる心が駄目になるということの方が失うものは大きい。
- 各地域の語り部と連絡を取り合うことにより全国的な語り部ネットワークを築き、一層の子供達への伝承につなげたい。
- 農村のすごさ・農業の大事さ・先人の苦労を語ることが農業農村に元気や活力をもたらし、都会と農山漁村の共生対流につながる。
お問合せ先
農村振興局設計課広報G
代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3595-6338