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農林水産省

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京都府亀岡市

交流会の概要

項目 内容
開催日 平成19年11月18日(日曜日)
主催 近畿農政局、京都府、亀岡市、水土里ネット京都(共催)
開催場所 京都府亀岡市 亀岡市役所市民ホール
語り部等参加数 平野啓子氏(コーディネーター)他5人(うち土地改良関係者 1人)
傍聴者数 100人(主な職種:語り部、改良区関係、主婦、農業)
 
語り部交流会の様子
上桂川統合堰の見学の様子
語り部交流会の様子
上桂川統合堰の見学の様子
 

語り部の概要

氏名 語りの概要
活動実績等
(職業、職歴)
河原多久雄  「大納言小豆」
大納言小豆は亀岡市馬路町が発祥の地で、他の地域で栽培しても同じものは出来ません。馬路町で大納言小豆を栽培して40年の苦労話などを紹介。栽培成功の秘訣は愛宕山から湧き出す清流にあると自説。
亀岡市川東土地改良区理事長として、川東地域で実施されている国営ほ場整備事業の牽引役として活躍中。専業農家で大納言小豆を40年栽培され、全てを手作業で行っており小豆の品質の高さは折り紙つきで、テレビ・ラジオなどにも出演経験がある。
また、大納言小豆栽培の後継者への指導にも力を入れている。
(川東土地改良区理事長・農業)
山本勇  「大井川(おおいがわ)と鯉」
松尾神社に五人の神様がいました。そのうち、木股命(きまたのみこと)が横着者で桂川へ流されました。松尾神社の使者である亀に乗って大堰川を上がったが、保津峡の急流で亀が力尽きたため、鯉に乗り換え大井の地に上陸したお話。
昭和51年から約30年余り亀岡市南金岐(みなみかなげ)土地改良区の役員を歴任し、役員退任後も組合員の一人として地域の活性化に取り組んでおられる。
「生涯現役・生涯学習」をモットーに「ふるさと亀岡ガイドの会」のガイド役として、また各種団体の長も務めるなど多様な活躍をされている。
(農業)
亀岡子どもの本研究会(代表)栗山 久枝  「保津の夜明け 角倉(すみのくら)了以翁(りょうい)ものがたり」
保津川開削400年を記念した大型紙芝居
京の都へ食料、木材等の物資を水運により搬送するため、多くの人夫を動員し、保津川開削と水運に成功した苦労話を大型紙芝居によって紹介。
昭和57年に文庫活動を行っていたお母さんたちの勉強会として発足し今年で25年を迎える。発足4年目から創作民話の制作に取組み、「亀岡の創作民話」を毎年1冊発行し、今年10月に第22集を発行。
亀岡地域の自然や寺社仏閣などを題材として、子どもたちに故郷の良さを伝えられたらとの想いを持って活動している。
平成3年からは、会員の手作りによる人形劇や大型紙芝居に取組み、保育園や小学校、子どもの会などで公演するほか、絵本の読み聞かせやブックトーク活動にも取り組んでいる。
黒川孝宏 「寅天堰(とらてんぜき)の役割と歴史」
室町時代に築いた寅天堰の歴史や水争い。また、大災害を契機に7井堰を上桂川統合堰に統合され現在に至る維持管理の苦労話などを紹介。
亀岡市文化資料館館長。資料館開館に伴い歴史分野担当の学芸員として調査・研究・展示事業に携わる。亀岡市史編纂の際には、中世・近世の調査執筆者として活躍。現在は館長として、歴史分野のみならず自然分野など、多方面にわたって活躍中。
主な著書として「明智光秀と丹波・亀岡」(展示会図録)等がある。
(亀岡文化資料館館長)
 川邊久留実 「走田(はせだ)の神様」
老百姓夫婦と馬の暮らしの話。嵐により米が不作となり年貢が払えずに庄屋に馬を連れて行かれました。老夫婦は馬の取り返しを走田神社に願ったところ、夜な夜な神馬が老夫婦宅へ通うようになりました。その馬の蹄の跡が農業用水路となったお話。
亀岡子どもの本研究会の会員として活動。
創作民話の作成や小中学生に民話の読み聞かせを行っている。
(亀岡子どもの本研究会 会員)
(職業等は開催当時のもの)

意見交換の概要(主な意見等)

  • 地域の民話や歴史を知ることで、その地を訪れたときにそういったことを思い描きながら今現在のことを図り知ることが出来る。
  • 子どもたちが、素話を聞いて、自分の中で経験と結びついて想像できることがすばらしいことだと思う。
  • 子どもたちには実際に現場に行って、いろんな事を経験し、自分で感じることが大切ではないか。
  • 目の前で熱心に語っているのを聞くと心に響く。これは地味であり、広がりとしてはゆっくりであるが、確実に広がっていくものであり、語りの役割はすごいものがあると実感した。
  • 広く全国へ伝えることも重要だが、まず住んでいる地域の方に伝承していくことが大切ではないか。

お問合せ先

農村振興局設計課広報G

代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3595-6338

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