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農林水産省

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日本の農村の原風景「清水棚田」

清水棚田

地域の概要

深い緑と豊かな渓流に恵まれ、山の斜面に拓かれきた棚田と等高線上に築かれた石垣は、遠い昔から今日までその力強さと曲線の美しさを語ってくれています。棚田は約6,500枚、そのすべてが石垣で築かれ、傾斜度は20~40度、最大のものは45度に達します。棚田の歴史について詳しい資料は残っていませんが、古老によると約200年前から築かれてきたといわれています。山を拓いて切り出した石を利用した水田は、代々大切に受け継がれ美しい棚田風景ができました。

地域の保全のための取り組み

中山間地が抱える過疎、高齢化に代表される難問に直面しながらも、先祖が築き代々受け継がれた棚田を精神面での支えとして守っていくため、地域の有志が「TAKE(岳)・棚田プロジェクト21」を立ち上げ、清流と棚田の保全、地域の経済的文化的活性化を活動目的に掲げて、この地域の風景がもつ意義を共有する地区内外の人々との交流、連携を通しさまざまな取組みが行われています。長崎県ふるさと活性化基金を活用した「長崎ふるさとを考える会」に先立ちワークショップを開催し、シンポジウムを通して住民の合意形成を図りながらむらづくりのあり方を検討、その結果を形にする第一歩として「棚田地域保全整備事業」により用排水路、農道、鳥獣害防止柵が整備されました。また、近くの県道沿いに棚田展望台も造られています。

交通アクセス

(ア)JR九州長崎本線諫早駅下車、諫早駅前バスターミナルから長崎県営バスまたは島鉄バス雲仙・小浜・口之津方面行き乗車、木場バス停で下車、長崎県営バス上岳行きに乗り換え、岳または終点上岳下車すぐ。(所要時間50分)

(イ)長崎空港から長崎県営バス雲仙行き乗車、木場バス停で下車、長崎県営バス上岳行きに乗り換え、岳または終点上岳下車すぐ。(所要時間1時間20分)

(ウ)国道57号線千々石町木場交差点から県道128号(雲仙千々石)線方面へ、岳口バス停を左折後約2km。(所要時間10分)

 

お問合せ先

農村振興局整備部設計課

代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3559-6338
FAX:03-5511-8251