このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

地域と共に築いた管理体制を守り抜く

宮川用水土地改良区管理係長稲葉達紀氏(三重県伊勢市)取材年月:平成29年12月

【宮川用水土地改良区】
宮川用水土地改良区は、三重県南西部の伊勢平野に広がる水田を主体とした約4,600haの農地を受益とする宮川用水地区の基幹的な農業水利施設を管理しています。

1.「人」と向き合いながら歩んできた稲葉さん
稲葉さんは、施設の管理に関するものだけでなく、農地の相続手続きに関することなど、組合員からの多岐にわたる相談に対応していますが、まずは現場に行き、顔を見て話すように心がけているそうです。「理論ではなく、人と人との話し合いを大切にしている。農業に真剣に取り組んでいるからこそ苦情がでてくる。最後には解ってくれる人が多い。」と苦労しながらも組合員の方と一緒に地域を支えていこうという熱い気持ちを語ってくれました。
地区内の用水施設

2.土地改良区への理解を深めるために
宮川用水では、渇水時にきめ細かな流量管理のため、300箇所を超えるバルブの開閉操作を連日行うこともあります。このため、水路上部の草刈りやフェンスのペンキ塗り等の平時の維持管理作業への対応が困難となるため、宮川用水では地域の自治体や養護学校などに、こうした管理作業を委託する「アドプト協定」を結んでいます。協定のおかげで、流量管理に専念でき、また、地元から器具の貸し出し等の問い合わせが増えたことから、宮川用水への関心が非農家の方も含めた地域において深まってきていると感じています。
自治体と共に管理している水路上部の公園

3.農家の方からの感謝を胸に
今の稲葉さんの取組を支えているものは、農家の方からの感謝だそうです。「工事を担当していた施設によって水が出るようになり、農家の方がとても喜んでくれたことがあった。その感謝された経験が今でも自分を支えている。」と話してくれました。

添付資料

☆インタビュー記事です!☆
地域と共に築いた管理体制を守り抜く(PDF : 303KB)

お問合せ先

農村振興局整備部設計課

代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3502-6338

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader