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農林水産省

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特集1 「もしも」に役立つ日々の知恵(6)

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被災時に重要な水のこと


生きるうえで欠かせない水の確保について、日頃から気をつけておけることを、ここで紹介しておきましょう。

災害時、水を沸かすのが困難な場合は!

こんな簡易浄水器も…。
最近ではこのような簡易浄水器が販売されています。常備しておくと安心ですね。
携帯型浄水器
携帯型浄水器ビニール袋に浄化したい水を入れて、繊維状活性炭で濾して使うタイプ

携帯用ストロー型浄水器
携帯用ストロー型浄水器
携帯用ストロー型浄水器ストロータイプの浄水器で、粒状活性炭やコーラルサンド、銀などの働きで浄水します
ひとり1日3リットルを目安に

災害によって水道管が破損した場合、復旧までに時間がかかります。阪神・淡路大震災では神戸市の水道が復旧するまでに90日かかりました。その間、給水対策は講じられますが、災害直後から2~3日までは困らない程度に飲料水を確保しておく必要があります。

飲料水として、ひとり1日最低でも2リットル、できれば3リットルを目安に準備しておきましょう。最近ではペットボトルの飲料水が手頃な値段で出回っていますから、箱で買い求めておくといいでしょう。
浴槽の水やトイレのタンクに残った水なども、当座は大切に使うようにしましょう。

水の容器と運び方

手持ちの水がなくなったあと、公園や避難所に来てくれる給水車はまさに命綱です。飲料水がなくなり、脱水状態に陥ることが最も危険だからです。

給水車から水をもらったら、それを運ばなくてはいけません。普段、蛇口をひねれば水が出る生活が当たり前なので、水の重さも気にしたことがないのではないでしょうか。しかし、運ぶとなるとけっこう大変。20リットルのポリタンクなど、そうやすやすとは運べません。また、飲み水を保管するには、中を洗いにくい大きなポリタンクは衛生面で心配があります。20リットル用のポリタンクひとつより、10リットル用のポリタンク2つのほうが、運ぶにも保管するにも使い勝手がよいでしょう。使い切ったあとのペットボトル1リットル用、2リットル用は重宝で、子どもでも運ぶことができます。また3.8リットル、7.6リットル用と容量が選べるアウトドア用のウォータージャグも広口なら中も洗え、衛生的でひとつ持っていると便利です。

ここでも食品用のポリ袋が使えます。バケツなど清潔に水を貯めておく道具がないときには、大きなポリ袋をしっかりとしたダンボール箱の中に入れ込み、簡易バケツとして使うのです。持ち重りのする水も抱えれば運びやすく、またポリ袋の口を結んでおけば、ほこりも入りません。

水は沸かして飲むことが鉄則です。被災してからだが弱っているときは、おなかも壊しやすいもの。生水を飲むときは、できるだけ新しいミネラルウォーターにしましょう。

水筒水タンク

缶詰やレトルト食品の賞味期限は切れていませんか。便利な携行食には、ほかにどんなものがあるでしょうか。1年に一度は非常持出袋の中身を点検しましょう。

一般に食肉魚介類や調理食品類の缶詰の賞味期限は3~5年とされていますし、防災非常食として定番の乾パンも賞味期限は5年。ですから、一度非常持出袋をセットしてしまえば、数年は中身を入れ替えないという場合も多いことでしょう。

でも、時を経て、家族構成や家族の健康状態が変わっていることもあります。子どもが生まれたり、同居している親に老化が目立つなど、そうした状況の変化に応じて備えも変えなくてはいけません。高齢者には食べやすいおかゆやスープの缶詰を、赤ちゃんがいる家庭ではミルクの予備を。水も余分に必要ですね。

年末の大掃除が済んだ後や、防災の日でもいいでしょう。1度か2度、確認日を決め、中身の賞味期限のチェックや、新たに必要なものの買い足しなどを行うようにしましょう。