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農林水産省

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特集 有機農業 -循環と共生-(6)

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販売・流通の分野で 生産者と消費者の思いを結ぶ


消費者のニーズに応えて、有機農産物や有機加工品を幅広く取り扱っている生活協同組合や販売店の横顔を紹介します。

パルシステム生協

パルシステム生協
パルシステム生協
消費者が産地を訪ね、「公開確認会」や「田んぼの生きもの調査」を実施
http://www.pal.or.jp/

産地交流を重視し有機農産物も宅配
近年、自然に即し、環境に配慮したライフスタイルに注目する人が増えています。そういった人たちのニーズに応え、有機農産物や有機加工品を取り扱う企業も多くなりました。

パルシステム生活協同組合連合会は、店舗は持たず、個人宅配を中心に商品の販売をしていますが、同会で取り扱っている青果、米、畜産物のほとんどが産直品です。日本で有機JAS認証を受けている生産者のうち、15%が同会の産直産地の生産者になっていると聞きました。

同会と契約産地とは、(1)生産者、産地が明らかであること、(2)生産方法や出荷基準が明らかで生産の履歴がわかること、(3)環境保全型、資源循環型農業をめざしていること、(4)生産者と組合員相互の交流ができること、の四原則に基づいて、ともに活動しています。

特徴的な活動として、各産地で農薬の使用を可能な限り抑える農業を支援する「農薬削減プログラム」のほか、組合員が産地を訪れて、消費者と生産者がともに栽培状況などを確認する「公開確認会」や「田んぼの生きもの調査」などを行っているそうです。

こうした活動の結果、新たに有機農業に取り組む生産者が増えはじめたといいます。

国内外の有機加工品を取り扱う専門店
また、小売店でも有機農産物や有機加工品のコーナーを設けている店舗が多くなりました。

首都圏を中心に30店舗を展開しているナチュラルハウスは、28年前から自然食品や自然化粧品の販売を手がけている、老舗のオーガニック専門店です。有機栽培農産物の品揃えも充実し、海外の有機加工品なども豊富に取り扱っています。

また、調味料から惣菜、菓子類、化粧品にいたるまで、原材料の一つひとつを厳選し、オリジナル商品を開発。規格外の有機農産物なども積極的に利用しています。

販売のほかに、産地交流ツアーやイベントも定期的に開催するなど、生産者と消費者をつなぐ取り組みも行っています。

私たち消費者は、共生や循環、環境保護といった背景を理解して、これらの製品を選ぶことも大切かもしれません。

ナチュラルハウス
各地の有機農産物やオリジナルの有機加工品が並ぶ店内。古くからのファンも多い
ナチュラルハウス