このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

MAFF TOPICS(3)

  • 印刷

料理人にスポットを当てた

農林水産省「料理マスターズ」ブロンズ賞7名が決定


農林水産分野の発展に貢献している料理人を顕彰する、農林水産省「料理マスターズ」のブロンズ賞7名が選定されました。いずれの受賞者も料理人としての実力はもちろんのこと日本の食文化の発展・啓蒙や深く地域と結びつき地産地消などに尽力している方々です。

生産者の畑で食材の味を確かめる、今回の受賞者の奥田政行さん(アル・ケッチァーノ)

生産者の畑で食材の味を確かめる、今回の受賞者の奥田政行さん(アル・ケッチァーノ)

MASTERS

「料理マスターズ」のメダルとバッジ。

「料理マスターズ」のメダルとバッジ。ブロンズ賞は毎年最大8名、シルバー賞は毎年最大5名、ゴールド賞は毎年最大3名に贈られる
料理人にとっても励みになる賞に
 今年8月、料理人を対象にした新たな顕彰制度、農林水産省「料理マスターズ」が創設されました。

「料理マスターズ」は料理をレストランなどで提供するだけではなく、日本の「食」や「食材」、「食文化」の素晴らしさや奥深さ、その魅力に誇りとこだわりを持ち、生産者や食品企業と協力関係を築いて、これらの伝承発展、利用、普及に貢献した料理人に贈る賞です。

 これらの活動を5年以上に渡り継続して行っていることが応募の条件となります。

 賞は「ブロンズ賞」「シルバー賞」「ゴールド賞」と3種類。ブロンズ賞からシルバー賞へ、シルバー賞からゴールド賞へ昇格するためには、各賞受賞後さらに5年以上の功績を上げなければなりません。

 したがって初年度の今年はブロンズ賞のみとなりました。

 今年の応募者は自薦他薦含めて106名。事務局による第1次審査を経て、幅広い分野の有識者からなる料理人顕彰制度審査委員11名が、厳正なる第2次審査を行いました。

 初年度の受賞者は、地産地消を推進し庄内野菜の認知や地域活性化に貢献した山形県「アル・ケッチァーノ」のシェフ・奥田政行さんや、全国に食べるラー油ブームを起こすきっかけとなり、石垣島の食材への関心を呼んだ沖縄県「辺銀(ぺんぎん)食堂」の辺銀暁峰さんら7名が選定されました。

 審査委員のひとり、東京農業大学名誉教授の小泉武夫さんは「日本人の料理感覚は、あらゆる民族の中で至妙の域にあり、その技法は日本固有の文化のひとつといってよいでしょう。その偉大な料理文化を、これからの日本のために橋渡ししてくださる、国の宝としての担い手になってください」とコメントを寄せています。

 こうした制度が料理人の方々の地道な活動を後押しし、地域の生産者や食品産業との連携が深まることで、新たな農林水産業の可能性が広がることが期待できます。


平成22年農林水産省「料理マスターズ」 ブロンズ賞受賞者と評価された取り組み (敬称省略)

奥田政行 アル・ケッチァーノ   奥田政行 アル・ケッチァーノ(イタリア料理)山形県鶴岡市
故郷の庄内地域を元気にしたいという思いから、地元の野菜、畜産物、海産物などの食材を使用し、生産者と育みあう関係をつくってきた。

  音羽和紀 オトワレストラン   音羽和紀 オトワレストラン(フランス料理)栃木県宇都宮市
約30年間にわたり生産者やJAと連携して県内農畜産物の使用・普及に取り組み、生産者向けに料理講習会や販売促進のアドバイス等を行ってきた。

  大塚健一 ル・ゴロワ   大塚健一 ル・ゴロワ(フランス料理)東京都渋谷区
北海道という土地や食材に魅せられ、ほとんどの食材を北海道から生産者との直接取引で仕入れるとともに、生産者の思いを最大限考慮した料理を提供している。

柏田幸二郎 かさね   柏田幸二郎 かさね(日本料理)東京都港区
出身地宮崎や富山の旬の食材にこだわり、直接取引を続けるとともに、その土地の個性を大切にしながら食材の特性を最大限に引き出す料理法や味付けなどを開拓。

  北沢正和 職人館   北沢正和 職人館(そば)長野県佐久市
地元産の食材を使用し、地域食材の魅力を表現するだけでなく、他のシェフ仲間等にもその魅力を紹介して生産者との直接取引量を増やすなど、地域を盛り上げる工夫をしている。

  森 義文 カハラ   森 義文 カハラ(フランス料理)大阪市北区
30年近くにわたり、地域の人間しか知らないような無名の食材を見いだして料理に取り入れるとともに、他の料理人にもこうした食材の存在を紹介して普及に努めてきた。

辺銀暁峰 辺銀食堂   辺銀暁峰 辺銀食堂(無国籍料理)沖縄県石垣市
島唐辛子をはじめ石垣島産の食材を使った「石垣島ラー油」を開発、全国の「食べるラー油」ブームの先がけとなった。島内ではごく普通の食材に国内からの注目を集め価値向上に貢献。