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MAFF TOPICS(2)

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地球規模で森林のあり方を考えましょう

2011年は「国際森林年」です


世界の森林の減少は年々進行しており楽観できない状況です。
森林の持つさまざまな機能は、人々が健やかに生活するために不可欠なもの。
かけがえのない森林を守り、再生を呼び掛けるために、2006年の国連総会で2011年を「国際森林年」とすることが決議されました。わが国でも記念イベントなどさまざまな取り組みを行っていきます。

国際森林年のロゴマーク

国際森林年のロゴマーク
「Forests For People(人々のための森林)」
家を作る木材や食料、水、医薬品の原材料などの供給、生物多様性の保全、気候変動の緩和など、森林の多面的機能が人類の生存にとって欠かせないものである、というメッセージが込められている

手入れがされた人工林

天然林

日本は豊かな森林資源に恵まれている。森林には、木材供給のほか野生動物の生息地となったり、人に安らぎを与えたりするなどの機能がある。
(上)手入れがされた人工林/(下)天然林
減少し続ける世界の森林
現在、世界の森林を取り巻く状況は非常に厳しくなっています。

国連食糧農業機関(FAO)の統計によると、2000年から2010年までの10年間で農地転用や違法伐採などにより減少した森林は、日本の国土面積の約1.5倍にも上っています。

森林の減少は生物多様性の保全を脅かしたり、地球温暖化につながったりするなど、人々の生活に少なからず影響を及ぼしています。

こうした現状を受け、森林の重要性に対する世界の人々の理解や意識の向上、保全・再生といった取り組みへの積極的参加などを呼び掛ける目的で、2011年を「国際森林年」とすることが決定されました。

中心となるのは国連事務局直属の国連森林フォーラム事務局で、国際森林映画祭や記念切手の発行、森林に貢献している功労者を世界中から募集して顕彰する「フォレストヒーローズ」など、数多くの取り組みが一年間に渡り実施されます。

資源として利用されていない日本の森林
世界の森林は減少傾向にあるという問題を抱えていますが、日本の状況は異なります。

日本の国土面積の約66%は森林で、人工林の蓄積は昭和41年の5倍に達し、森林資源は充実しています。しかしながら、林業は利益が上がらないなどの理由から伐採が控えられたり、間伐を行ってもその木材が森林に放置されていたりと、資源が上手く利用されていないという別の問題を抱えています。

2011年「国際森林年」に向け、国内では12月18日に石川県金沢市で、国際生物多様性年の閉年セレモニーと国際森林年への橋渡しのセレモニーが行われました。

またこれに先立ち、12月16日には有識者や著名人をメンバーとした国際森林年国内委員会も発足しました。

国際森林年には海外の専門家を招いた国際森林会議や、全国各地での植樹祭・育樹祭、「美しい森林づくり推進国民会議」「木づかい運動」などの数多くのイベントが開催され、それらを通して森林や木に親しんでもらえる取り組みが行われます。

「国際森林年」は、我が国が抱える森林の課題や、健全な森林を子どもたちの世代に引き継ぐためにいま私たちができることなどを改めて考えてみる良い機会です。記念イベントの日時・場所などは随時HPでお知らせしますので、参加してみてはいかがでしょう。