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農林水産省

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特集1 応援しよう!国産の力(5)

カシコク選んで、オイシク食べる

消費者のチカラ


世界の食料問題がさらに深刻化すると見込まれる中で、食料を安定的に確保するためには、自給率を向上させることが大切です。
私たち消費者の一人ひとりができることを、改めて考えてみませんか。


大地を守る会の直営青果店

大地を守る会の直営青果店

会員に届く商品カタログ

会員に届く商品カタログ

国産の力を支え続ける活動事例
現在、生活協同組合をはじめさまざまな団体が、産地直送品や国産の農産・水産物にこだわって宅配などを行っています。
生産者と消費者を結ぶ有機食材宅配の草分け的存在である「大地を守る会」を訪ねました。

大地を守る会は昭和50年にNGO(非政府組織)としてスタートし、その流通部門として昭和52年に設立されたのが、株式会社大地を守る会です。同会は日本の第一次産業を守り育て、人々の生命と健康を守り、持続可能な社会を創造することで、「自然環境と調和した」生命を大切にする社会を実現することを理念に、活動をしてきました。大地を守る会ではP8-9で紹介した「THAT’S国産鶏」とP10-11で紹介した遠忠商店の商品も扱っています。

国産の力を支えること、また東日本大震災で被災した生産者を支えることについて話してくれたのは、畜産水産グループ長・吉田和生さんです。

「食べものは考える素材」
大地を守る会では、国産であることと同時に、トレース(流通経路を生産段階から最終消費段階までの追跡)ができるということを大事にしています。

一般的な大口の流通やバイヤー、販売担当者は消費者が本当に望んでいるかどうかは別として、「売りやすい」ということを重視します。

ただ、消費者の皆さんももっとトレーサビリティの情報があったら、きちんと選択していくのではないでしょうか。

これから消費者に受け入れられていくためには、商品の流通経路をはっきりとさせていくことが必要と考えます。

まして今、放射能の問題が出てきているので、国や、あるいは地方なども、正確な情報を伝えて行くことが重要です。

大地を守る会でも積極的に情報開示をしていくつもりです。そうすることが消費者の不安の解消につながるのだ思います。

われわれは「食べ物は考える素材です」ということを言い続けてきました。食べ物の背景に何があるのか、食べ物を通じてそれを消費者に伝えて行くことが、大地を守る会の仕事です。

産地から直接買ってくることだけが産地直送ではなくて、その中に作り手の思いや技術、生活が結びついてこないと意味がないと思っています。産直をするにしても、生産者とどういう関係が作れるのかということが大切です。

国産力を守ることが日本の農林水産業を衰退させない、ひいては被災地の農林水産業の復興にもつながる後方支援になるという形に持っていきたいと思っています。


大地を守る会の直営青果店

大地を守る会
http://www.daichi.or.jp
大地を守る会の震災復興支援
「食べて復興応援プロジェクト」
被災地域にいる生産者の商品を販売し、生産者の収入につなげることで、復興を応援する仕組みになっています。いまだ避難所生活を余儀なくされている生産者、復旧に歩み出した生産者、被災されたすべての生産者を「食べること」で応援します。被災地の復興に伴って、取り扱う商品を増やしていく予定だそうです。

「福島と北関東の農家がんばろうセット」
福島県と北関東の生産者は、東北地方太平洋地震と東京電力福島第一原発事故によって大きな被害を受けています。大地を守る会では暫定規制値以下であることが確認できている野菜のセットを販売しています。福島県と北関東の農産物を購入することで、継続的に応援していく取り組みです。

「大地と海の復興プロジェクト」
「漁師が漁師として生きるために。農家が農家として生きるために」を合言葉に立ちあげられたプロジェクトです。第一次産業の技術は日本の貴重な財産です。生産者が生産者として、新たな土地で生産活動を再開する橋渡しになればと考え、支援内容を集約し、適切なマッチングを行っています。


役に立つこんなサイト、こんな本
全国のお取り寄せや農産物直売所、水産市場などが分かるサイトやガイドブックを紹介します。

大地を守る会の直営青果店

  大地を守る会の直営青果店

  大地を守る会の直営青果店

「漁村へGO!」
海の幸直売所やレストラン、お魚市場が調べられるサイト
http://www.gyoson-go.com/index.html
  「グリーン・ツーリズム」
農産物直売所や農家レストランが調べられるサイト
http://www.ohrai.jp/gt/
  「みんなの産直」
食材の宅配・通販の情報サイト
http://watagonia.com/food/

大地を守る会の直営青果店

  大地を守る会の直営青果店

   

『新刊 農産物直売所へ行こう!』
買い物客で行列のできる直売所のさらに便利で賢い利用法と 農産物の流通革命を追う一冊。全国オススメ直売所1,000店の リストが掲載されています。
ごま書房発行(1,470円)
  『きらめく農家レストラン』
地元の食材にこだわった農家レストランの経営者7人が語る農家 レストランの魅力ほか、農家レストラン情報を一覧表でご紹介しています。 財団法人都市農山漁村交流活性化機構発行(1,000円)
   

私たちにできること 自給率向上のための5つのアクション
自給率を高めていくためには、国はもちろん、みんなが力を合わせることが必要です。

1.「いまが旬」の食べ物を選びましょう。
「旬」の農産物は、もっとも適した時期に無理なく作られるので、余分な手間や燃料などを必要としません。味も良く、栄養もたっぷりで身体にも環境にも優しい食事が実現できます。

2.地元でとれる食材を日々の食事に活かしましょう。
私たちが住んでいる土地には、その風土や環境に適した農産物が育ちます。身近でとれた農産物は新鮮です。一人一人が地元でとれる食材を選ぶことが、地域の農業を応援することになります。(地元農業の応援はもちろん国産農産物の応援になります!)

3.ごはんを中心に、野菜をたっぷり使ったバランスのよい食事を心がけましょう。
油の取り過ぎはさまざまな生活習慣病を引き起こす原因にもなっています。ごはんを中心に、野菜をたっぷり使ったバランスのよい食事を心がけましょう。

4.食べ残しを減らしましょう。
開発途上国で飢餓が問題となっている中、日本では食料を大量に輸入して大量に捨てています。この現状を踏まえ、家庭においても、食品の無駄な廃棄、食べ残しを減らしましょう。(食料の無駄を減らすことは、食料輸入を少なくすることにもつながります。)

5.自給率向上を図るさまざまな取り組みを知り、試し、応援しましょう。
米粉を使ったパン・麺などの新しいメニュー、国産飼料を使った牛や豚、鶏などの肥育、地産地消地域ブランド、直接契約による生産などの活動を知り、実際に味わうなどして応援しましょう。