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農林水産省

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MAFF TOPICS(1)

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砂糖を毎日の食卓に届けるために

砂糖の価格調整制度の仕組み


MAFFとは農林水産省の英語表記「Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries」の略称です。
MAFF TOPICSでは農林水産省のお知らせを中心に、暮らしに役立つさまざまな情報をお届けします。
日々の料理に欠かすことのできない砂糖。また、我が国の食料自給率40%(平成21年度カロリーベース)のうち
砂糖は約3%を占め自給率の維持にも大きく貢献しています。改めて身近な砂糖の生産や安定的な供給を支えている仕組み、取り巻く状況がどのようになっているのかを見てみましょう。

倒れてもまた伸びてくる生命力の強いさとうきびは、台風の常襲地帯である沖縄県や鹿児島県南西諸島にとって重要な作物

倒れてもまた伸びてくる生命力の強いさとうきびは、台風の常襲地帯である沖縄県や鹿児島県南西諸島にとって重要な作物

北海道の大地に広がるてん菜畑

北海道の大地に広がるてん菜畑

砂糖の生産・供給を支える仕組み
砂糖は国民の摂取カロリー全体の約8%を占めています。私たちの食生活にとって、砂糖を摂らない日はないほど密接な関わりのある食材です。

また、東日本大震災では震災当日から救援が来るまでの間、被災者の方々が砂糖をなめて飢えをしのいだ、という報道もあり話題となりました。

暮らしに不可欠な食品である砂糖ですが、国の政策として国内で砂糖を生産し、消費者に安定的に供給するための仕組みとして、「砂糖の価格調整制度(以下、糖調制度)」があるのをご存じでしょうか。

国内で売られている砂糖は、タイやオーストラリアなどから輸入される外国産原料糖と、国内産糖から製造されていますが、外国産と国内産には価格差があります。

糖調制度は国内外の価格のバランスを取るために、海外から安い外国産の原料糖を輸入する際に、輸入者(精製糖企業など)から調整金を徴収し、これを財源とし砂糖の原料となるさとうきび・てん菜を栽培している国内の生産農家や、国内産糖の製糖工場を支援する仕組みです。

台風の被害を受けにくいさとうきびは、沖縄県や鹿児島県南西諸島の基幹的な農産物です。また北海道で栽培されているてん菜は作物の連作障害を回避するための輪作に欠かせない重要な作物です。これらを栽培する地域には国内産糖の製糖工場が立地しており、地域の農業、経済や雇用を支える極めて大切な役割も果たしています。

砂糖は国際商品
砂糖は小麦やとうもろこし同様に、世界中で広く取引されている国際商品です。

今までの糖調制度では、調整金を算定するための「粗糖の平均輸入価格」を計算するときには世界最大の砂糖市場である、ニューヨーク(NY)商品取引所の「粗糖現物価格」を使用していました。しかしNY商品取引所はこのたび現物価格を廃止し、先物価格のみを公表することとしたため、7月以降は東京穀物商品取引所(東穀)が新たに「粗糖現物価格」を調査・公表することになりました。

農林水産省ではNY商品取引所の「粗糖先物価格」や、東穀の「粗糖現物価格」の情報などを活用し、今後も円滑な糖調制度の運営を行っていきます。

皆さんが砂糖を買うと、巡りめぐって沖縄のさとうきび畑などが守られることになるのです。一袋の砂糖には、消費者に安定的に砂糖を届けるための、さまざまな仕組みも詰まっています。


国内産の砂糖を支える仕組み